大会情報

  • 日程 2020年11月03日(火)
  • 会場 福岡国際センター
  • 開催日時概要

    13:00開場/13:30プレリミナリーファイト開始/15:00開始

大会概要

  • 主催・後援

    ◆主催・著作 K-1実行委員会
    ◆後援 西日本スポーツ
    ◆企画・制作 株式会社M-1スポーツメディア
    ◆運 営 株式会社グッドルーザー

  • アクセス

    福岡県福岡市博多区築港本町2-2 tel. 092-272-1111
    ※地下鉄「呉服町」駅より徒歩17分/中洲川端駅より徒歩18分/天神駅より徒歩25分
    ※JR「博多」駅より徒歩30分/西鉄天神駅より徒歩25分

対戦カード

プレリミナリーファイト第1試合/-53kg契約/3分3R


大石 和希 Oishi Kazuki

プレリミナリーファイト第1試合/-53kg契約/3分3R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:29/30:28/30:29
  • ×
x

西林 翔平 Nishibayashi Shohei

 1R、上背で優る大石が前に出て圧力を掛けていく。ジャブ、左ボディから右ローを放つ大石に西林もローを中心に応戦する。

 2Rも大石がジャブ、ストレートから左ボディを繋げる。パンチを返しローを入れて押し返さんとする西林だが、大石は圧力を弱めない。ロープを背負わせ、左ボディフック、右フックと西林を襲う大石。タイミングよくハイキックを決める西林だが、大石の勢いを落とすには至らない。

 3Rもやはり大石が前に出て右ストレート、左フックと西林を攻める。西林も押し返してハイキック、ヒザ蹴りと放つが、大石は圧を掛け続け右ストレート、左フック。だが圧を受ける西林だが、右クロス、バックブローと反撃し、跳びヒザ、ボディへのヒザと攻勢を作る。判定は30-29、30-28、30-29の3-0で大石。福岡県出身の大石が勝利した。

プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R


勇治 Yuji

プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:25/30:26/30:27
  • ×
x

志樹 Motoki

 1R、志樹が蹴りで先制するが、勇治も右ストレートでとらえる。志樹がカウンターの左でとらえるが、勇治が再び右ストレートを決めダウンを奪う。立ち上がった志樹に勇治は右アッパー、左フック、右フックと連打し、スタンディングダウンを奪ったところで1R終了となる。

 2R、依然志樹はダメージが感じられる。逆に勇治は自信を強め前に進んでいく。ダウンを奪った右ストレートを伸ばす勇治だが、このラウンドは志樹も警戒しておりクリーンヒットさせない。

 3R、パンチで切り込みたい勇治だが、志樹は距離を遠く取っており、勇治は右ストレートでとらえても浅い当たりにとどまる。志樹は跳び二段蹴り、勇治もフックとストレートを伸ばすが、相手をとらえるには至らない。判定は30-25、30-26、30-27の3-0で勇治。2度ダウンを奪った勇治が勝利した。

プレリミナリーファイト第3試合/-59kg契約/3分3R


寺田 匠 Terada Takumi

プレリミナリーファイト第3試合/-59kg契約/3分3R

  • ●
  • KO
    • 1R 2分6秒
  • ×
x

貞松 宏隆 Sadamatsu Hirotaka

 1R、両者左フックが相打ちとなるが、寺田が打ち勝ち貞松がダウンする。立ち上がった貞松は右フックを当て、逆に左フック、右ミドルと攻め返す。貞松ペースになっていくかと思われたが、寺田は左フックを決めて動きを止め、最後は右ストレートで貞松を沈めて勝利した。

プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R


野田 蒼 Noda Aoi

プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:27/30:27/30:27
  • ×
x

紫苑 Shion

 1R、両者互いの攻撃を警戒し距離を取って見合う。リーチと身長でまさる紫苑がミドルを放つが野田は見切って当てさせない。ローを返す野田。しかし攻防の中で紫苑の左の蹴りがローブローとなってしまい野田は苦悶。ダメージ回復に時間が取られる。1Rは再開後、程なくしたところでゴング。

 2R、紫苑は上背を利してプレッシャーをかける。しかし野田は鋭い踏み込みからの左フック、右ストレートをヒット。紫苑もパンチから繋いで左ミドルを放つが、野田は見切って当てさせない。そして飛び込みの左フックで紫苑をとらえてダウンを奪う。

 3R、ダウンの挽回に前へ出る紫苑。野田は前蹴り、ミドルで対抗する。そしてタイミングをはかって右ストレート、左フックを振るう。紫苑はダウンを狙って右フック、右ストレートを強振するが、かわした野田が逆に左フック、右クロスととらえる。判定は30-27、30-27、30-27の3-0で野田。ローブローを乗り越え勝利した。

第1試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R


晃貴 Koki

第1試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 1-2
      30:29/29:30/29:30
  • ×
x

壬生狼 一輝 Miburo Kazuki

 1R、壬生狼はステップを使い晃貴の周りを回る。晃貴が前に出るが、壬生狼はこれをジャブとフック、前蹴りで押さえる。壬生狼の回転が速く、晃貴も強打を返すが、まだ攻め入らない。

 2R、両者ステップから晃貴が踏み込んでの右ストレートを当てると壬生狼も左フックを振り返す。さらに壬生狼は跳びヒザを見せ、その後もステップを止めない。晃貴はロー・ミドルからパンチで攻めるが、壬生狼も胴回し回転蹴りの大技を見せ対抗する。

 3R、壬生狼は出入りの速いステップから晃貴と打ち合う。晃貴はパンチの中にも左ミドルを織り交ぜるが、壬生狼は腕でディフェンスする。逆に晃貴も壬生狼のパンチをブロックしており、両者均衡が崩れない。判定30-29(晃貴)、30-29(壬生狼)、30-29(壬生狼)の2-1で壬生狼。故郷・福岡でK-1デビュー戦を勝利した。

■試合後の壬生狼一輝のコメント
「(試合の感想は)対戦してくれた晃貴選手、ありがとうございます。今回、初のK-1の舞台ということで、こんな大きな舞台に出させていただいて、ありがとうございます。勝利できて本当によかったです。(相手の印象は)今までやってきた選手とは違うなというのがあって、本当に気持ちの強さだったり、技の一つ一つの強さが伝わってきました。

(初のK-1でものびのび戦えていたようですが)それだけの練習はやってきたので。これで負けたらどんな練習すればいいんだってぐらいの練習をしてきたので。練習が裏切らなかったという感じですね。(拮抗した中で決め手になったのは?)3Rが決め手になったんじゃないかと思います。(ファンにメッセージを)今回、本当に応援ありがとうございます。また次もメチャクチャいい試合するんで、ぜひ応援に来てください。ありがとうございました!」

