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軍司泰斗、サッタリが10.19『JMAEXPO』参戦!「K-1王者に返り咲くことが目標」(軍司)、「自分への挑戦」(サッタリ)

 10月10日、都内で10月19日に神奈川・横浜BUNTAIで開催される『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』の記者会見が行われ、対戦カード第3弾として前K-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)とマハムード・サッタリ(TEAM ŌTA)の参戦が発表された。


 同イベント(JMAEXPO)は、RIZIN、K-1、巌流島、QUINTETなどが協力する格闘技の祭典。すでに「ブアカーオ・バンチャメークvs皇治」(ボクシング特別ルール/3分×3R判定決着なし/70kg契約)の対戦と、QUINTETの5対5グラップリングマッチとして桜庭和志のTEAM SAKU(桜庭大世、内柴正人、出花崇太郎、平田直樹、ジュマナザロフ・ラトベック)とTEAM RIZIN(矢地祐介、北岡悟、横山武司、倉本一真、新居すぐる)の試合も決まっている。


 今回、軍司はISKAインターコンチネンタルスーパーフェザー級王座決定戦として、ルーマニアのクリスチャン・ボグダンと対戦する。同タイトルは、オリエンタルルールとなり3分5ラウンド、ワンキャッチワンアタック(クリンチからの攻撃1回有効)、59kg契約、またケージを使用しての試合となる。


 またサッタリは、相手は発表されていないが巌流島ルールでの試合となる。同ルールは、8角形の試合場にケージやロープなし、オープンフィンガーグローブ着用し打撃、投げ、絞め技、関節技(=15秒間の寝技制限)、押し出しポイント有りを採用している。まったく未知のルールとなるが、サッタリが再起できるか注目が集まる。


 軍司は、21年12月に椿原龍矢のK-1フェザー級王座に挑戦して勝利し、第5代K-1フェザー級チャンピオンに就任。22年8月のフェザー級世界最強決定トーナメントではファク・スアレス、玖村修平、斗麗を下して優勝。23年3月にヴュー・ペッコウーソンに勝利し、初防衛。同年7月はダウサヤーム、9月はISKA世界王者のアンジェロス・マルティノスを判定で撃破。24年3月はRISE対抗戦で門口佳佑を延長判定勝ち。9月のK-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチで寺田匠の挑戦を受け、延長判定負けとなり王座から陥落した。


 サッタリは、22年12月のK-1でルーマニアのステファン・ラテスクの強打を浴びて、プロ初黒星。23年9月に復活をかけてK-1 30周年記念無差別級トーナメント・一回戦でクラウディオ・イストラテと対戦するもKO負け。24年9月のK-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチでは王者リュウ・ツァーに挑戦も判定で惜敗した。


 2選手のコメントは以下の通り。
【軍司泰斗】

――試合が決まった心境。

「試合(寺田匠とのタイトルマッチ=9月29日)が終わって20日後に試合という形は、やったことがない。負けてこの後、どうしようかなと考えた時に、正直、防衛戦は納得した判定はなかったので、その分やり返したいという気持ちもあって。そんな時にオファーがありました。試合間隔は短く、オリエンタルルール、しかも3分5ラウンドと初めてのことばかりでリスクしかないですけど、失うものがないというか、これから守りに入るのではなく攻めにいった戦い方をしたいと思って受けました」

――寺田戦のダメージは?

「基本カーフキックしかもらっていないし、カットはできているんでダメージはない。他の部分も試合までに治ると思っています」

――相手の印象は。

「パンチャーじゃなくムエタイのような蹴り中心の戦い方をする選手で、身長がでかいのでそこだけは警戒したいと思っています」

――オリエンタルルールについては。

「ワンキャッチ、ワンアタックで、どこまで有効なのか、まだグレーゾーンでハッキリとはしていないんですけど、僕はそんなことよりも自分の戦い方をすれば必ず勝てると思っています」

――ISKAベルトへの思い。

「ISKAは、たくさんの選手がベルトを持っていますが、そこがゴールではない。再びK-1王者に返り咲くことが目標なので、そこへ向けてリスクしかないですけど、それをすることに意味があると思っています」

――判定に納得していない?

「寺田戦は僕の方が手数、ダメージを与えていたと思います。相手はカーフしか狙っていなかったんで効いてなかったんですけど、あれをダメージととらえられていて。でも、いい勉強になりました。次は、倒せばいいかなと思っています」

――今回の大会のオファーが気持ちを変えた?

「試合終わりに宮田プロデューサーが来て、『負けたら終わりと決めていました。やることはないです』と伝えていたら、1週間後に今回のオファーが来て、いい結果というか縁だなと思って。僕の中ではプラスに思っています」

――今回から階級を上げる?

「今回は59kg契約。でも僕は、57.5kgにやりたい選手がいるので、やり返すまでは57.5kgでやります」

――ケージでの試合は?

「ケージは初めてなんで、それがあるジムで練習して対策したいと思っています。ケージに対応できる練習をしていきたいです」

――コーナーへ追い込んでの連打が得意では?

「まあ、ケージは四角か六角だと思いますので、逃げようとしても捕まえます。そこまで考えすぎずに戦いたいと思っています」

――巌流島には龍聖も上がっているが。

「あいつが60kgにあげたので、やる機会も絶対にある。それをここの団体でやる可能性はあるなと思っていて、ここで盛り上がっているうちに対戦できればいいなと思います」
【マハムード・サッタリ】

――今回の試合が決まっての感想。

「今日は、ここにいることを嬉しく思っています。新しい巌流島ルールで戦うことは面白いと思っています。その中で戦うのは自分への挑戦であり、モチベーションを高める試合になります」

――巌流島ルールについては。

「私はクルーザー級ですが、すでにヘビー級でも戦っていますし、こうした新しい試みは面白そうです。ある意味、これはMMA。MMAっぽい格闘技で、自分が研ぎ澄まされていくのが楽しみです」

――MMAの練習は。

「ある程度の柔術の経験があります。最近はグラップリングはやっていませんけど、試してみたいとは思っています」

――押し出しもあります。

「イランは散打が人気あるし、そうした経験もあります。やってみたい思い、立ち技以外でもやってみたいです」

――どんな勝ち方をしたいか?

「いつもと変わらないです。リングとステージに上がった時に、集中しなければ行けない時に集中する。コーチとプランを立てて、ファンを喜ばせる試合にしたいです」

――サッタリと同国のシナ・カリミアンが物議をかもしている状況について。

「リプレイをみましたが…、すぐに治るといいですね。私はシナと2年前からやりたいと言ってきていますが、実現しなくて残念です。復活を祈っていますが、私の中では倒れるほどのパンチじゃなかったかなという疑惑があります」
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