メインイベント(第9試合)/-63kg契約/3分3R・延長1R

match result

試合結果

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大岩龍矢 / Oiwa Tatsuya

延長判定0-3
9:10/9:10/9:10

トーマス・アギーレ / Tomas Aguirre

所属ジム: K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST; Dojo Serpiente

戦歴: 37戦 26勝(9KO) 11敗 0分; 42戦 35勝(23KO) 7敗 0分

生年月日: 1992.1.20; 1998.11.24

身長・体重: 168cm ・ 62.5kg; 168cm ・ 62.5kg

ファイトスタイル: オーソドックス; オーソドックス

出身地: 愛知県名古屋市; アルゼンチン・ブエノスアイレス

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試合レビュー

メインイベント第10試合は-63kg契約キャッチウエイトのワンマッチ。地元名古屋市出身の第10代Krushライト級王者・大岩龍矢が南米の強豪トーマス・アギーレを迎え撃つ。大岩は2024年7月のKrush.163で伊藤健人を下し悲願のKrush王座を獲得。王者としての初戦を地元名古屋で向かえる。対するアギーレは9月の第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメントに抜擢され、3位の実績を残した強豪。準決勝で稲垣柊と判定までもつれ込んだ勝負強さを持つアギーレを撃破し、大岩は故郷に錦を飾ることはできるか。

1R、両者ガードを高く上げる静かな立ち上がり。アギーレの左ハイに大岩がコンパクトなジャブをあわせる。アギーレの右オーバーハンドをガードした大岩は、続いて右オーバーハンドで応戦。コーナーを背負うアギーレに左右パンチのコンビネーションを叩き込む。終盤には大岩がアギーレの打ち終わりにあわせた右カーフでアギーレが大きくバランスを崩す。

2R、アギーレの大きなフックに大岩が右ショートフックをあわせる。体ごとぶつけるアギーレの大きなフックに大岩はショートアッパー、右フック。被弾してもダメージを見せないアギーレに、大岩は丁寧に細かくヒットを重ねていく。至近距離での打ち合いに応じた大岩は右オーバーハンドを強振。アギーレは大岩の打ち終わりに右飛びヒザ蹴りを合わせヒヤリとさせるシーンを作る。

3R、大岩が前進し、頭を付けながら左右フック。アギーレのパンチに右カーフをあわせる。アギーレは至近距離でアッパー、ローを左右で繰り出すコンビネーション。離れれば飛びヒザ蹴りで大岩を押し返す。大岩も左右フックに右カーフを織り交ぜ、攻撃を上下に散らす。最後は攻撃を出しながらもみ合うままゴングを向かえた。判定は1者がアギーレを支持するが、2者がドローを付け延長戦へ。

延長R、アギーレが左右フック連打で大岩に襲いかかる。大岩はガードを固め、頭が着く距離で左右フック。アギーレの打ち終わりに右フックをヒットさせるも、右ロー、右ストレートですぐさま応戦する。アギーレはやや威力は落ちたものの、手数を止めずに大岩へパンチ、キックを連打。大岩も応戦するが、攻防の最後はアギーレか。コーナーを背負う大岩にアギーレが右ストレートを延ばして試合終了のゴング。

判定はジャッジ3者ともアギーレの勝利。最後まで攻撃の手を緩めなかったアギーレが勝利をもぎ取り、大岩は地元で無念の敗北を喫した。

メインイベントで勝利を飾ったアギーレはマイクを握り「日本の皆さんが温かく迎えてくれてとてもうれしい。この素晴らしい大会で勝利できてうれしい」と感謝の言葉を述べた。