match result

試合結果

第18試合/K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム福岡チームbeginning
    SINA ARMY
    戦歴
    37戦 21勝(18KO) 16敗 0分
    20戦 16勝(8KO) 4敗 0分
    生年月日
    1990.11.5
    1988.1.23
    身長・体重
    185cm ・ 92.1kg
    200cm ・ 90.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    熊本県熊本市
    イラン・エスファハーン
    SNS

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試合レビュー

 両者は2018年9月に初代クルーザー級王座決定トーナメント準決勝で対戦しカリミアンが判定勝ち、第2戦は昨年11月にカリミアンが保持する王座を懸けて対戦しK-JeeがKOで王者となった。第3戦は立場を入れ替え、王者K-Jeeにカリミアンが挑む形で行われる。

 1R、カリミアンはローとミドルで先制するがK-Jeeが右フックを当て、カリミアンはたまらず組みに出るが、そこをK-Jeeは右フックでとらえカリミアンはダウンする。立ち上がったカリミアンにK-Jeeはすぐに向かっていき、再び右フックでとらえて2度目のダウンを与える。

 K-Jeeは右フック、左フックで襲ってKOを迫るが、カリミアンは何とか組んでダウンを拒む。K-Jeeはボディを叩き、ローも打ち込む。K-Jeeはさらにハイキック、バックブローと猛攻もカリミアンは立ち続ける。そして顔へのヒザで反撃するがここでK-Jeeを掴んでしまい注意を受ける。

 2R、K-Jeeは疲れが感じられるが、ガードを固めて前に出る。カリミアンはガードからパンチを返しヒザを突き上げるが、これもホールディングしてしまいレフェリーが注意する。カリミアンは攻撃力を戻しており左フック、右ストレートを飛ばすが、そこから掴んでのヒザを放ってしまいレフェリーがここも注意する。再開後、やや棒立ちとなったK-Jeeにカリミアンはバックブロー。これにK-Jeeは倒れ、立ち上がるも目が定まっておらずレフェリーがストップした。

カリミアンのマイク
「会場にいらしているみなさん、ファンのみなさん、ありがとうございます。始まりは思うような試合ができませんでしたが、後半は自分のやるべきことができたと思います。本当にみなさんありがとうございました。自分自身を褒めたいと思います。敗れてからの5ヵ月、ハードなトレーニングを積んできました。そのおかげでベルトをまた腰に巻くことができました。

 スポーツをするみなさん、スポーツで失敗しても、くじけることなくギブアップすることなく続けることが辿り着ける方法だと思いますので頑張ってください。自分をここまで支えてくれた会長、PODのみんな、ニコラス・ぺタス、ありがとうございます。次は誰だ? 私がこの階級の王様です。キョウハアリガトウゴザイマシタ」

■試合後のシナ・カリミアンのコメント
「(試合の感想は?)まず、(日本語で)オツカレサマデス。K-1関係者の皆さん、いつもハードワークお疲れ様です。今日の試合は固いスタートでしたが、最後はベルトを自分のところに取り戻すことができました。(相手の印象は?)正直なところ、彼のことはあまり考えてなくて、前回福岡での負けも彼に負けたのではなく自分自身に負けたと思っています。今回はこの試合のためにしっかり準備をしてきて、ベストの状態で臨めたので勝てたと思っています。K-Jee選手が変わったというよりは、自分が自分らしい試合ができたのだと思います。

(1Rのダメージは?)実は試合前に歯医者に行っていて、その時の歯の調子もあって、ダメージというよりはむしろ歯の具合が悪くて倒れてしまったので、ダメージではなく歯医者のせいです(笑)。(前回の試合に比べて、自分がよくできたという変化はありましたか?)もちろんです。正直、福岡では自分でも自分が一体どうなったのか分からないぐらい自分の動きができず、それは見ていたファンの方からも『なぜシナはいつも通りのシナの試合ができなかったんだ』とさんざん聞かれました。今回は本当にリラックスした状態で試合に臨めましたし、だからいいパフォーマンスができたんだと思います。

(ニコラス・ペタスさんはどんな存在?)ペタスさんは皆さんもご存じの通り昔のK-1のレジェンド的な存在であり、格闘技の経験も豊富で、外国人の立場で日本に長く住んでいます。そういう意味でも自分が外国人として海外に住むことの大変さも理解してくれていて、すごく心強い存在でした。自分もニコラスさんのジムを使わせてもらいましたし、今日はセコンドに入っていただいて、ダウンした時も心が折れないようにモチベーションが上がるようなことを言ってくれました。

(ニコラスさんの、心に響いた言葉は?)ニコラスさんは30年以上日本に住んでいるので、日本で自分が何をすべきか、そして日本に住む上でのルール、またジムの中でのルールもいろいろ教えてもらいました。海外の選手が日本で戦うことの難しさもいろいろ教えてもらいました。中でもやはり一番は、一緒にいることによってモチベーションを高めてもらったことです。

(ファンへのメッセージを)日本の、世界のファンの皆さん、いつも応援してくれてありがとうございます。前回福岡で負けて、自分が3年間守ってきたベルトを失ったことでとても落ち込んだんですが、特に皆さんの励ましの声が力になりました。そして4ヵ月ぶりにベルトを自分の腰に戻すことができて、今夜はぐっすり眠れると思います」

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2021年3月28日(日)K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.2~
日程
2021年03月28日(日)
会場
日本武道館
選手
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