Krush
2020.04.11
#MOVIE

◆主催・著作 K-1実行委員会
◆企画・制作 株式会社M-1スポーツメディア
◆運 営 株式会社グッドルーザー
2R、やはり前に出ようとする倉田だが、高橋はそこをミドル、ローと放って止める。倉田もこれにワンツー、左フックといったパンチを主体に攻め状況を打開せんとする。高橋が右ローを入れれば倉田がパンチを返し、ここも両者一進一退の攻防となる。
3R、倉田は右クロス、左ハイキックと先手を取る。だが高橋も蹴りが目立った2Rからパンチの手数を増やして反撃。試合が終盤に入り、倉田は右ストレートと右クロスでラッシュ。攻勢を印象づける。高橋も右ストレート・左フックと反撃するが、倉田の前進が目につく。
判定は30-29(倉田)、30-29(高橋)、30-29(高橋)の2-1で高橋デビュー戦同士の一戦を僅差で制した。
しかしジェイムスは止まらず右・左のフックでアリを襲う。下がりながらの応戦を余儀なくされる寧仁太。しかしハイキックを空振りした後に放ったバックブローを当ててジェイムスをダウンさせる。立ち上がったジェイムスは左フックを2連続で当て、寧仁太にダメージを与えて初回を終える。
2R、ジェイムスはこのラウンドも距離を詰めてパンチで寧仁太を襲う。前蹴りも放つジェイムスは、これがやや効いたか寧仁太は上体が前に折れる。それでもジェイムスが来ると寧仁太はカウンターのヒザ蹴り。ジェイムスはやや前進が弱まる。寧仁太は左右ボディフックからハイキック。寧仁太がボディ打ちを増やし、ジェイムスはやや圧力が弱まってくる。だが前蹴りをコツコツと入れ、ジェイムスが前進する。
3R、寧仁太はジャブで距離を取りミドルキックに繋げる。そこからジャブでけん制しての右フックで打ち抜くとジェイムスはアゴを打ち抜かれてダウン。寧仁太がデビュー2戦目もKOで飾った。
2R、優は右フックから入り、左・右とパンチを先手で振るってヒットする。チャン・リーがローを返してきても、優はそこにフックをカウンターで合わせる。そこからチャン・リーをロープに詰めると、優は左フックをボディから顔へ連係。チャン・リーを攻め立てる。チャン・リーもミドルから反撃せんとするのだが、これを優にかわされてしまい攻撃を繋げられない。
そして左ボディフックをめり込ませると斉藤はたまらずダウン。立ち上がった斉藤に泰斗は攻め手を緩めず、右クロスでダウンを追加。さらに泰斗は右ハイキックから右ストレートを当て、このラウンド3度目のダウンを奪って斉藤をKO。実にK-1 JAPAN GROUPでは実に3年10カ月ぶりの勝利を収めた。
泰斗のマイク
「いや、これだね。これ、これ!こうやって喋るのも久しぶりですけど、試合も1年3ヵ月ぶりで、連敗が続いて、最高のリングを用意してくれた関係者のみなさんありがとうございます。去年は怪我もあって引き際を考えたんですけど、いろんな人、セコンドについてくれたみんな、ほんとに感謝してもしきれないほどです。たかが1勝ですけど、僕にとっては大事な1勝になりました。偉そうなこと言えないですけど、K-1名古屋大会出たいと思っているので、僕を使ってください。金曜日にありがとうございます。みんな大好きです」
■試合後の泰斗選手のコメント
「(試合を振り返って?)本当にたくさん応援していただいて。最初は自分でも固かったのでヤバいなと思ったんですけど、倒せたのでよかったです。(対戦相手の印象は?)予想どおり、パンチをブンブン振り回してくるなって。ただ、僕の中でももうちょいパンチが強いかなと思ったんですけど、意外と気持ちが折れなきゃ効かないもんだな、と。(今後の目標は?)とりあえず来月の名古屋のK-1に、僕も絶対に出たいなと思っているので。いまさらメンツがどうとか自分の中ではないので、突っ走りたいと思います」
1R、軽くステップを踏む山田はローで探りを入れる。MOEは惑わされず前蹴りを飛ばす。MOEの右ストレートに山田は右ストレートから左フックを繋いで返す。しかしまだ慎重に山田は距離を見る。山田がストレートで打って出るとMOEも右ストレートで迎撃。山田は右ストレートをクリーンヒットして初回を終える。
