news

ニュース

K-1-90kg世界トーナメント出場8選手決定!K-Jee、サッタリ、ロシア強豪コズロフ、カザフの超新星らが続々参戦=「K-1 WORLD GP 2026」2.8(日)代々木

 2月8日(日) に開催の『K-1 WORLD GP 2026~-90kg世界最強決定トーナメント~』(東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われる[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント]の出場選手が、12日にK-1オフィシャルYouTubeチャンネルにて発表された。


◆概要
K-1【official】YouTube channel
視聴動画 ▶▷ https://youtu.be/SQL66y67MF0 


 同トーナメントは8名参加のワンデートーナメントで行われ、すでにK-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM大和魂)、K-1 WORLD GP 2026 -90kg南米予選トーナメント優勝のマルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOUTUS MMA)の参戦が決まっていた。


 残り6名の出場選手については、K-1の須藤元気プロデューサーが発表した。


 まず日本からは、第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jee(日本/SHINE SPORTS CLUB)を選出。ジェロム・レ・バンナをKOしたハイキックの再現に期待がかかる。


 またイタリアの伊達男“トルネードマジシャン”マッティア・ファラオーニ(イタリア/RAINI CLAN)も選出。ファラオーニは、24年12月にK-1初参戦も中国のフェン・ルイに敗北。だが25年11月にAKIRA JrをトルネードキックでKOし、巻き返しを狙っている。


 8年3ヵ月ぶりのK-1参戦は、初代K-1 WORLD GPヘビー級王座決定トーナメント準優勝者で、“格闘技王国オランダ出身のモロッコファイター”イブラヒム・エル・ボウニ(オランダ/Gym Haarlem)。17年にK-1初参戦し、初代K-1 WORLD GPヘビー級王座決定トーナメントでは準決勝でロエル・マナートを倒して準優勝となった。久しぶりのK-1参戦で、どこまで勝ち進むのか注目が集まる。


 ルーマニアからは、元Enfusionライトヘビー級(-95kg)王者のボグダン・ストイカ(ルーマニア/Stoica Brothers Fight Academy)がエントリーされた。ストイカは、元UFC世界ミドル級王者のイスラエル・アデサニヤとキックボクシングで対戦経験があり、“雷”と呼ばれる右フックの強打を武器にしている。一発のパワーは侮れない。


 今回の出場メンバーの中で、優勝候補の一人として浮上してくるのが、RCC Fair Fightヘビー級王者で“ロシアの精密機械”と呼ばれるニキータ・コズロフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB)だ。コズロフは22年にK-1ヘビー級王者のアリエル・マチャドから判定勝ちを収めたことがあり、ティアン・ターザンと判定の接戦に持ち込んだ強豪。待望のK-1参戦となる。


 8番目最後の枠は、“カザフスタンの超新星”20歳のアスラン・コシエフ(カザフスタン/Fight Club TITAN)が抜擢された。WAKOアマチュアキックのカザフスタン選手権で優勝し、将来を嘱望されている天才児だ。蹴り技を武器に駆け上げることができるのか。


 以上、8名が世界一の座を巡って争う。


 なお、K-1クルーザー級王者のティアン・ターザンは右拳の骨折の影響で今回は欠場となる。絶対王者が不在の中で、新しい王者がどんなインパクトを残すのか期待したい。




<出場8選手のプロフィール>


K-Jee(日本/SHINE SPORTS CLUB) Keiji
90.11.5生/熊本県熊本市出身/35歳/185cm/オーソドックス/40戦22勝(19KO)18敗
<主なタイトル歴>
第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者
初代Krushクルーザー級王者
初代K-1 WORLD GPクルーザー級王座決定トーナメント第三位
X:@KJEE17
instagram:@1105.kjee
■24年10月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選でレジェンドのジェロム・レ・バンナをハイキックでKOして、本戦出場。同年12月のK-1 WORLD GP 2024無差別級トーナメントは準々決勝でエロール・ジマーマンにKO負け。25年7月はロエル・マナートの王座に挑むもKO負けを喫し、26年は巻き返したいところだ。




マハムード・サッタリ(イラン/TEAM大和魂) Mahmoud Sattari
91.2.22生/イラン・カラジ出身/34歳/186cm/オーソドックス/25戦21勝(13KO)4敗
<主なタイトル歴>
K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント優勝
第2代Krushクルーザー級王者
M-1世界ヘビー級王者
WAKOアマチュアムエタイ世界ミドル級王者
ムエタイ プレジデントカップ2012優勝
ムエタイ アジアンビーチゲーム2014優勝
ムエタイ アジアインドア&マーシャルアーツ2017優勝
X:@mahmoud_sattari
instagram:@mahmoud__sattari
■24年9月にK-1 WORLD GPクルーザー級タイトル戦で王者リュウ・ツァーに挑むも判定負け。25年10月の『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』では巌流島ルールに挑戦してマーカス・レロ・アウレリオからKO勝ち。25年5月にティアン・ターザンと対戦してダウンを奪い、あと一歩も逆転負け。9月は山口翔大をKOして強さを証明した。




マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOUTUS MMA) Marco Black Diamond
97.7.31生/ブラジル・サンパウロ出身/28歳/181cm/オーソドックス/41戦34勝(12KO)7敗
<主なタイトル歴>
K-1 WORLD GP 2026 -90kg南米予選トーナメント優勝
SFT COMBATミドル級(-84kg)王者
instagram:@marcoblackdiamond
■25年10月に開催された南米地区予選は、一回戦でヤン・プロブレマを判定で下し勢いに乗ると準決勝はジョアン・ペドロ・シマオを左フック、決勝はモデスティノ・ロドリゲスを右フックでKOして“黒いダイヤモンド”の力を発揮した。ブラジル旋風が吹き荒れるK-1において、90kg級も嵐を呼び込む超新星として注目を集めている。




マッティア・ファラオー二(イタリア/RAINI CLAN) Mattia Faraoni
91.11.13生/イタリア・ローマ出身/34歳/188cm/オーソドックス/35戦30勝(14KO)5敗
<主なタイトル歴>
ISKA世界スーパーヘビー級王者
ISKA世界スーパークルーザー級(-95kg)王者
instagram:@mattiafaraoni
■イタリアの伊達男、“トルネードマジシャン”が再上陸する。ISKA世界スーパークルーザー級(-95kg)王者で、13年10月にはアレックス・ペレイラとWAKOタイトルマッチを争った過去もある。23年11月に「OKTAGON」ではボクダン・ストイカを飛び後ろ廻し蹴りでTKO勝ち、24年3月はイタリアでK-Jeeを撃破。24年12月はK-1初参戦でフェン・ルイに判定負けも、25年11月にはAKIRA Jrをトルネードキックで倒して再来日をはたす。




イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ/Gym Haarlem) Ibrahim El Bouni
92.12.9生/オランダ・アムステルダム出身/33歳/194cm/オーソドックス/54戦42勝(22KO)11敗1分
<主なタイトル歴>
初代K-1 WORLD GPヘビー級王座決定トーナメント準優勝
A1 WCC -86kgトーナメント優勝
instagram:@ibrahimelbouni
■2017年2月にK-1初参戦で上原誠を一撃KO。同年11月に行われたK-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメントでは一回戦でKOICHIをKO、準決勝でロエル・マナートを倒すも決勝でアントニオ・プラチバットに判定負けを喫し準優勝となった。その後はONE、GLORYを主戦場にし、今回は9年ぶりのK-1参戦となる。




ボグダン・ストイカ(ルーマニア/Stoica Brothers Fight Academy) Bogdan Stoica
90.1.28生/ルーマニア・ブカレスト出身/35歳(※試合時は36歳)/193cm/オーソドックス/76戦59勝(41KO)17敗
<主なタイトル歴>
元Enfusionライトヘビー級(-95kg)王者
WKUクルーザー級(-90kg)王者
SUPERKOMBATクルーザー級(-92kg)王者
WAKO-PROインターコンチネンタル・クルーザー級(-88.6kg)王者
X:@bStoica190 
instagram:@b.stoica
■ONEやGLORYで戦ってきた元Enfusionライトヘビー級(-95kg)王者。16年10月には「Glory of Heroes 5」で元UFC世界ミドル級王者のイスラエル・アデサニヤと対戦経験もある。ボクシングの試合経験もあり“雷”と呼ばれる右フックの強打を持ち、59勝のうち41KOと高いKO率を誇っている。35歳(※試合時36歳)のベテランもパワーは侮れない。




ニキータ・コズロフ(ロシア/ARCHANGEL MICHAEL FIGHT CLUB) Nikita Kozlov
92.11.29生/ロシア・エカテリンブルグ出身/33歳/196cm/オーソドックス/23戦20勝(7KO)3敗
<主なタイトル歴>
RCC Fair Fightヘビー級王者
instagram:@kozlovnikita870
■“ロシアの精密機械”が待望のK-1へ参戦をはたす。RCCヘビー級王者で、これまで90kg級の世界トップ戦線でティアン・ターザンやアリエル・マチャドらと戦ってきた強豪中の強豪だ。ターザンはKO量産型ファイターだが、レベルの高い技術戦に持ち込み判定まで苦しめている。22年にはマチャドから判定勝ちを収め、ターザンへのリベンジに燃えている。




アスラン・コシエフ(カザフスタン/Fight Club TITAN) Aslan Koshiyev
05.9.17生/カザフスタン・アルマトイ出身/20歳/191cm/オーソドックス/8戦7勝(4KO)1敗
<主なタイトル歴>
2025年IFMAアジア選手権 -91kg級優勝
2025年IFMAカザフスタン選手権 -91kg級優勝
2025年WAKOカザフスタン選手権 +91kg級優勝
2025年IMMAF世界選手権 -93kg級第三位
2025年IMMAFカザフスタン選手権 -93kg級優勝
instagram:@_koshiyev_001
■90kg級の20歳の超新星として期待されている。IFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)の大会で結果を残し、国際オリンピック委員会が承認するWAKO(世界キックボクシング団体協会)のカザフスタン選手権での優勝を飾る。粗削りなところはあるものの右フックやハイキックの切れは抜群で、勢いに乗ると手に負えない存在になる可能性が十分にある。
チケット購入