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試合結果

メインイベント(第9試合)/第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R

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試合レビュー

 K-1甲子園を制し、Krushでもバンタム級王座を獲得、今回の試合で2階級制覇を狙う軍司と、昨年1月のKrush初参戦から順調にステップアップし、無敗で王座戴冠を目指す玖村。軍司の2階級制覇か、あるいは玖村が無敗で戴冠を果たすか。20歳同士によるスーパー・バンタム級王座決定戦。

 1R、玖村は前蹴りで軍司を抑え、軍司が前に来ると左ショートフックをヒット。しかし軍司がボディフックを振るっていったところで軍司の頭が玖村の鼻筋にバッティングで当たってしまい、ドクターチェックが行われる。再開すると、ジャブ・左フック・右ストレートを振るう軍司に対し、玖村は前蹴りで抑え、そこから右ストレート、左フックに繋げる。ラウンド最後にも玖村が軍司の左ジャブに右クロスをかぶせてヒットし終える。

 2R、ステップインしてパンチを振るう軍司だが、再び玖村にバッティングとなってしまう。やや時間をおいて試合再開。玖村はバッティングを気にしながらも左ボディフックを打ち込み、軍司のミドルもスウェーでかわす。ジャブ・左フックと先手で放つ軍司だが、玖村はカウンター、あるいは打ち返しで左フック・右ストレートでヒットを上げる。玖村は多発するバッティングにも熱くなることなく、歩を進めてブロックから打ち返しのパンチを当てていく。

 3R、開始すぐに放った軍司のローが下腹部に直撃。玖村はダメージの回復に努める。再開後、両者がパンチを交錯させると頭を低くした軍司がまたもやバッティングになってしまい、玖村は顔をしかめる。玖村は右ストレートを当て、前蹴りを入れた後にも右ストレートでとらえるが、軍司は影響を見せない。ディフェンスよりもオフェンス重視で、顔・ボディと左フックを振って攻める軍司。しかし玖村は軍司の左フックを空振りさせて右ストレートをヒット。さらに軍司のミドルをかわして玖村は左フックも当てる。軍司は口の中に負傷が疑われドクターがチェックする。再開後も玖村は軍司の攻撃を見切って当てさせずに試合を終える。判定は30-29、30-28、30-28の3-0で玖村。無敗での戴冠を成し遂げた。

玖村のマイク
「軍司選手は元々バンタム級(53kg)のチャンピオンで強い選手なのは分かっていて、その選手とタイトルマッチだったのでずっと不安で、怖かったんです。でもみんながジムでずっと練習を見てくれて、だんだん自信に変わってきて、こういう結果に繋がってよかったと思います。チームキングスのみなさんありがとうございます。

 僕たち玖村兄弟は兄の修平と大阪でやっていて、Krushに出られると思っていなくて、チャンピオンになれたのは夢のようです。まだまだここがゴールとは思ってなくてスタートなので、これからもっと強い選手が集まってくるような強いチャンピオンになりたいと思います。これからもチームキングスはじめ、僕たち玖村兄弟の応援をお願いします」

■試合後の玖村将史選手のコメント
「(試合を振り返って?)課題はいっぱいあったんですけど、チャンピオンになれたことにホッとしています。(対戦相手の印象は?)パンチが想像以上に強かったです。(今後の目標は?)全然まだまだチャンピオンとして、今日の試合内容ではダメだと思うので。もっと世界中から強い選手がKrushに集まってくるような選手になりたいと思います。(バッティングやローブローの影響は?)ないと言ったらウソになるんですけど、それで集中力が切れるのはダメだと思ったので、そこは意識して戦ってました。(相手のボディは?)来るのはわかっていたので想定内でした。(攻撃の手応えは?)打ち合っても負けないなと思ったので、パンチでいきました。(スーパー・バンタム級で戦いたい選手は?)K-1でダントツで強い武居由樹選手とやらないといけないなって思っています」

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動画

試合情報

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大会名
2019年2月16日(土)Krush.98
日程
2019年02月16日(土)
会場
後楽園ホール
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