■試合後の晃貴のコメント
「(試合の感想は)負けて悔しいですね。(相手の印象は)速かった印象がありますね。プレッシャーでは自分が勝ったかなと思ったんですけど、3Rにプレッシャー取られて。戦い方が上手でした。(相手にペースを握られた?)3Rは相手に……プレッシャーをかけられたって感じですね。1R、2Rは自分がかけてたと思うんですけど、3Rにプレッシャーをかけられて印象が悪かったかなと思います。(それは相手が出てきたから?)自分がいけなかったというのもあり、相手が出てきたというのもあり……まあ、そうですね。

(55kgでの自分の動きはどうでしたか?)仕上がりはよかったと思うんですけど、まだまだ改善点がいっぱいありますね。55kgでも負けないような体づくりをこれからしていって、戦い方も変えていかないと55kgで勝てないと思うんで。これから戦い方の練習をしっかりして。53kgの戦い方でそのままやってたんで、55kgの戦い方をしっかり学んで。世界で戦ってる先輩がいっぱいいるんで、その人たちにしっかり聞いて、戦い方をこれから考えていきます。

(ファンにメッセージを)今回、応援してくれたファンの皆様、本当にありがとうございます。自分はこれで終わらないんで、またK-1のステージに立って必ずリベンジするので、よろしくお願いします」

第2試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R


小鉄 Kotetsu

第2試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R

  • ●
  • KO
    • 3R 0分56秒
  • ×
x

絢太 Kenta

 1R、絢太はサウスポーからの左ストレート、左ミドルを放っていく。小鉄はこれをブロックしてまずはローを返していく。絢太は前蹴りを多用して小鉄を止めるが、小鉄も同様に前蹴りを打ち込んでいく。

 2R、絢太が前蹴りとミドルから左ストレートをヒット。しかし小鉄も右ストレートを当て、ボディへの前蹴りで削る。そして右ストレートを当て小鉄が絢太をダウンさせる。ローブローを放ってしまった小鉄は再開後すぐに再び向かうが、両者交錯の後で足を滑らせた小鉄にダウンが宣告される。すぐ立ち上がりダウンを否定した小鉄は再度攻めて出て、右ボディで絢太にダウンを追加して2Rを終える。3R、小鉄は間合いを詰めてショートパンチの連打からヒザ。最後はショートの右フックでKOした。

小鉄のマイク
「沖縄から来ました小鉄です。KOだったんですけどスッキリした試合じゃなくてグダグダ感があってすみません。九州初進出で盛り上がってると思うんですけど、来年は沖縄大会やりましょう。僕がK-1ジム沖縄をしっかりでっかくしていくので、どうかみなさんよろしくお願いします。選手としてもまだまだオファー待ってます。今日はたくさんの応援、相手の絢太選手もありがとうございました」

■試合後の小鉄のコメント
「(試合の感想は)相手のデータがなかったんで、どんな感じかあんまり分からなかったんで、でも思ったより強かったですね。スピードも思ったよりあって。けっこうやるなと1Rで思って、けっこう苦戦するかもなと思ってて。でもだんだん削れたんで、最後はキレイな感じでKOできなかったんですけど、最後はグチャグチャになっちゃったんですけど、最終的に倒せて、まあよかったかなって感じです。

(ダウンをもらったのは?)あれは……コケた僕が悪いんですけど、顔には当たってないんで、ダウンじゃないですね。まあバランス崩した自分が悪いんでダウンでいいんですけど、あれは全然効いてはいないですね。ダウンと言われてビックリしました。(2Rには自分のペースでいけた?)ちょっと固さはありましたけど、そうですね。(沖縄の代表として存在感を見せられた?)うーん……まあでも、全然納得はしてないんで。結果はKOなんですけど、もっと魅せられたかなっていうのはありますね、自分の中で。

(ファンにメッセージを)今日はありがとうございました。会見や今日のマイクでも言わせてもらったんですけど、K-1沖縄大会、絶対やりたいんで、まずは今日こうやってKO勝ちできたんで、沖縄大会に一歩進んだかなって思います。これも本当に応援してくれた皆さんやファンの皆さんのおかげで、しっかり勝つことができたんで、自分、ファイターとしてもまだまだバリバリにいくんで、どうかこれからも応援のほどよろしくお願いします」

■試合後の絢太のコメント
「(試合の感想は)率直に自分の力不足と、気持ち……。気持ちで負けたつもりはないんですけど、気持ちと身体がついていかなくて。小鉄選手は強かったです。(相手の印象は)戦いかたが上手で。1R目、2R目は圧力に対応できたんですけど、3R始まってからフィジカルの面でも攻撃の面でも負けてしまいました。(初参戦のK-1の印象は)いつもは九州内で、ほかのキックボクシングの試合とはまた違ったK-1というブランド。トップのかたの集まりなんで、ものすごくハイレベルで、お客さんの層も厚くて。演出もすごいめちゃめちゃハイレベルな、日本でナンバーワンの団体だと思います。(大舞台で力が出なかった部分は)ふだん、僕は65kgで戦ってるんですけど、やっぱり階級の差……。階級の差はないんですけど、僕が弱かったっていうだけですね。力不足でした。

(削られた場面は)最後にフィニッシュされたところが一番効いたんじゃないですかね。圧力っていうか、相手の力強さ。ふだん倒れない攻撃で倒れてしまう。そこは相手選手の力が強かったんだと思います。(またK-1に上がりたい?)前の公開練習のときにも言わせてもらったんですけど、後楽園ホールで戦ったことがないので、Krush、KHAOS、階段を踏んで、また認められてこの舞台に上がってきたいですね。(ファンにメッセージを)K-1ファンのみなさま、そして何より九州で僕を応援してくださってるみなさま、今回はこのような結果になって本当にすみませんでした。また、応援してもらうときがありましたら、全力で鍛錬積んで次こそ絶対勝って見せるので応援してください。以上です」

第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R


水町 浩 Mizumachi Hiroshi

第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 延長判定
    • 3-0
      10:9/10:9/10:9
  • ×
x

竜樹 Tatsuki

 1R、両者ローでの探り合いから水町は後ろ回し蹴りを放っていく。これに加え水町はストレートをボディと顔面に散らす。しかし竜樹はこれに惑わされず、ローとパンチで圧を懸ける。バックブロー、後ろ回しと回転技を多用する水町だが竜樹はよく見えており当てさせない。

 2R、変わらず回転技を織り交ぜる水町に、竜樹はローと鋭い右ストレートを伸ばしてヒットを狙う。だが水町のブロックに阻まれ、しかし水町のフックも逆にガードして当てさせない。ハイキックの後、竜樹は前蹴りで水町をコーナーまで後退させる。