2R、中央に立つMOEに対し山田はステップで周囲を回る。山田がジャンプしてのパンチを放ってもMOEは強気で下がらない。パンチの打ち合いとなると山田の左ショートフックがヒット。MOEは被弾があっても強気なままで下がることなく、リング中央で山田を迎え撃つ。MOEの右ストレートを山田は顔をひねって受け流す。
3R、山田はこれよりも圧力を増して前に出ようとするものの、MOEもクリンチで受け止めそれを許さない。打ち合いにもMOEは応じ、左右ストレートを振るって下がらない。山田はパンチからバックブローも繋ぐもクリーンヒットを得られない。判定は30-29、29-29、30-30で山田に1票入るもドロー。延長戦に突入となる。
■試合後の山田真子選手のコメント
「(5年ぶりの試合を振り返って?)緊張とかはなくて、ずっと試合が始まるまでワクワクして楽しみな感じだったんですけど、自分が思ってたよりもなかなか試合をうまく運べなくて。動けてなかったのが悔しいですね、全部出しきれなかったので。そこがまだまだ自分の甘いところかなと。それができるよう、一人前になりたいです。(対戦相手の印象は?)動画を観て蹴りがすごいうまい印象があったんで、その対策をずっとしてきました。今日も1R目から警戒はしてたんですけど、警戒しすぎて見合ってる時間が多かったのかなと思います。(現在、女子アトム級の王者は高橋Knuckle美穂選手だが、今後の目標は?)まだまだ自分は挑戦させてもらえるようなレベルじゃないと思うので。今日の試合で課題もたくさん見つかったので、そこはプラスに考えて、次につなげられるように練習をすぐにでも開始したいと思います」
2R、ミドル・前蹴りの蹴り合いから龍華が前に出て迅也に圧力を掛ける。迅也のミドルをカットしながら龍華は距離を詰めていく。しかし迅也も前蹴りと右フックで龍華を打ち込む。ここで両者左右フックの打ち合いとなり、迅也が右フックをアゴに打ち込む。龍華はダメージを受け足をフラつかせる。追撃したい迅也だが、龍華はクリンチも交えこのラウンドを乗り切る。
3R、迅也は前に出て右ボディフックから顔への右フック。龍華はダメージが抜けていないか前に出られなくなる。跳び二段蹴りを放つ龍華だが、迅也は止まらずプレッシャーを与えていく。だが、龍華も距離を作って被弾を避ける。判定は29-28、29-28、29-27の3-0で龍華。迅也の追い上げにあったが振り切って勝利した。
■試合後の龍華選手のコメント
「(試合を振り返って?)反省点ばっかりでした。(対戦相手の印象は?)3R通して全部攻められちゃって自分が後手に回っていたので、気持ちが強いなと思いました。(今後の目標は?)今回の試合でダメなところがいっぱい見つかったので、ひとつひとつ直して、もっと上の強い選手と戦えるようにがんばります」
2R、蓮實は両手を低めにしてリラックスした構えから再び強打を狙っていく。関川は右ローを蹴りつけるが、蓮實はボディフックから顔への右フック。蓮實は強打の連打を止めず、右ストレートから右フックを繋ぎ、関川をガードごとなぎ倒して2度目のダウンを奪う。立ち上がる関川だが、挽回には至らず2Rが終わる。
3R、関川は右ミドル、右ローからパンチを繋いで前に出る。だが、蓮實も頭を振りながら右フック・右ストレート。関川はこれを当てさせないようにし、バックブローを振るうも空振り。右ロー、左ミドルを当てる関川だが、蓮實を追い詰めるには至らない。逆に蓮實が左右フックを振るって当て、終了間際に右ストレートで関川に3度目のダウンを与えて試合を終える。
判定は30-24、30-24、30-24の3-0で蓮實。各ラウンドでダウンを奪い、大差判定勝ちを果たした。
■試合後の蓮見光選手のコメント
