第8試合はKrush女子アトム級ワンマッチ、松谷綺vsガブリエル・デ・ラモス。当初ワンマッチとして発表された試合だったが、Krush女子アトム級王者の松谷の直訴で、一度はタイトルマッチに変更された。しかし、昨日の計量でガブリエルが150gオーバーでクリアできず、再度ノンタイトルマッチに変更。ラモスは第1ラウンドを減点1でスタートし、ガブリエルのファイトマネー20%減額(松谷に入る)という形式で行なわれる。なお、グローブハンデは松谷が拒否したためになくなり、両者とも6オンスでの試合となった。チャンピオンになってからはKrushで初の試合となる松谷だが、王者の威厳を示すことはできるか?
1R、お互いにローキックを繰り出していく。松谷がプレッシャーをかけていくが、ガブリエルはローキック、ミドルキックを打っていく。そのガブリエルに松谷は右の三日月蹴り、右のハイキック。ガブリエルの動きの止まったところで、松谷はロープに追い詰めて右のヒザ蹴りだ。これでガブリエルはうずくまるように倒れて、レフェリーが試合をストップ。1R1分48秒、松谷がKO勝利を飾った。松谷はこれが初めてのKO勝利だ。
試合後、ノンタイトル戦ではあるが、トロフィーとベルトを受け取った松谷。そして、マイクを持って喜びの声を語った。
「ALONZA ABLAZEの松谷綺です。今回もたくさんの応援ありがとうございました。初KOできてめっちゃ嬉しいです。まあここで満足せずにK-1のベルトを狙っていきたいので、これからももっともっと強くなって、K-1必ず獲れるように頑張ります。菅原選手、逃げてないでやってください。あと今日、なんか女子つまんないとか言われてるんですけど、女子は全試合KOしたと思うんですけど、どうでしたか? まあ来年とかに、女子大会をまた組んでいただけたら嬉しいです。宮田さん、是非ご検討お願いします。これからも頑張るんで、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」