match result

試合結果

メインイベント(第8試合)◎Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    Mike's Gym
    HALEO TOP TEAM
    戦歴
    60戦 48勝(22KO) 9敗 1分
    52戦 28勝(11KO) 19敗 5分
    生年月日
    1990.9.1
    1978.1.25
    身長・体重
    178cm ・ 70.0kg
    180cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    オランダ領キュラソー島
    東京都中野区
    SNS

review

試合レビュー

 キャリア18年、40歳にして最強王者に挑む山内。対するピケオーは「40歳で俺に挑むなんてバカげている。これは試合じゃなくスパーリングだ」と余裕のムードを漂わせる。番狂わせの戴冠か、あるいは順当な防衛か。

 1R、山内はロープ際に下がり前蹴りを飛ばしローキック。ピケオーはこれに対し、鋭い左フックを振るっていく。しかし山内は顔面前蹴りを放つとこれでピケオーの顔を綺麗にとらえ、ピケオーはグラリと体勢を崩してダウンを宣告される。憮然とした表情のピケオーはのっしのっしと前に出て山内をコーナーに詰めてパンチを集める。

 しかし山内もカウンターの右ストレートをヒット。ピケオーは右ストレート、左フック、右アッパー、左右フックと山内を攻め立てる。山内はロープを背に前蹴りを飛ばし、さらに右ストレートのカウンターでもピケオーをとらえる。だが、ピケオーの右ストレートを被弾し、山内もダウンを喫する。山内がこのダウンから立ち上がったところでゴングとなる。

 2R、ピケオーは再び圧力を発して山内をロープ・コーナーへと追い詰める。そして打ち下ろしの右ストレート、左アッパーとピケオーは伸びやかで殺傷力ある攻撃をまとめる。コーナーから出られない山内。右アッパーを突き上げられたところでレフェリーはスタンディングダウンを宣告する。

 山内はバックブローを放つもブロックされ、再びコーナーに追い詰められる。そしてショートのアッパーを打ち込まれるとレフェリーが試合をストップし、これとほぼ同時に山内もマットに崩れ落ちた。

ピケオーのマイク
「山内はとても強い選手で、まさかダウンを奪われるとは思っていなかった。だけど、またチャンピオンになったので、すぐにでも日本で試合をしたい。また応援よろしく!」

■ジョーダン・ピケオーの試合後のコメント
「前回の試合から8カ月間空いて、年末に右手を手術してから最初の試合だったので、勘を取り戻そうと思いながら戦っていた。1Rは少し右手が痛んで気にしながら戦っていたけど、最後は勝つことができてよかったと思う。(山内の印象は?)正直、山内が1R持つことはないと思っていたよ。でも山内は距離を取る作戦で戦ってきて、なかなか良い攻撃を当てられなくて手こずってしまった。まぁ一発いいパンチが入ってから、山内は距離を取れなくなって、それからは戦いやすかったね。

(ダウンを奪われたの前蹴りは?)あれはフラッシュダウンだ。ちょうど自分が構えをスイッチしたタイミングで顎に前蹴りが当たって倒れただけ。倒れてから立ち上がるのまでのんびりしていたらダウンカウントが始まって『まさか!』と思ったよ(苦笑)。実はセコンドから『最初はゆっくりいけ』と言われていたんだけど、そのままじゃいけないと思って、あのダウンでスイッチが入って一気に攻め込むことにした。(今後の目標は?)Krushのチャンピオンとして防衛することはもちろん、もし可能ならK-1に出てスーパー・ウェルター級(-70kg)とウェルター級(-67.5kg)の両方のトーナメントに出たい。いずれにしても今年はK-1チャンピオンになりたいね」

■試合後の山内佑太郎選手のコメント
「(試合の感想は?)想像以上に強くて、完敗だなって。(対戦相手の印象は?)いままで50戦やってきたので、圧力やパワーのある選手といっぱいやってきたと思うんですけど、僕のイメージは経験してきたものしかないですが、それを上回るパワー、圧力、スタミナでしたね。(今後の目標は?)う~ん……。今日に気持ちをかけていたので、こういう負け方をしてしまい、いまはどうとは決められないですね。

(序盤に詰められた時点で想像以上だった?)そうですね。相手の攻撃をいくつか受けて、タイミングを自分の身体で測りながらカウンター当てたりとか、そこから道を開くっていうのが僕の中であるんですけど。今日はピケオー選手の攻撃を受けて、あれだけ連打されたら普通だったらスピードやキレが落ちてくるタイミングが、経験上は必ずあるはずなんですけど、それがなくて。いつまでたっても勢いもパワーも止まらないので、それがちょっと。僕のほうが疲れてしまって、いいのをもらって倒れてしまったという感じですね。想像以上でした。

(その中で序盤、ダウンが取れたというのは?)1Rは向こうも固いというか、動きにスキがあったので『カウンターを当てられる』と実感して。ただ、たらればなんですけど、1Rの時点でもう一回カウンターを合わせればよかったのにって。なんか余裕というか、様子を見てしまって。2R以降で、スキを見て確実にカウンターを当てようって。そう思ってたら、2Rになってギアが上がってきて、さっき言ったようにラッシュが止まらず、疲れてしまったというか。ディフェンスしながら、ダメージを受けてしまったという感じですね。

(ダウンを奪ったときはコーナーに誘った?)誘ったというか、流れ的に。言っちゃうと、コーナー背負うと相手は攻める気になるし、その時点でスキができるので。だから、コーナー背負って戦うのはそんなに嫌いじゃないんですけど。1Rはそういう僕のイメージどおりで。あれは狙ったというよりは、出したのが当たったという感じなんですけど。1Rはちょっとイメージどおりにいきましたけど、2Rが思っていたのとは違いましたね。オデコでパンチを受けると、だいたい相手は拳を痛めることがあるんですけど、ピケオー選手の場合はオデコで受けたら、そのままコッチがダメージを受けて意識が飛んじゃったので」

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動画

試合情報

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大会名
2018年1月27日(土)Krush.84
日程
2018年01月27日(土)
会場
後楽園ホール
選手
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