 3Rも竜樹が前に出て水町にロープを背負わせる。水町の後ろ回し蹴りを前蹴りで崩す竜樹。両者近距離で左右のフックを回転させるが、どちらもガードがしっかりしておりクリーンヒットとはならない。ラウンドが進むにつれ、水町が頭を振りながら放つ左右のフックで竜樹を後退させていく。判定は30-29(水町)、29-29、29-29でドロー。延長戦に突入となる。

 延長R、両者左右のフックを打ち合うが、先にとらえたのは水町。さらにボディへのヒザ、後ろ回し蹴りと攻撃を散らす。ラウンド中盤から距離ができると水町は前蹴り&ジャブ。そして竜樹が入ってくるところにフックを合わせる。この振り回す左右フックが竜樹をとらえる。判定は3者10-9で水町。40歳と20歳の年齢差対決を制した。

水町のマイク
「判定なのにマイクを持たせてもらってすみません。今までK-1活躍したいと思って頑張ってきましたが、ご存知のKOシーン(vs安保瑠輝也)で世界中に倒されるシーンが広まってしまって、自分の一番好きなものが手元から逃げていくような思いをしました。でもここまで続けてこれてよかったです。22年頑張ってきましたけど、今日を持ちまして現役を引退させて頂きます。こうやって発信の場があったからプロとしてやってこれました。僕が言いたいことは人生は戦いの連続です。困難や試練が襲ってきて待ってくれません。襲ってきます。言葉はそういう戦いに気持ちを励ましたりすることに使ってほしいと思います。そうやってやってこれたことを人生の先生に感謝したいと思います。世界中のみなさんひとりひとりが、人生においての戦い、試練・困難に勝利できるよう、心の底から祈ってます」

■試合後の水町浩のコメント
「(試合の感想は)22年間現役をやってきて、ホントに自分の目標だった、夢だったK-1で最後出し切ると思って、最後戦いました。(相手の印象は)ほとんど情報がない選手で、昨日計量の時に初めてフェイス・トゥ・フェイスした時に、人って何となく目を見れば分かるっていう感じがあるんですけど、素直ないいファイターだなと、目を見て思いましたね。今日戦ってみても、ウソのない試合内容だったし、若くて素直で勢いがある選手っていう印象ですね。

(最後と決めての出場だったんですか)僕の中で決めてて、僕の近しい人には『これが最後』と言ってたんですけど、公には言いたくなかったですね。(最後のリングでの思いは)もちろん最後だから、戦いの途中で心が折れそうになって、練習の途中でも心が折れそうになったりする時があるんですけど、そこで『最後、全部出して終わる』と自分で決めてたので、心が折れることはなかったですね。

(3R中盤から調子が上がったのはその気持ちから?)そうですね。練習してきたことがハマることもあればハマらないこともあって、どうしていこうかなという悩みが出た時に、『いや、最後全部出し切るんだ』という風に切り替えたら、まあちょっとブサイクな試合にはなったんですけど(苦笑)、ああいう3R以降の試合になったという形ですね。(この先、格闘技には?)後輩の育成だったりとか……自分自体がスタジオでキックボクシングを教えてるので、それを大きくしていければ、ジムとか出せればいいなと思います。

(22年間の現役生活を振り返って)九州の長崎県で空手を始めて、強くなりたいと高校の時に決めて、卒業して東京に出てきて、よく言うように、終わってみたらあっという間だったなと。やってる時はケガもあったりいろんなことがあって潰れそうになったこともあるんですけど……先ほども言いましたけどやっと37歳でK-1に出る夢を掴んでも、ああいうKO負けっていうか、世界中に自分のKOシーンが流れるような、ああいう思いをして、自分の好きなものが逃げていく恐怖も味わったし、でもそれでもやっぱり、最後、諦めなければチャンスは来ると思って続けてきて、ホントにブサイクな勝ち方ですけど、今の自分は精一杯やった試合かなって感じですね。K-1には若い選手で、技術も精神力も素晴らしい選手がいっぱいいます。今の自分にはあれが精一杯かなと思って、ま、自分はもう出し尽くしました。

(ファンにメッセージを)ホントに22年間ありがとうございました。最後、K-1だし地元・九州だし、恩返しを少しでもできたんじゃないかと思います。人生はいろいろ、格闘技だけじゃなくて戦いがありますけど、負けないで、自分も負けないで頑張っていきますんで、ありがとうございました!」

■試合後の竜樹のコメント
「(試合の感想は)終始、相手のペースで戦ってしまったのかなという感想です。(相手の印象は)めちゃくちゃ気持ちというか、気迫というか、強くて。その気迫に押されちゃったかなっていう感じですね。(地元福岡で初参戦したK-1の印象は)K-1の舞台は自分が想像していたとおりというか、すばらしい舞台で。だからこそ、情けない試合をしてしまって悔いが残ります。

(試合中、ペースを取られてると思った?)そうですね。自分が想像していたというか、やりたいことができなかったというか。グダグダな感じの試合になっちゃったのかなという感じで。ポイント取られてたのかなと思いながら戦ってました。(大舞台で固くなった?)そうですね。1R、ちょっと固かったなという感じで。2R、3Rは緊張というか、そういうのはなくて。でも、ペースに呑まれたというか、そういう感じです。

(試合後、相手の水町選手が引退を宣言したことについては?)結果が発表されたときに水町選手から『もっとがんばれば、若いからもっと上の舞台に行けるから。がんばって』という言葉をもらえて。また、がんばろうかなと思いました。(ファンにメッセージを)この舞台で情けない試合をしてしまって。またイチから出直しで。またチャンスをもらえるなら、それを活かそうと思うので、応援よろしくお願いします」

第4試合/スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R


山田 真子 Yamada Mako

第4試合/スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:29/30:28/30:28
  • ×
x

優 Yu

 1R、上背・リーチでまさる優が中央に立つ。山田はローを出しながら回って出方を探る。やや攻めあぐねていたような山田だが、終盤一気にパンチで距離を詰めて、そこからショートパンチを右・左と回転させて初回を終わる。

 2R、距離を取っていた山田だが、右ミドルから右フックを強打。これに優がガードを固めると山田は左右連打をまとめ打ちし攻め立てる。山田はパンチの回転が速く、一旦攻撃に入ると、頭を振りながら上下にフックを打ち分ける。優は被弾で鼻血が見られる。

 3R、優が前蹴りを放って出るが、山田はこれをステップでかわす。2Rに連打を浴びた優は懐に入られないよう手を高く上げて警戒しながら試合を進める。しかし入ってくる山田を掴んでしまいホールディングで注意が与えられる。判定は30-29、30-28、30-28の3-0で山田。復帰2戦目も勝利し、プロ無敗を守った。

