第5試合はKrushライト級ワンマッチ。第8代Krushスーパー・フェザー級王者・西京佑馬と加藤港が拳を合わせる。西京は22年8月のK-1福岡大会で行われたワンマッチで里見柚己に判定負け。以来SNSでも沈黙を守っていたが、約2年振りの復帰を果たす。迎え撃つ形となった加藤は現在3連勝中と絶好調。今年5月の「Krush.161」では、斉藤雄太を1ラウンドでマットで沈める剛腕振りを見せている。
1R、前に出るのは加藤。飛び込みワンツーを繰り出すが、西京がタイミング良くジャブを当てる。加藤の入り際の右カーフをヒットする西京。加藤は大きな左フックを振るが空転。西京はラウンド終了直前に右ハイキックを浅くヒットする。
2R、前進する加藤を左ジャブ、右カーフで止める西京。距離を詰めて放った左アッパーで加藤からダウンを奪う。立ち上がった加藤は距離を詰めパンチを振るが、西京は左ジャブで寸断。要所で右ストレートを当て、加藤の左フックに合わせたカウンターの左フックで2度目のダウンを奪う。加藤は仰向けに倒れ動けず。加藤陣営のセコンドからタオルが投げ込まれ、西京が約2年振りの復帰戦をKO勝利で飾った。
マイクを握った西京は「約2年のブランクを感じさせないくらいのインパクトを残せた。大きい舞台でまた試合をしたい」と抱負を語った。