match result

試合結果

第8試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R

    所属ジム
    team VASILEUS
    ブラジリアンタイ/闘英館
    戦歴
    61戦 49勝(25KO) 12敗 0分
    34戦 16勝(11KO) 16敗 2分
    生年月日
    1993.5.11
    1985.12.27
    身長・体重
    175cm ・ 69.5kg
    174cm ・ 65.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    愛知県名古屋市
    ブラジル・サンパウロ
    SNS

review

試合レビュー

 昨年12月、今年3月と世界の強豪から連勝を収めている野杁。今大会では日本でキャリアを重ねるブラジル人ファイターのトファネリと対戦した。1R、トファネリはバックキックで探りを入れるが、野杁は落ち着いて前に出るてローを入れていく。野杁はジャブとローでトファネリにロープ・コーナーを背負わせて展開する。キレのある左フックを振るうトファネリだが、野杁はガード固くして当てさせない。

 2R、野杁はロー、ヒザと打ち込み、圧力を増してトファネリに迫る。野杁は左ボディフック、顔面ヒザ、左ストレートと打ち込みダウンを迫る。ヨロめくトファネリだが、これまでKO負けを喫したことがないだけに倒れない。しかし野杁が再び右ストレートを打ち込むと、トファネリはやや時間を置き膝をついてダウンを喫する。ダメージの見えるトファネリに野杁はヒザと右ストレート、左フックと2度目のダウンを迫る。

 3R、トファネリは野杁の攻撃を潰すためか距離を詰めてくる。距離を潰されて攻撃を見舞えない野杁。クリンチ的に組みついてくるため、野杁はややいら立っている様子が見られる。組みつきを多用するトファネリに警告が出される。判定は30-27、30-26、30-26の3-0で野杁。戦前語っていたKOを見せることができず勝利も笑顔はなかった。

■試合後のヴィトー・トファネリ コメント
「(試合の感想は)結果的に負けてしまったので残念ではあるけれど、野杁はとても強い選手だった。自分もしっかり踏ん張ろうと思ったが、2Rで野杁選手の攻撃に耐えられず、ダウンを奪われてしまった。次回はよりいいパフォーマンスが見せられるようにがんばりたいと思う。

(相手の印象は)野杁選手はとてもいい選手だと思う。もちろん、元K-1王者のすばらしい選手であることに間違いない。K-1で戦うことは自分にとって夢であったし、その夢の舞台で元K-1王者と戦えて本当によかったと思います。今回残念だったが、また次回がんばりたいと思います。

(K-1の舞台に立った感想は?)K-1は世界で一番のリングだと思う。今回、こうしてK-1のリングに立てたことは夢のようでしたし、いままでで本当に最高の一日だったと思う。本当にK-1は世界で一番のリングだと思う。(野杁選手の強さを感じた部分は?)基本的にすべて強いが、その中でもとくに前に出てプレッシャーを与え続けるところに、圧力を感じました。

(ファンにメッセージを)センキュー、マイチーム。トーエイカンカラテ(闘英館空手)、ブラジルセンセー、アリガトー。スポンサー、マイファミリー、マイフレンズ、センキュー、ネクストタイム」

■試合後の野杁正明のコメント
「(試合の感想は)ひと言で言うと、倒し切れずすみませんって感じですかね。KOしか狙ってなかったので、相手がああいうタイプの選手だってことも分かってた上で倒そうと。KOで勝たないと僕の負けだとずっと思ってたので、勝ったけどうれしくない内容でしたね。

(相手の印象は)いい選手だったなって思いましたね。タイプ的にも分かってましたし、何試合か見たこともあって。いい選手でしたけど、想像通りな印象でした。(2Rに決められそうな瞬間もありましたが)いけそうかなって思ったんですけど、何かやりづらかったというか詰めづらかったというか。何が原因かちょっと分かんないですけど、試合後にセコンドのトレーナーたちとちょっとしゃべったんですけど、『散らしすぎたな』と。これって決めて、パンチならパンチでって決めればよかったなって。上でもボディでもローでも、効かせてたのは分かってたんですけど、絞りきれず全部に分散しちゃった感じがしたんで、それが倒しきれなかった原因かなと思います。

(このところ倒しきれない試合が続くのは、階級アップして相手のタフさも上がったから?)それはあんまり感じないですかね。その分、僕もパワーは上がったって言われてますし、ミットとかスパーをやってても、上の階級の選手とスパーやってもパワー負けしないですし、実際に効かせてることは効かせてますし、それが試合に生かせてないかなっていう。

(となると改善点は?)どうなんですかね? 当たれば倒れる攻撃を自分は持ってると思うんで、そこをどう散らした上で、これでどう倒すっていうことを1Rの中で決めて、セコンドの方たちと1Rのインターバルの時点で話し合って、そこを絞って狙っていくことが今後の課題というか。難しいんですけど、当たれば倒れる攻撃は持ってるんで、それをどう当てるかが課題だと思います。

(ファンにメッセージを)スカッとKOして、いろいろ言いたいこともあったんですけど……今回ダウンを取ったのは右ストレートで、右ストレートで必ずKOしようと思った理由があって。数日前にボクシングの井上尚弥選手が右ストレートでKOして、『モンスター』って言われてるんで、K-1界のモンスターの僕が、ま、井上選手とは面識もないですけど、同い年ですし、すごくいい刺激をもらってるんで、そういうところを証明したかったんですけど、これからK-1界の怪物らしさを証明していくので、ぜひ注目していてください。これからも応援よろしくお願いします」

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試合情報

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大会名
2020年11月3日(火・祝)ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1九州初上陸~
日程
2020年11月03日(火)
会場
福岡国際センター
選手
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