■試合後の山田真子のコメント
「(試合の感想は)ホント悔しいですね。自分的に手応えがあったけん、倒せた試合だったんですけど、詰めが甘かったっていうか。そこが次の課題かなと思います。(試合後も悔しそうでしたが)そうですね、やっぱ今回の大会にかける思いが強かった分、ホント悔しかったですね。(相手の印象は)去年のKrushに出させてもらった時に一緒に練習したことがあって、会場でも、『真子ちゃん頑張れ』って言ってもらったりしてて、それ以来やったんですよね。やけん、計量の時もお互い笑みが出ちゃったり、試合前とかもお互い笑って。そういうところでは緊張感がほぐれたというか。外からのパンチ、1発2発はもらったと思うんですけど、重かったなっていう印象があります。

(相手のトリッキーな技は)あんまり気にはならなかったですね。自分もけっこう蹴りとか蹴り込んで練習してたんで、試合では蹴りも出せてたかなと思うし、そこは別に気にならなかったです。(2Rのラッシュが3R続かなかった?)そうですね。課題ですね、頑張ります。(ファンにメッセージを)今回、会場に足を運んでくださった方、あとABEMAで見てくれてる方、応援本当にありがとうございました。今日の試合で、いろいろ自分の課題がまた見つかったんで、そこを直しつつ、自分の階級で一番が取れるように、しっかりまだまだ向上していくんで、頑張るんで、応援よろしくお願いします」

■試合後の優のコメント
「(試合の感想は)応援ありがとうございました。今日、すごい調子よくて、とっても楽しくて。気分もすごくよくて。35年生きてきて、一番気分がいい一日でした。負けたけど(苦笑)。(相手の印象は)巧かったですね。いままで対戦したいろんなかたよりも上手でしたけど、すごい想定内の動きでした。けど、一個のミスがね…。『ウワッ、やっちまったな』って、一発もらった瞬間に思いましたね。『ヤベー』って感じでした(苦笑)。。

(山田選手は仲のいい優選手との試合でリラックスできたそうだが、優選手もリラックスできた?)そうですね。会見のときも笑っちゃうくらい、正直大好きな選手で。会ったことは1〜2回しかないんですけど、なんかフィーリングが合うような気がして、一回一緒に練習をして。なんて言うんですかね、真子ちゃんの背負ってるものの大きさも感じましたし。お父さんもそのときいらっしゃったんですけど、『二人、がんばってるんだな』というのも感じて。なんか、妹のような感覚でいましたね。戦えて光栄というか、戦いたかった選手だったので。大舞台で二人で戦えてよかったです。

(山田選手の突進力、パンチの威力は?)パンチは威力というよりも当て勘が一発、よかったですね。あの一発は食らって思いました。『いい当て勘、してるな』って。痛かった(苦笑)、です。(その一発の影響は?)もともと左目が弱いんですけど、左目が一瞬見えなくて、ちょっとテンパりました。でも、すぐ回復したんで。

(ファンにメッセージを)福岡大会、すごく素敵な大会になったと思います。みなさんのあったかい応援がとても励みになりましたし、本当に東京で試合をするよりも、とってもホーム感がありました。また、ぜひ福岡でやる際は呼んでほしいと思います。みなさん、ありがとうございました!」

第5試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


山本 真弘 Yamamoto Masahiro

第5試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      28:30/28:30/27:30
  • ×
x

SATORU成合 Satoru Nariai

 1R、山本はサウスポーから速いステップでSATORUの出方を探る。SATORUはこれに対し右ミドル、右ストレート、カカト落としと積極的に行く。これをかわして山本は左ストレートを伸ばす。しかしSATORUも直撃はさせず、山本の入り際に右フックを合わせる。

 2Rも山本は距離をあけて入るタイミングを探る。だがSATORUも右ミドルと右インローを入れ山本を容易には近づかせない。SATORUは自分から出て左右フックを振るうが、山本はこれをブロックし当てさせない。SATROUは圧力・前進を強めてきて、右ストレートと左フックで山本を襲う。

 3R、山本の入り際にSATORUは右アッパーから左フック、そしてショートの連打と攻める。だが、ここは山本が距離をあけて回避する。接近する山本だが、SATORUの連打が回転してブロックに追われ攻撃できない。このまま判定に至るかと思われたが、コーナーを背負った場面からSATORUが体を入れ替え左ボディを打ち込むと山本がダウン。立ち上がった山本にさらにSATORUが左右ボディでダウンを迫るなか終了のゴングとなった。判定は30-28、30-28、30-27の3-0でSATORU。3R最後のダウンで勝利を決定づけた。

■試合後のSATORU成合のコメント
「(試合の感想は)山本選手は昔から知ってる選手で、戦えることが光栄なんですけど、組まれたからには倒さないと。しかも福岡開催で盛り上げないとっていうプレッシャーを勝手に自分で抱え込んで(苦笑)。プレッシャーの中、KOできなかったのは悔しいけど、レジェンドファイターに勝てたのはうれしく思います。

(相手の印象は)いやもう、最近けっこうKO負けとかしていて打たれ弱いのかなという印象だったので、自分の攻撃が当たれば倒せるかなって思ってたんですけど。やっぱり、戦績とかいままでの実力が凄いんで、戦ってみて『やっぱ、うまいな』って。難しかったです。

(試合前にバチバチの打ち合いをすると発言していたが?)打ち合いたかったんですけど、距離の取りかたとか、ベテランだし戦いかたがホント、うまかったんで。バチバチに持っていけなかったかな、と。(最後は距離が合ったからこそのたたみかけだったと思うが?)そうですね。あの距離にもっと早い段階で、できれば1Rからでもいきたかったんですけど。さっき言ったように戦いかたが巧かったので、なかなか距離を縮められなかったですね。(北九魂的には?)もっと北九魂を見せられたかなと思いますね。やっぱ、もっとドンドン詰めて、1R目から倒すくらいの勢いを見せたかったです。

(ファンにメッセージを)初福岡大会、今後も続けられるように、自分ももっと会場を盛り上げたかったんですけど、そこだけはちょっと悔いが残ったんですけど、無事に勝ててホッとしてます。今後ももっともっと、上にいけるようにがんばるんで、応援よろしくお願いいたします」

