match result
試合結果
メインイベント(第9試合)/第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
- 所属ジム
- POWER OF DREAM
- リーブルロア
- 戦歴
- 13戦 9勝(5KO) 4敗 0分
- 22戦 18勝(8KO) 4敗 0分
- 生年月日
- 1994.11.24
- 2000.3.20
- 身長・体重
- 169cm ・ 61.5kg
- 168cm ・ 60.0kg
- ファイトスタイル
- オーソドックス
- サウスポー
- 出身地
- 東京都練馬区
- 群馬県太田市
review
試合レビュー
1R、サウスポーの横山がリング中央に立つ。横山、中島とローを入れるがどちらもまだ距離をあけて相手の出方を探っている。中島はしかしそこから踏み込んでのローを当て、変則的な高い蹴りでも横山を脅かす。
2R、中島はサウスポーとオーソドックスを切り替えながら横山と向き合う。横山は一気にトップギアに入れ、左フックを振るう。やや面食らったかに見えた中島だが、お返しとばかり右ストレートをヒット。中島が左フックを当てると横山は左ストレートと右フックの連打を強振するが、中島は堅固なブロックでこれを防ぐ。横山の猛攻が済んだところで中島は攻めて出んとするが、横山はなおもフックを強打し攻め込ませない。
3R、サウスポーにもスイッチしていた中島だが、オーソドックスから左フックのカウンターを決めて横山からダウンを奪う。焦りの表情が見られる横山を中島は足払いで転倒させる。横山も連打で反撃するが、中島のガードを破れない。中島は横山の強打の嵐の中でも冷静さを失わず、ボディフック、右フックのカウンターを決めて試合を終える。判定は30-28、30-28、29-28の3-0で中島。新チャンピオンに輝いた。
中島のマイク
「このような時期ですが、応援に来てくださったみなさまありがとうございました。対戦してくれた友尊選手、横山選手、トーナメント全選手のみなさま、みなさまがいたから毎日練習をしっかり頑張ってこれたし、応援してくださるみなさまにしっかり勝手恩返しができればと思って頑張りました。空手を教えてくださった先生、キックボクシングを一から教えてくださった古川会長、ありがとうございます。2人の師匠がいなければ今の僕はいないと思っています。このベルトに恥のないようこれからも精進していきます。K-1のベルトが残っているので頑張っていきたいと思います」
■試合後の中島千博のコメント
「一回戦から振り返ると、みなさん向かい合った時に絶対に勝つ・ベルトを獲るという勢いが最初から伝わってきたので、その執念にのまれたら、僕のやりたいこと、冷静に戦うことができなくなってしまうので、しっかり冷静に戦ってやってきたことを出すことを、3試合できたのでよかったと思います。(決勝について)リベンジ戦という形で、前回やった時より(自分は)強くなっていると思っていて。前回負けた部分を冷静に練習しなおしていたので、それを試合で出すことを意識してやりました。(緊張感のある展開だったが?)うかつに変な動きはできなくて、考えて戦いました。理想はKO勝ちですけど、それにこだわるとやってきたことができないので、練習でやってきた細かい動きやガードをしっかり出すことを意識していました。
(POWER OF DREAMにとって久々のベルトだが?)PODはほとんどみんながベルトを持っていて、僕もそこに並びたいと思いましたけど、ベルトというより練習でやってきたことを出せて、その結果としてベルトがついてきました。みなさんに恩返しできてよかったです。(会長からは?)僕は叱られることが誉め言葉だと思うので、会長にダメなところを指摘されたので…褒められました(笑)。
(今後の目標は?)僕がK-1に出たことはないですが、Krushは色んな人が目指しているベルトで、近くで見るとベルトには傷がいっぱりあるんですよ。そのベルトを巻いたことを誇りに思うし、ベルトに恥じない選手になりたいです。Krushでチャンピオンの試合はすべてタイトルマッチなので、Krushで負けたら(チャンピオン生活は)終わりです。負けないことプラスしっかり勝っていってベルトの価値を上げていきたいです。この階級にはまだまだ強い選手がいるので、Krushのチャンピオンとして一人一人強い選手たちに買っていて、もう一つのベルト(K-1)を狙っていきたいです」
■試合後の横山朋哉のコメント
「準決勝の山本戦からダウンをとられてとっての試合だったんですけど、自分らしくない試合でしたね。(決勝前のダメージは?)ないとは言えないですけど、決勝は僕より中島選手が強かったというそれだけですね。言い訳はないです。(決勝の感想は?)相手はこっちの対策もできていたし、1回負けていることもあって気持ちの強さが出てましたね。
(誤算はあった?)準決勝から狙いすぎてた部分があって、気がはやりすぎちゃったなって感じです。(防衛戦で戦いたい?)できればやりたいんですけど、今は何も考えてないです。2試合ともダウンを獲られた試合で,試合前にあれだけデカいことを言っていて、ボロ負けすると……また一から這い上がるとか言えないですけど。どん底から少しずつ取り返していきたいです」
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