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“K-1番長”バンナと対戦、K-Jeeが大胆宣言!「俺が勝ったら“番長”の肩書もらう」=10.5大阪

 10月5日(土)、大阪・エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2024』のK-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選で“K-1番長”ジェロム・レ・バンナ(Le Banner X tream Team)と対戦するK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)が、12月のK-1WGP決勝進出へ向けてインタビューに答えた。

 K-Jeeは、20年11月に王者カリミアンの持つタイトルに挑みKO勝利で第2代王座に。21年3月は初防衛戦でカリミアンのバックブローで逆転KO負け。22年4月のK-1無差別級トーナメントでは一回戦でマハムード・サッタリにKO負け。8月は無差別級トーナメント準優勝・谷川聖哉とのクルーザー級日本人頂上対決に臨むも判定で敗れ、2連敗。23年7月はステファン・ラテスク、9月は元極真世界王者・上田幹雄にKO負け。24年3月はイタリアでマティア・ファラオニに判定負けし、浮上したいところだ。

 バンナは、「K-1番長」「ハイパー・バトルサイボーグ」と呼ばれ、旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらとライバル争いをしてきたK-1レジェンド。1995年にK-1初参戦で、いきなりWGP準優勝。00年には極真空手世界王者のフランシスコ・フィリォを左ストレート一撃でマットへ沈め、「千年に一度のKO」と評価。02年にはK-1 WGPで準優勝し、「無冠の帝王」と呼ばれることもあった。旧K-1消滅後はMMAとの二刀流で試合を行うこともあり、直近では24年6月にキックルールで金枝勇気を右フック2RKOで下し、健在ぶりを証明した。
――最近、家を買ったとSNSで見ましたが、環境の変化とかあったのでしょうか?

「いや、とくにないですけど、家を買いたいな、BBQ(バーベキュー)をやりたいなと思いまして」

――ご結婚はされているのでしょうか?

「されていないです(笑)。まず家を買ってから、相手を探そうかなと思っています。まあ、いつかおったらいいかなと」

――ちなみにBBQは誰とやるのでしょうか。

「誰とやりましょうかね(笑)。ご近所さんとでもやりますよ」

――では、BBQ相手を募集中ということで。

「何だったら、バンナとでもやりますかね(笑)」

――アジア予選の相手は、K-1レジェンドのジェロム・レ・バンナ選手に決まりました。まさか、という感じだったのでしょうか?

「オファーが来たときは、驚きましたね。でも、どうなんですかね?まだ強いんですかね」

――今年6月にKO勝ちをしていますし、コンスタントに試合をしているため51歳でも実力は落ちていないと思います。

「俺が勝ったら、“K-1番長”の称号を彼から奪いたいですね!」

――バンナ選手は“K-1番長”と呼ばれているので、それが欲しいと。K-Jee選手は“番長”になりたいんですか?

「いやー、そういうキャラじゃないかもしれないけど、なんか響きがいいじゃないですか、“K-1番長”って」

――“K-1番長”のイメージは、ヘビー級だとシナ・カリミアン選手じゃないですかね。

「いや、あいつはテロリストですよ。なんか、試合で無茶苦茶やるじゃないですか。あれ、なんかおかしいですよね(笑)」
――バンナ選手に勝ったら“K-1番長”を譲れと主張するかわりに、自分が負けたら何を与えますか?

「いやー、僕は何もないですよ(笑)」

――家があるじゃないですか!

「家? 絶対に嫌です。なら番長はいらないです(笑)」

――旧K-1のヘビー級GPは、どんなイメージがありますか?

「自分はサッカーをやっていて、ずっとプロのサッカー選手になりたかったので、存在は知っていましたが、特別に意識したことはなかったですね。憧れて凄いなとは思っていましたが、リアルに自分がというのはなかったです。19歳で格闘技を始めてからは、気持ちが入っていきましたけど」

――自分がK-1の伝統的なヘビー級トーナメントに出ることは、あまり意識していなかったですか。

「そうですね、不思議な感じはありますね。ただ、GLORYとか世界のヘビー級の試合を見ているとパワー差を感じますので、どこまでやれるのかなとは思います」

――たしかにヘビー級は体重無差別なので、幅が無限大ですよね。ちなみにK-Jee選手は体重はどのくらいあるんですか?

「普段は98kgあって、練習していくと95、96kgくらいになります。でも試合前になるとストレスも出てきて、92、93kgくらいまで自然と落ちてしまいます。なるべく落ちないように食事をとりますが、どうしても限界がありますからね」

――体重が重い相手でも気にならない?

「気にしても仕方がないという感じですね。クルーザー級でもいいけど、どちらにしてもやるしかないので。自分のワガママで、どうにかなるものでもないんで」

――ヘビー級の日本人は外国人と比べるとパワー負けしてしまう傾向がありますので、スピードや技術でカバーすることになりますね。

「僕は、全体のボトムアップを考えているので、サーキットを中心にしたトレーニングを取り入れています。でも追い込み過ぎると次の日のパフォーマンスに影響するので、できるだけ短時間で効率良くやってケアに時間を使っています」

――合同稽古ではアジア予選に出場の日本人3選手に加え、AKIRA.jr選手なども加わるスパーリングをしましたが、やはり違いますか?

「どうしても地元だと大きい選手がいないので、軽い選手とのスパーリングだと速くて攻撃ができないんですよね。かつてのライバルとのスパーリングですけど、そんなことを言っている場合ではないので、とても勉強になっています」

――やはり違いますか。

「重い人とのスパーリングは大切ですね。自分はライバルという意識はあまりないんで、そこは他の階級とは違い緩いですよ」

――決勝トーナメントへ向けて、どんな意気込みがありますか?

「世界予選トーナメントを見ましたけど、絶対に勝てない相手ではないなと思いました。優勝への可能性をかけて、しっかりと準備をしたい。そのためにもアジア予選を勝ち抜いて、決勝へ進みたいですね」
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