■試合後の山本真弘のコメント
「(試合の感想は)結果はダメだったですけど、楽しかったですね。(相手の印象は)もっとガンガン来るかなと思ってたんですけど、向こうもやっぱり研究してきてたんで……その中で、強かったかなって。気持ちも強かったんで、楽しかったですね。(最後に畳みかけられたのは、相手にだんだん距離を合わせられた?)そうですかね? パンチをまとめてもらっちゃって、そこから展開を考えてたんですけど、そこの展開に入る前にいいボディをもらっちゃったっていう感じですね。あの距離感を想定してやってたんで、それをどう崩していくかっていうのを前半から考えてたんですけど、そこがちょっとうまく(いかなくて)。向こうも警戒してたんで。(負けたのに楽しかったというのは?)負けは負けですけど、試合までの過程だったり、リングの上で成合選手とやってて楽しかったっていう、率直な感想ですね。

(初めてこれだけ試合間隔が空いたのは?)気持ちと体がうまく合致してなくて、惰性でやってる感じが数戦あったんですよ。あとダメージもあるから、年齢も年齢だし、期間を空けてもいいのかなと思って、思い切って休むような形で。動きはしてたんですけど。(休んだ効果は?)まだちょっと、自分の(今日の)映像を見返してみて。僕としてはよかったというか、減量もうまくいったのもあって、もう1階級落としてやってみたいなっていう、ちょっと違うプランもでてきたっていうか。(今後につながるものは見えてきた?)2年前よりはよかったかなと思いますね。2年前よりはいい動きができてたんじゃないかなと思ってます。(ファンにメッセージを)応援どうもありがとうございました。福岡は前も1回やったことあるんですけど、いい街なんで、できたらまたK-1も定期的に開催されて、あわよくば長崎でも開催されて、どんどん九州で格闘技を盛り上げていってほしいですね、K-1には」

第6試合/スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R


RUI Rui

第6試合/スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R

  • ●
  • KO
    • 2R 2分53秒
  • ×
x

ANIMAL☆KOJI Animal Koji

 クルーザー級のタイトル挑戦を狙うRUIとK-1初参戦の総合格闘家・ANIMALの一戦。1R、RUIはサウスポーから前蹴り、左ミドルを放ちANIMALの前進をけん制。左右フックを振り回すANIMALだが、RUIはこれを当てさせず逆に左ストレートを当て、跳びヒザを顔に打ち込む。RUIは接近戦ではANIMALの腕を抱え込んでパンチを当てさせず、隙を見て顔へのヒザを飛ばす。さらにANIMALにハイキックも放って初回を終える。

 2R、うまくパワーをさばいていたRUIだが、前に出たANIMALが連打から左フックを当てRUIをダウンさせる。立ち上がったRUIにANIMALは圧力を強め、コーナーに詰めて左右のフックでダウンを迫る。ここはしのいだRUIだが、ANIMALが踏み込んでの右ショートストレートでダウンを追加する。ANIMALは攻め手を緩めず、フックとアッパーの波状攻撃でRUIを打ち倒し、2R KOに沈めた。

ANIMALのマイク
「今日からK-1ファイターになりましたANIMAL☆KOJIです。好きなバナナは食べ物です、みなさんよろしくお願いします! 勝ってホッとしましたが、このままこのペースでチャンピオンになるのでよろしくお願いします。なんかクルーザー級で僕とキャラがかぶって選手がいて、エレファントパンチの愛鷹亮選手、似てるってたまに言われるので、同じ階級に同じキャラは一人でいいんだよ! エレファントパンチと野獣どっちが強いか。愛鷹選手、俺と戦おうよ! (場内にいた愛鷹が立ち上がり、これに応じる様子を見せる)次戦はエレファントパンチと野獣のパンチ、見に来てください」

■試合後のANIMAL☆KOJIコメント
「(試合の感想は)地元でしっかり頑張ってるっていう姿を見せられたんで、とりあえずホッとしてます。(相手の印象は)やっぱり同級生なんで、同い年ってやっぱり普通の相手と違ってまた特別な思いで。向こうも、福岡同士なので絶対負けないというか、ダウンしてからも、いつもの感じだと2回目は立たないのが基本だったけど、最後まで立ってきたし、気持ちが伝わるというか、熱い試合になったかなと思います。

(K-1ファンからすると番狂わせだが、こうなる自信は?)自信があったんでK-1に(出たので)。自信がなかったら『やっぱやめます』ってなってると思うし、やっぱ僕もいろいろ、K-1じゃないけど、違う舞台で修羅場はそれなりに潜ってきたと思うんで、一人でアメリカ行ったりもしてきたんで、それが少しは報われたかなって思います。

(これで一気にタイトルに近づいたが?)勝った一瞬はホッとした気持ちでしたけど、またすぐ帰って練習開始して、野獣らしく暴れられるように、体力も動きもたくさん作っていきたいと思ってます。(これからもK-1グループに?)そうですね。このままベルトまでは止まらず。(メインで同階級のタイトルマッチだが?)しっかり見て、次にスタンバイしようかなと思います。

(ファンにメッセージを)今日から正式にK-1ファイターになりましたANIMAL☆KOJIです。好きなバナナは食べ物です!(と、手に持っていたバナナを見せつける) 皆さん、よろしくお願いします。まだまだ修正点もたくさんあるし、これからもっと、会見から全て日本の格闘技を盛り上げられるように頑張るんで、アンチでも何でもいいから、もっと僕のことを見てください。よろしくお願いします!

(ずっとバナナのことを突っ込んでいいのか気になってました(笑))ホントは記者会見で、RUIに参加賞ってバナナをあげようと思ってたけど、思いのほか『リスペクトしてる』とか言われてこっちも出れなくなっちゃって(笑)。空回りしてるなとおもって。(「好きなバナナは食べ物です!」のフレーズは本当に言い間違えだったんですか?)最初はそうだったんですけど、ウケるかなと思って(笑)。でも、さすがに記者会見では言えないかなと。僕も緊張状態で、明日はしっかり狩ろうと思ってたんで」

第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R


朝久 裕貴 Asahisa Hirotaka

第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:27/30:27/30:27
  • ×
x

大岩 龍矢 Oiwa Tatsuya

 弟・泰央がK-1のリングで暴れまわる中、兄・朝久裕貴が久々のK-1参戦。この階級のトップファイターの一角・大岩と拳を交えた。1R、朝久はサウスポーから左ミドル・前蹴り・インローと飛ばしていく。大岩はパンチを振るって攻めんとするが、朝久は左インローを蹴り続ける。これを浴びる大岩だが、接近して左右のフックを振るう。朝久はしかし左ローを奥足にも送ってハイキック。だが、タフな大岩はダメージを見せない。

 2R、大岩は朝久のインローに止まらず、強引に前へ出て右フックを強打する。朝久はこの圧力を横に回ってかわし、前蹴り・ロー・跳びヒザと蹴りを散らす。タフな大岩はこの攻撃に影響を見せず、パンチを打ちつける。だが朝久も左ストレート、顔面ヒザと打ち込む。