「(試合を振り返って?)三回くらいダウン取ったんですけど、倒しきれないのが悔いが残ります。(対戦相手の印象は?)空手をやってたっていうのはわかってたんですけど。今回早々に対戦相手、試合を飲んでくれたので感謝してます」
1R、パンチと右ローでオーソドックスな攻めを見せる鷹大に対し、森坂は前蹴りで飛び込み、クルリと回転しての二段蹴りと持ち味とするトリッキーな攻め。しかしその後森坂は圧力を発して前に出ていく。鷹大もしかし押されたままにならず、左ボディから右ロー。森坂も出返して右ローを入れ、両者一進一退となる。
2R、鷹大をロープに詰めた森坂は連打からローキックを放つも、これはローブローとなり鷹大に一時インターバルが与えられる。再開しても両者近距離で打ち合いを展開。鷹大は左ボディに右ロー、左右フックと攻撃を打ち分ける。だが森坂は下がらず左ミドルを飛ばして応戦する。森坂はガードで鷹大のパンチを弾き、そこから連打・ミドルに繋げる。
3R、両者左ミドルを当て合う。森坂はさらにその後も左ミドルを連打。しかし鷹大はこれに下がらず、リング中央に立ちジャブ・右フックと森坂を攻める。森坂が出てくると、逆に鷹大は下がって距離を作り右フックのカウンターを狙う。森坂はダッシュしての左ボディフックを打ち込むが、鷹大はダメージを見せない。右クロスを決める鷹大だが、森坂も動きを止めない。判定は29-29、30-29、30-29の2-0で鷹大。負ければ引退の覚悟で臨んだ一戦で勝利した。
■試合後の鷹大選手のコメント
「(試合を振り返って?)いやあ、勝ったことは勝ったんですけど、超ギリギリでしたね。(対戦相手の印象は?)メチャクチャやりづらかったです。(今後の目標は?)勝つだけじゃダメだと言っていたので勝ち方を。とりあえず、次につながっていいかなって思うので。次、がんばります」
1R、サウスポーの新美は開始から前に出て左右フック・左ローと猛攻。佐野はガードを固め、そこから右ローを返す。新美はさらに左ロー&左右ボディフック。佐野はガードからボディへのヒザ蹴りを放ち、右ミドルを飛ばす。このヒザとミドルが気になるか、新美はややプレスが落ちる。佐野は後手にこそなるが新美のパンチをブロックで弾き、右ローを返す。
2R、新美は前蹴り&右ロー。しかし佐野はそこへワンツー、ストレートを合わせる。新美は右・左のローを放つが佐野がストレートを合わせてくるため蹴り辛そうにする。上背で優る佐野が前に出て新美に圧力を掛けていく。
3R、新美はフック連打から左ローを浴びせるが、佐野は大きなダメージは見せず、ジャブから右ロー、右ストレートと飛ばす。新美も攻撃を繰り出すが、佐野のガードの上であり大きく崩せない。佐野は被弾があっても下がらず前進して新美に圧を掛ける。新美はジリジリと下がらせられる。左右フックを当てる新美だが、佐野はやはり下がらない。
判定は29-28、29-29、29-28の2-0で新美。佐野の計量オーバーによるマイナスポイントもあり辛くも勝利した。
■試合後の新美貴士選手のコメント
「(試合を振り返って?)相手の佐野選手が、ちょっと(契約体重を)オーバーして、試合ができるかなと思ったんですけど。佐野選手がいたから試合が成り立ったので、まずは相手に感謝しています。(対戦相手の印象は?)やっぱり強いですね。(今後の目標は?)今日の試合は全然ダメダメで、ちょっと自分が弱いなってあらためて思いました。もっともっと強くならないとダメなので、またしっかり練習して強くなった姿をみなさんに見せたいと思います」
1R、寺島が左ミドルで先制するが、ギソプは離れ際に左フックを打ち込む。ギソプは反則である首相撲からのヒザをたびたび見舞ってしまいレフェリーから注意を受ける。サウスポーの寺島は左ロー、ギソプは右ロー。長身のギソプに寺島は押し負けず、左ローを嫌がらさせ、左ストレートを打ち込む。ギソプは左ボディフックからグチャグチャとパンチを振り回すが、寺島は左ローを中心とした攻めを崩さない。
