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二大タイトルマッチが熱い!「昔のK-1超える」(K-Jee)「過去一強い」(ロエル)「渡す気ない」(SAHO)「群を抜いて重要」=7.13 K-1 DONTAKU前日計量&会見

 7月13日(日)に福岡・マリンメッセ福岡B館で開催される「ECO信頼サービス株式会社 presents K-1 DONTAKU」の前日記者会見が、12日に博多市内にて3部構成で行われた。3部は、2大タイトルマッチに出場する4選手が登壇した。

 4選手の詳細と会見のコメントは以下の通り。

◎K-1 WORKD GPヘビー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
ロエル・マナート(王者/オランダ/Mejiro Gym Amsterdam)
vs
K-Jee(挑戦者/日本/SHINE SPORTS CLUB)

 K-Jeeは、24年10月のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選でレジェンドのジェロム・レ・バンナをハイキックでKOして、本戦出場を決めた。12月のK-1 WORLD GP 2024無差別級トーナメントは準々決勝でエロール・ジマーマンにKO負けを喫し、今回、巻き返しを狙う。

 ロエル・マナートは、90年代を代表する名選手にして名伯楽として知られるアンドレ・マナートを父に持ち、18年3月に当時K-1ヘビー級王者のアントニオ・プラチバットを破り、第2代王座に就いた。19年11月にクリス・ブラッドフォードをKOしてタイトルを防衛。20年1月にGLORYでセルゲイ・マスロボイェフにTKO負けを喫し、今回は約5年半ぶりのK-1での試合となる。

■ロエル・マナート

――意気込み。

「こうして日本で試合ができることが嬉しいです。今回のためにチームの仲間と今まで一番強いんじゃないくらいに仕上げてきました。楽しみにしてください」

――5年半ぶりの日本は、いまどんな気分か?

「最高の気分です。自分のパワーを感じています。今回の試合へ向けて、とてもいい準備ができていますので、明日は最高の試合を見せることができると思います。自分自身、さらに強くなっていることを感じています」

――父親のマナート会長が闘病していると思うが、何かメッセージをもらったか。

「いろんなメッセージをもらいました。父親はとても強い人なんで、メッセージをもらって心強いです。体調が悪いことで私の気持ちは辛くなる部分もありますが、まずは試合で勝つことに集中したい。勝って父に勝利を伝えたいです」

■K-Jee

――意気込み。

「25年前、子どもの時に夢をみたK-1の舞台がなくて、俺たちはそこに夢をみてK-1へきたんです。明日は、そのヘビー級の試合ができます。明日は俺たちが夢見た舞台の第一歩だと思っています。昔に夢見たK-1を越えられるように、明日は必ず勝ちます」

――ソフトバンクの始球式で豪速球を投げたが、今回の試合では何を見せてくれるか。

「始球式と今回の試合は関係ないでしょう(笑)。意気込みは先ほど言ったように、自分が憧れた夢の舞台がないから作っていかないといけない。だから、そのためにもヘビー級の醍醐味であるKOで勝って、昔のK-1を越えていきたい」

――明日の大会のチケット購入を迷っている人へメッセージを。

「迷っている人、K-1ファンは迷わずチケットを買うと思います。でも、実際に見に行った人は分かると思いますが、会場で見るのと映像ではすごく違いがある。感情移入するし、見て感じるものが全然違う。もしチケットに余裕があるならば、明日、来ていただけると嬉しいです」
◎K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
SAHO(王者/日本/闘神塾)
vs
ララ・フェルナンデス(挑戦者/スペイン/Lone Wolf Fight Team)

 SAHOは、24年3月にアントニア・プリフティを判定で下して、第3代K-1 WORLD GP女子フライ級王者となった。同年10月はエリヴァン・バルトから王座奪取後初の試合で勝利。25年2月はNJKFでダンコンファー・キヤペットノーイジムを破った。

 フェルナンデスは、WBCムエタイ、ISKA、FEKMと数々のタイトルを獲得してきたスペインのムエタイ戦士。14歳からキックボクシングを始め、強烈な左ミドルキック、リーチを活かした右のパンチの強打を持つ。ONEには22年7月に初参戦しジャネット・トッドに敗北も、2戦目でダオコンファー・バンチャメークから判定勝ちを収めた。その後、3連敗を喫し今回のK-1初参戦でSAHOの王座と再起を狙う。

■SAHO

――意気込み。

「今回、防衛戦にあたってたくさんの人に協力してもらって、いろんなアドバイスをもらったので、明日はそれを思い切りぶつけるだけです。必ず、私が防衛します」

――対戦相手の印象。

「相手と顔を合わせた時に小さいなと思ったのと、外国人特有の手足が長くて細いなと思いました」

――フェルナンデス選手は、ピザパワーで戦います。対抗するためにSAHO選手は、どんなパワーがあるか?

「私はアイスがめちゃ好きなんで、とりあえずアイスを食べて復活して戦います。防衛は絶対にするし、ベルトの価値はララ選手が分かっていると思いますが、こっちもベルトをやっととったので簡単に渡す気はありません。まあ、今回(フェルナンデスが)負けたとしても、日本のピザもおいしいので必ず食べてください」

――RISE女王のテッサ・デ・コム選手が対戦アピールをしていることについて。

「私も強いなと見ていて、まさか自分の名前が出てくるとは思ってもいなくて。ぜひ、K-1の舞台で呼んでくれるならいつでもやりたいですね」

■ララ・フェルナンデス

――意気込み。

「私のキャリアにとってK-1で勝利することは重要です。K-1は世界で有数の団体で、そこでタイトル戦をやることは光栄です」

――対戦相手の印象。

「強い印象です。でも私はここに勝つために来ました。応援してくださると嬉しいです」

――ピザパワーと呼ばれる理由は?

「単純にピザが大好きだからです。ピザを食べると、いつも元気をもらって笑顔になれます」

――計量を終わったら食べる?

「減量の後ではなくて、試合に勝ってから食べたいと思います」

――K-1タイトルに対して、どんな価値を持っているか。

「K-1で獲得できるタイトルは、私にとって大変重要な強い思いがあります。なぜならば、キャリアに大きな影響を与えるからです。先ほども言いましたけど、K-1は世界有数のイベントです。これまで他のイベントにも出てきましたが、その中でも群を抜いて重要なタイトルだと思います。このタイトルを手に入れて、私のキャリアに華を添えたい」
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