 3R、依然大岩は圧力を落とさない。朝久はこれを手で押して下がらせ、左ミドル、前蹴りと当てる。細かな横への動きで大岩の圧力をかわしていく朝久。やや手数の落ちてきた大岩だが、バックブロー、ショートの右フックと攻める。朝久は顔面前蹴り、跳びヒザと当てるが、大岩は倒れない。判定は30-27、30-27、30-27の3-0で朝久。久々のK-1でフルマークの判定勝利を上げ存在を示した。

朝久のマイク
「こんばんは。前日の会見でレベルの違いを見せるとかKOするとか言ったんですけど、大岩選手はやっぱり日本のトップ選手で、世界的にも僕の攻撃で立っていたのは大岩選手だけです。大岩選手とは何年か前に対戦してSNSをフォローし合っていたので、その強さを知ってます。みなさんも分かったと思います。これから大岩選手も僕も頑張りますので、また応援よろしくお願いします」

■試合後の朝久裕貴のコメント
「(試合の感想は)この日に向けて僕は2カ月ぐらいKOで勝つ練習をやってきて、ここ最近はKOが増えてきたんで倒せると思ったんですけど、やっぱり大岩選手は強くて。よく打たれ強さとかタフネスばっかり注目される選手なんですけど、気持ちもパンチも蹴りも強かったです。(相手の印象は)気持ちも体の頑丈さと同じぐらい強くて、あとセコンドに武尊選手がいたんですけど、その指示の通りに動くので、とても器用な選手なんだなって思いました。

(前回との違いは?)お互いに成長していたので、形としては5年ぶりの再戦ということだったんですけど、向こうもたぶん、その時戦った僕と今の僕は違ったと思うんで、新しく別の選手と戦った感覚でした。(地元でのビッグイベントで戦ってみて?)知り合いとか友達とかが応援に来てくれて、東京だとなかなか来られないんですけど、そういう人たちの前で勝利を見せられたというのは大きいと思うんですけど、やっぱり僕はKO勝ちを見せたかったんで、そういう点ではまだまだ力不足だったんだなと思いました。

(タイトルについては)もちろんK-1のベルトはほしいんですけど、武尊選手のことはK-1の中でも尊敬してますし、全格闘技界通じて一番強いのは武尊選手だと思うので、いつか戦える日があれば戦いたいなとは思います。僕の夢としては、僕は世界チャンピオンなんですけど、海外のベルトを持ってる選手を全部集めて、そういう選手を全部倒した後に武尊選手にいきたいなって思ってるんで、全世界のベルトを集めてそれを持って武尊選手にぶつけていく、それが僕の夢です。

(ファンにメッセージを)会場で応援してくださった皆様、ABEMAで応援してくださった皆様、画面越しだったと思うんですけど、応援の声はしっかり僕のところに届いてました。判定勝ちということだったんですけど、勝利がやっぱり一番うれしいんで、無事に勝ててよかったです。次は必ずKO勝ちをお見せします。応援ありがとうございました。押忍!」

■試合後の大岩龍矢のコメント
「(試合の感想は)まあ、向こうが強くて、自分が弱かったっていう感じですね。それだけです。(相手の印象は)いやもう、ホントそのままです。強くかった、それだけです。(前回以上に距離を詰める作戦に見えたが?)そのとおりですね。一応、前の試合を研究して、自分なりに考えてやったんですけど、それ以上に朝久選手が(強かった)。効かした攻撃も何回かあったと思うんですけど、気持ちも強くて、顔にまったく出さずに。ブレずに相手の試合になったなって感じです。手応えはいいパンチも入ったし、いい蹴りも入れたつもりはあったんですけど、さすがですねって感じです。

(そこまでできて、この結果は落胆も大きいのでは?)そうですね。ホント、僕、連敗初めてなんですけど、ちょっといまはけっこう落ちてます。こういう気持ちになったっていうのは……。いままで負けは負けであったんですけど、『クッソー』っていう感じだったのが、いまは本当に『やられたな』っていう。二連敗ということで、いろいろと考えて、またがんばろうかなという感じですね。ちょっとゆっくりして、また考えます。(ファンにメッセージを)本当に僕は周りにはすごい恵まれていて。たくさんサポートとか、いろんなかたに応援していただいていて。福岡はスポンサーさんもたくさんいて、すごい大好きな町ですし。ほんとうにたくさんのかたも観にきていただいて、ホームみたいな感じで。勝ってしっかりと恩返ししたかったんですけど。またあらたに、自分はやるだけですね。しっかり恩返ししないとって思ってます」

第8試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R


野杁 正明 Noiri Masaaki

第8試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 3-0
      30:27/30:26/30:26
  • ×
x

ヴィトー・トファネリ Vitor Tofanelli

 昨年12月、今年3月と世界の強豪から連勝を収めている野杁。今大会では日本でキャリアを重ねるブラジル人ファイターのトファネリと対戦した。1R、トファネリはバックキックで探りを入れるが、野杁は落ち着いて前に出るてローを入れていく。野杁はジャブとローでトファネリにロープ・コーナーを背負わせて展開する。キレのある左フックを振るうトファネリだが、野杁はガード固くして当てさせない。

 2R、野杁はロー、ヒザと打ち込み、圧力を増してトファネリに迫る。野杁は左ボディフック、顔面ヒザ、左ストレートと打ち込みダウンを迫る。ヨロめくトファネリだが、これまでKO負けを喫したことがないだけに倒れない。しかし野杁が再び右ストレートを打ち込むと、トファネリはやや時間を置き膝をついてダウンを喫する。ダメージの見えるトファネリに野杁はヒザと右ストレート、左フックと2度目のダウンを迫る。

 3R、トファネリは野杁の攻撃を潰すためか距離を詰めてくる。距離を潰されて攻撃を見舞えない野杁。クリンチ的に組みついてくるため、野杁はややいら立っている様子が見られる。組みつきを多用するトファネリに警告が出される。判定は30-27、30-26、30-26の3-0で野杁。戦前語っていたKOを見せることができず勝利も笑顔はなかった。

■試合後のヴィトー・トファネリ コメント
「(試合の感想は)結果的に負けてしまったので残念ではあるけれど、野杁はとても強い選手だった。自分もしっかり踏ん張ろうと思ったが、2Rで野杁選手の攻撃に耐えられず、ダウンを奪われてしまった。次回はよりいいパフォーマンスが見せられるようにがんばりたいと思う。

(相手の印象は)野杁選手はとてもいい選手だと思う。もちろん、元K-1王者のすばらしい選手であることに間違いない。K-1で戦うことは自分にとって夢であったし、その夢の舞台で元K-1王者と戦えて本当によかったと思います。今回残念だったが、また次回がんばりたいと思います。