2R、寺島はこのラウンドも左ローを当てていく。ギソプも右ローを返し左ボディフック。寺島はこれに三日月蹴りで対抗する。ギソプは左ボディ・ヒザ蹴りと寺島のボディに攻撃を集中する。だが寺島も正面からの左ストレートで応戦。寺島はフェイントからの左ハイを当てるが、追撃はギソプのクリンチに阻まれる。ギソプは左ボディ中心の攻めを見せる。
寺島は観客を両手で煽って3Rの開始を迎える。ギソプは間合いを詰めて寺島の右わき腹を左ボディフックで叩く。寺島はボディが効いているか、やや攻撃の力が弱って映る。だがギソプも最終ラウンドで出力が落ちている。寺島は左ボディフックを効かせ、苦しくなったギソプがクリンチするとこれまでの累積もあり、ギソプに反則のイエローカードが提示される。減点分の挽回に向かうギソプだが、寺島がさばいて試合を終える。
判定は29-28(寺島)、29-28(ギソプ)、29-28(寺島)の2-1で寺島。ギソプは寺島の手を上げて勝利を称えた。
■試合後の寺島輝選手のコメント
「(試合を振り返って?)神経を削る試合で、相手選手がすごく強かったです。 まだ短いですけど、 自分の今までのキャリアのターニングポイントになるような試合でした。(対戦相手のラッシュをどう感じた?)いつもそうなんですけど、いままでKO勝利していたときから、最悪の状況を考えて試合をしているので。今回もどういう状況になっても、対応できるようにしてました。きつい試合になるのはわかってましたし、そんなに驚くことはなかったです。
(自分が試合の山場だと思った場面は?)やりながら、いろいろ作戦のパターンを考えてたんですけど、最初に前に出てきた時点から、自分の先輩のに『奥足!』と言われて、すぐに奥足を効かせるようなスタイルに攻撃を変えられたところかな、と。まあ、オーソドックスでもサウスポーでも戦えるんだぞっていうのを、観ている人にもアピールできたんじゃないかと思いました。(連続KOが途絶えたのは残念?)もちろん、判定とかで勝ちたくないというのはあったので、リングを下りるときにちょっと涙が出てしまって。悔しかったっていうのはありますね。でも、まあ無敗なんで許してください(苦笑)。
(相手とのTシャツの交換については?)殴り合いましたけど、前日会見でも『拳で語り合いたい』っていうふうに話をして。言葉で会話するよりも濃いものを交換できたというか、お互い気持ちが通じるものがあってTシャツを交換させてもらいました。(今後の目標は?)ちょっと今回のダメージや連戦の疲れもあるので、これをしっかり抜いて。あと、今回は韓国のトップ選手とやらせていただいて、すごくいい経験になったので。トップ選手と戦うにはまだまだ甘い部分も見えましたし、反省点もたくさんあるのでしっかりクリアします。僕は埼玉県出身で埼玉県育ち、 埼玉県在住なんですけど、来年3月に埼玉で一番のビッグイベントがあるので。僕を呼んでもらえればどんな選手でも熱い試合をして、今度は絶対にKOで倒します。ぜひ、『K'sFESTA』に呼んでください」
1R、朝久はミドル、ローと蹴りで先制。西元が踏み込みからの左右フックを振るうが、朝久は下がらない。朝久がジャブからの右クロスをヒット。西元が右フックを振るっても朝久はヘッドスリップして当てさせず、逆にそこへフックをカウンターで狙っていく。打ち合いの中でフックを当てた西元は軽くガッツポーズ。しかし朝久は顔面ヒザ、ハイキックと西元を攻める。
2R、ステップを踏み、踏み込むタイミングをうかがう西元。だが朝久もその西元のタイミングにミドルを合わせる。そこから左顔面前蹴りを朝久は3連続でヒット。さらに足払いで西元を転倒させる。朝久はストレートから再び顔面前蹴りを繋げ、これが西元をとらえる。そして顔に意識を引き上げたところで朝久は左三日月蹴りで西元のわき腹を打ち抜き、ダウンを奪いそのままKO勝利した。
朝久のマイク
「来月タイトルマッチ(レオナ・ペタスvs山本直樹)があると思うんですけど、次の挑戦者は俺しかいないでしょ。いまK-1以外も盛り上がっていますが、俺が最強を証明します。この後メインでもっと熱い試合をしてくれると思うので楽しんで帰ってください」