(K-1の舞台に立った感想は?)K-1は世界で一番のリングだと思う。今回、こうしてK-1のリングに立てたことは夢のようでしたし、いままでで本当に最高の一日だったと思う。本当にK-1は世界で一番のリングだと思う。(野杁選手の強さを感じた部分は?)基本的にすべて強いが、その中でもとくに前に出てプレッシャーを与え続けるところに、圧力を感じました。

(ファンにメッセージを)センキュー、マイチーム。トーエイカンカラテ(闘英館空手)、ブラジルセンセー、アリガトー。スポンサー、マイファミリー、マイフレンズ、センキュー、ネクストタイム」

■試合後の野杁正明のコメント
「(試合の感想は)ひと言で言うと、倒し切れずすみませんって感じですかね。KOしか狙ってなかったので、相手がああいうタイプの選手だってことも分かってた上で倒そうと。KOで勝たないと僕の負けだとずっと思ってたので、勝ったけどうれしくない内容でしたね。

(相手の印象は)いい選手だったなって思いましたね。タイプ的にも分かってましたし、何試合か見たこともあって。いい選手でしたけど、想像通りな印象でした。(2Rに決められそうな瞬間もありましたが)いけそうかなって思ったんですけど、何かやりづらかったというか詰めづらかったというか。何が原因かちょっと分かんないですけど、試合後にセコンドのトレーナーたちとちょっとしゃべったんですけど、『散らしすぎたな』と。これって決めて、パンチならパンチでって決めればよかったなって。上でもボディでもローでも、効かせてたのは分かってたんですけど、絞りきれず全部に分散しちゃった感じがしたんで、それが倒しきれなかった原因かなと思います。

(このところ倒しきれない試合が続くのは、階級アップして相手のタフさも上がったから?)それはあんまり感じないですかね。その分、僕もパワーは上がったって言われてますし、ミットとかスパーをやってても、上の階級の選手とスパーやってもパワー負けしないですし、実際に効かせてることは効かせてますし、それが試合に生かせてないかなっていう。

(となると改善点は?)どうなんですかね? 当たれば倒れる攻撃を自分は持ってると思うんで、そこをどう散らした上で、これでどう倒すっていうことを1Rの中で決めて、セコンドの方たちと1Rのインターバルの時点で話し合って、そこを絞って狙っていくことが今後の課題というか。難しいんですけど、当たれば倒れる攻撃は持ってるんで、それをどう当てるかが課題だと思います。

(ファンにメッセージを)スカッとKOして、いろいろ言いたいこともあったんですけど……今回ダウンを取ったのは右ストレートで、右ストレートで必ずKOしようと思った理由があって。数日前にボクシングの井上尚弥選手が右ストレートでKOして、『モンスター』って言われてるんで、K-1界のモンスターの僕が、ま、井上選手とは面識もないですけど、同い年ですし、すごくいい刺激をもらってるんで、そういうところを証明したかったんですけど、これからK-1界の怪物らしさを証明していくので、ぜひ注目していてください。これからも応援よろしくお願いします」

第9試合/スーパーファイト/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R


KANA Kana

第9試合/スーパーファイト/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R

  • ●
  • 判定
    • 0-3
      28:29/29:30/29:30
  • ×
x

壽美 Kotomi

 K-1女子フライ級王者KANAがセミファイナルに登場。そのKANAをあこがれの存在と公言する壽美と対戦した。1R、壽美はサウスポーからの左ストレートを当てて先制。さらに左ミドルを入れ、フットワークで距離をあけてKANAとの間合いを保つ。KANAは右インローを入れ接近を試みる。しかしKANAの踏み込みに壽美は左ストレートをカウンター。一瞬動きの止まったKANAだが右フックを強振する。壽美は距離を保つ作戦を徹底するが、KANAも右ストレートを当てる。

 2R、KANAは壽美の懐に入らんとするが、壽美も左ストレートを振り、これをけん制する。ジャブとローから攻め入らんとするKANAだが、壽美は細かなポジショニングで正面に立たずKANAとの距離を保つ。KANAのローに左ストレートをカウンターする壽美。

 3R、壽美が前に来たところでKANAは右フックを振るって当てるが、壽美はひるまない。壽美は左右の前蹴りからパンチも左右の連打を繋げる。手数の多さでKANAを接近させない。KANAの右ストレートもとらえるが、壽美は前蹴り・ミドル・ワンツーと当ててKANAを空転させる。判定は29-28、30-29、30-29の3-0で壽美。憧れの存在であったKANAを降した。

壽美のマイク
「今回自分のジムの先輩とか家族とか友達、スポンサーさんが私の勝利を信じてくださって、絶対勝ちに行くと決めてこの試合に挑みました。だから本当に、大好きなみんなありがとうございます。感謝しています。私はそろそろベルトがほしいです。そのチャンスがもらえるようにもっともっと頑張ります」

■試合後の壽美のコメント
「(試合の感想は)本当に自分の気持ちを、勝つために作ってこれたなと思って。周りの教えてくれる先輩やトレーナーさんとか、恩師のグレイシャア(亜紀)さん。自分の周りにいてくれるかたがたが、勝つことを信じてくれていたので、絶対に勝つっていう強い気持ちで、この試合に挑めたと思います。

(相手の印象は)やっぱり攻撃一つ一つが、思ったとおりに痛くて、固くて。すごい痛かったです。(リング上から花道を歩いてくるKANA選手を見つめる顔が印象的だったが、勝ちたいという思い以外にどんな感情が?)自分はいつも試合前になると人格が変わるっていうか、本能で『ウワーッ!』ってなるんで、そういう感じで観てたのかな、と。

(どういう作戦だった?)自分はリーチがほかの選手より少しあるので、長い距離で戦うこと。あと、長い距離だけでも打ち合いができなかったら負けてしまうので、そこの打ち合いの練習と、長い距離で戦う練習を両方とも徹底してやりました。だから、入られても打ち合うし、長い距離でも自分がその距離を制して攻撃を当てるって感じです。

(長い距離で相手を入らせなかったと思うが、自分が思うようにできた?)そうですね……。なんかちょっと、頭がブッ飛んでて試合のときの感じがちょっと全部は覚えてないんですけど。でも、前蹴りとか練習してたのは出せていたかなという感じはあります。

(チャンピオンに勝ったが?)絶対にベルトがほしいんで、この一戦はタイトルマッチに近づく一歩だと思ってたんで。負けてしまったらタイトルマッチへの道は遠ざかってしまうと思ったので。この試合をタイトルマッチだと思って、私は挑みました。