■試合後の朝久泰央選手のコメント
「(試合を振り返って?)相手はKO率が高かったので、一発を警戒しながら自分の動きを貫こうと思い、それを意識してずっと戦いました。(対戦相手の印象は?)ステップが独特というか、いままで戦ってきた選手とはちょっと1テンポ、2テンポ違うような動きもあって。向かい合って、わかりにくい攻撃もあったので強い選手だと思います。
(近年稀に見るくらい、いい動きに見えたが?)そうですね(苦笑)。母さんの作った料理のおかげかな、と(笑)。本当のことをいうと、会場に来られてないかたの応援だったり、いままで戦った戦友の『がんばってくれ』という応援があって、それが励みになりました。(顔面は狙ってた?)そうですね。男前だったんで蹴るのをためらったんですけど(苦笑)。狙ったというか、自然に出たという感じで。全部同じような蹴りに見えて、タイミングを変えたりしたので。相手には周りから見ているのとは違う印象の蹴りだったと思います。
(空手対決と押されていたのは気合が入った?)館長が作り上げた朝久空手っていう、分類的には空手という言いかたをするんですけど、総合格闘技やボクシングや寝技など何でも実戦的な動きをやっているので。空手対決というよりは、同じ年ということもあってケンカみたいなつもりで、気合入れて臨みました。技は全部得意なんですけど、最近はいまいちKOがなかったので。KOできてよかったです。(朝久空手の強さが見せられた試合?)そうですね。出した技は一部にすぎないんですけど、これからもっと技を出して。『朝久とやりたい 』という声が出ないくらいに圧倒的な強さで頂点を極めたいと思います。(パンチで意識したことは?)体重の載せかたを意識しました。相手が右を意識したときに左を出したり。前で戦ってみないとわからないようなフェイントを意識して、戦いました。
(今後の目標は?)圧倒的な強さでKRUSHのチャンピオンを取りたいです。最近、他団体との対抗戦という声もよく挙がってるんですけど、そういうことよりも『KRUSHの朝久とはやりたくない』と思うくらいの強さを見せていきます」
1R、佐々木はゴングからすぐ前に出て間合いを詰めるとサウスポーからの左ストレート。晃貴はガードを固めて佐々木の動きをよく見てローを返す。佐々木はジャブと左インロー。ステップを使って晃貴との距離を操作し、晃貴を懐に入れさせない。晃貴が入ってこようとすると、佐々木は左クロスで脅かす。ラウンド終盤、晃貴は圧力を強めて前に出るが、佐々木はこれをグッと押し返す。
2R、佐々木はこのラウンドもステップを続けてリングを回り、右ボディフック。晃貴が入って来ようとするとやはり左クロスで進入を阻む。そして晃貴の前蹴りの直後に左ストレートを合わせ、晃貴がバランスを崩すとダウンが宣告される。晃貴はダウンの挽回に前へ出てパンチを振るうが、佐々木をとらえられない。グッとダッキングして懐に入る佐々木はその後で晃貴に組みつきパンチを封じる。
3R、佐々木は右ジャブを突きながら右回り。左右フックを晃貴に見舞い、晃貴が打ち返してきてもその内側をフックで打ち抜く。リーチで劣る晃貴だが、佐々木の懐に入ることができずパンチが届かない。右インローで佐々木の体勢を大きく崩した晃貴はそこから攻めて出るが、佐々木のダッキング・ボディワークにパンチが空を切る。判定30-28、30-28、29-28の3-0で佐々木。パワーオブドリームに3本目のベルトをもたらした。
佐々木のマイク
「晃貴選手、対戦してくれてありがとうございます。格闘技を始めて17年、プロとしても10何年、ベルトっていうのが獲ったことなかったので、いろんなものがこみ上げて泣いちゃいました。ボクシング時代から応援してくれたみなさま、今応援してくれてるみなさま、仲間、家族、息子が生まれて小さくて、ボクシングを辞めてどうなっていくか分からなかったので、こうやって形になって、古川会長には明日から反省会があると思いますけど、今は本当に喜びたいと思います。本当にありがとうございます」
■試合後の佐々木洵樹選手のコメント
「(試合を振り返って?)晃貴選手、自分とやってくれて本当にありがとうございました。結果的にチャンピオンになれてよかったです。でも、いま会長には『マイナスじゃないけど0点だ。明日から朝練だ』って言われたんで(苦笑)。ちょっと考えながら……、生きていきます(笑)。(試合でやりたいことはできた?)序盤は思ったとおりにできたかなと思いましたけど、最後はバタバタして。晃貴選手はプレッシャーが強かったですね。蹴りもあって、思ったより強かったです。チャンピオンの風格というか、パンチが当たっても全然来たんで。まあ、想定はしてたんですけど、対応できないまま終わっちゃったんで、そこが課題ですね。作戦どおりではありました、動いて。でも、やっぱり蹴らせちゃいましたね、けっこう。ミドルもガンガン蹴らせちゃったので。もっと蹴らせずに、武居由樹くんや江川優生くんじゃないですけど、もらわないでやらないとダメですね。
(パンチは完封できた?)自分的には対処できたかなと思いました。思ったより蹴りが強かったかな、と。でも、パンチもスピードがあったし、一発もらわないように本当に集中してやりました。(巻いたベルトをずっと見ていたが?)『ベルトは気にせず、いつもどおりの試合をします 』って言ってたんですけど、いざこうやってベルトを見ると本当にうれしいです。チャンピオンになったばかりなので、これからもっと高みを目指していきたいと思います。(あと何本くらい巻きたい?)たぶん、欲は出てくると思うんですけど、いまはこれに浸って。今日は枕元に置いて寝ます、そのくらいうれしいです(笑)。
(そして、明日から朝練?)本当に言ってたので、会長はやりかねないというか (苦笑)。? でも、足が痛いので、ちょっと相談します(笑)。(K-1には出たい?)そうですね。K-1愛を口に出さなかったですけど、K-1が本当に大好きで格闘技を始めたので。ただ、KRUSHのタイトルマッチが決まったときは、自分の中で言わないようにしてました。足元すくわれるし、しっかりKRUSHのベルトを取るっていう気持ちを。勝ったらK-1だとか自分で言わないようにしてましたね。(武居選手と江川選手は何か言っていた?)内容とかは帰ったら。自分、一番年上なんですけど、ジムでは 武居くんも江川くんもめちゃくちゃイジッてくるので、帰ったらいろいろ言われると思います(苦笑)。扱い的には一番年下のような感じなので、それでメンタル鍛えられましたね(笑)。
(今後の目標は?)とりあえずチャンピオンベルトを取ったので、明日の朝練があるかわからないですけど、一日二日は浸って。それこそK-1にチャレンジしたいですね。こうって言われた体重に合わせていくので。次の目標としてKRUSHのベルトを防衛するか、K-1のベルトを目指すかは、会長と相談ですけど。まあ、自分ではK-1のベルトはこれから狙っていいのかなと思います」
■試合後の晃貴選手のコメント
「(試合を振り返って?)佐々木選手は距離感が遠くて、警戒していた部分もあったんですけど。相手が上回ったと思います。(ステップはやりにくいと思った?)対策してたんですけど、やりづらかったですね。的を絞らせないというか。(予想以上のステップだった?)予想以上でしたね。そのステップで入れない部分はありました、もっと練習します。(パンチ力はどう感じた?)ボクサーと聞いてたので、パンチ力は予想してたんですけど強かったです。硬かった印象があります。(ベルトを失ったことについては?)それよりも負けたっていうのが悔しいです。自分の中で負ける気はなかったので。もっと練習して、またベルトを巻きます。(今後の目標は?)負けないようにもっともっと練習します。また、イチからやり直して返り咲きます」
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