(ベルトに向けて攻略法をつかんだ?)でも、タイトルマッチになったら、自分も戦わせていただいた立場で、絶対にさらにまた違ったKANA選手が目の前に現れると思いますので。私は一切、気を抜かず。むしろ、自分がいまの自分の何百倍も成長して挑めるようにって思っています。気は絶対に抜かないですね。

(ファンにメッセージを)応援してくださったみなさん、ありがとうございました。これからもっともっと、上を目指してがんばります。たぶん、私のことを知らない人もたくさんいたと思うんですけど、壽美っていう選手がいるってことを、もっと多くの人に知ってもらえたらうれしいです。もっとがんばります」

第10試合/【ECO信頼サービス株式会社 Presents】 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R


シナ・カリミアン Sina Karimian

第10試合/【ECO信頼サービス株式会社 Presents】 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

  • ●
  • TKO
    • 1R 1分54秒
  • ×
x

K-Jee Keiji

 K-1九州初上陸となった今大会のメインは地元・九州のK-Jeeがシナ・カリミアンに挑んだクルーザー級タイトルマッチ。1R、開始すぐにカリミアンはバックブローを繰り出すが、K-Jeeはこれを当てさせない。K-Jeeはすぐに接近して左ボディフックを連打。そこから両者左フックが相打ちとなる。ボディが効いたか、カリミアンはややガードが下がっている。K-Jeeは長身のカリミアンにハイキック。さらに左ボディから右フックを打ち込むとカリミアンは一瞬腰が落ちる。しかし体勢を戻し、大丈夫だとばかり首を振るジェスチャーを見せる。しかしK-Jeeは攻め手を緩めず、右フック、右クロスを打ち込みダウンを奪う。K-Jeeは跳びヒザから左右フックもカリミアンは首投げのように抱えるクリンチでここをしのぐ。K-Jeeが右フック・左フックを強振するとカリミアンの陣営からタオルが舞い、K-Jeeが新王者となった。

K-Jeeのマイク
「本当に今日は無事大会ができて試合も勝てて、みなさんにほんと感謝しています。今日は文化の日で、九州の選手が、九州で格闘技を盛り上げてくれて、来年も再来年も文化の日はK-1福岡大会が九州の格闘技祭りとして定着していったら嬉しいと思います。今日は九州から10名以上の選手が出ていて、チャンスがあればもっともっと九州の選手は育つと思うし、K-1アマチュアを九州・福岡でやったり、九州でKrush、KHAOSもイベントやってくれたら間違いなく盛り上がると思います。運営のみなさん、スポンサーのみなさん、どうぞよろしくお願いします。チャンピオンになって一つの夢が実現できましたが、K-1にはいろんな階級があって、デカいし、試合は面白いと思うけど、選手の層も薄いし、軽量級に負けていると思うんで、俺が責任持って引っ張って、層の厚い階級にしていきたいと思います」

■試合後のシナ・カリミアンのコメント
「(試合の感想は)まず最初に、ここまで自分と一緒に練習してくれたチームのみんな、そして応援してくれたファンの皆さんに謝りたい。ただ、一つ約束させてください。必ず自分の弱いところを鍛え直して、また強くなって戻ってくる」

■試合後のK-Jeeのコメント
「(試合の感想は)相手がイヤだろうということがうまくハマって、戦いやすい試合運びができて。思いのほか、早くチャンスが見つけられたので倒しにいきました。(ゴングが鳴ったら何をしようと思っていた?)相手は前に出ると強いんで、出られない位置でプレッシャーを自分から先にかけて。フェイントでもいいから、相手を下げさせる。前に出さない距離で、当てるとかじゃなくていいんで、先に攻撃を振るう。あと、距離が遠いと出やすいんで、踏み込めないくらいの距離でプレッシャーをかけていったらいいかなと思って。まあ、そういうところですね。(それができた?)けっこうできましたね。

(最初のダウンの時点で手応えはあった?)そうですね。相手、全然パンチを見てないし、スピードについてこれてない感じはあったんで。一回やったときは、けっこうリズムが早かったんですよ。で、もっと圧力も感じたんです。カリミアン選手は前に出るとすごく強いけど、加藤選手との試合を見てもそうなんですけど、下がると弱いんで。中間距離も弱いし、強いところと弱いところがすごいハッキリしてるんで、やりやすかったですね。

(タイトルマッチに変わって気合いが入ったと思うが、やることは変わらなかった?)より責任を感じました、大会に対する。スーパーファイトの時も自分の立場や自分を応援してくれる人、そういうところで勝つという気持ちはあったんだけど、ベルトがかかってメインに変わってから(より責任を感じた)。福岡で大会ができて、俺が勝ってベルトを巻いて終わらないと締まらないんじゃないかと。イベントのことも考えるようになりました。(理想的な締めとなったことは?)よかったっていう感じだけですね。

(公開練習でカリミアン選手の武器を削って攻略すると言われていたが、リーチを殺して接近戦で戦うということ?)そうですね。もっとやりたいことはいっぱいあったんですけど、武器というのは前に出さないってことですね。まあ、前に出られたときの対策もしてたんで。前に出られたときにしっかりサイドのポジショニングを取るっていうのが、第二の“殺す”で。徹底して相手の得意な攻撃を防ぐっていうのは練習でやってきました。

(念願のK-1王者になって、リング上でどんな気持ちだった?)どんな気持ちですかね……。胸はいっぱいになりました。ありがとうっていう言葉で、早くみんなに感謝を伝えたいという気持ちでいっぱいになって。それまでリングに上がるまでの恐怖というのが、スーッと抜けた感じで、笑顔にはなりました。(カリミアン選手に自分が勝っていた点は?)今日はスピードもパワーも全部勝ってました。

(これからの理想の王者像は?)やっぱり、階級を盛り上げるんだったらいっぱい試合しないといけないと思うし、いろんな選手と防衛戦をやっていきたいと思うし。海外から選手が来られるようになったら、強いヨーロッパの選手といっぱいキャリアを積んで、チャンピオンとして次のステージに挑戦していきたいなと思います。

(今大会では元・同門のRUI選手がANIMAL☆KOJI選手にKO負けしたが、ANIMAL選手の印象は?)いや、うれしいですね。同階級で元気なヤツが一緒に盛り上げてくれて。しかも福岡だし、頼もしいです。RUIに関してはちょっと、喝を入れなきゃいけないかなと思います。

(ファンにメッセージを)応援してくれたK-1ファンのみなさん、ありがとうございます。チャンピオンになってから、自分が盛り上がっていきたいというよりは……それもそうなんだけど、もっと周りを盛り上げていって、結果的にその中心にもっといけるように。またこの町を盛り上げていけるように。自分が盛り上げられることなんて大したことないけど、少しは力になれるようにがんばっていくので、格闘技ファンのみなさんもついてきてほしいです。よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

 

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