match result

試合結果

メインイベント(第9試合)/Krush -70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    バンゲリングベイ・スピリット
    HALEO TOP TEAM
    戦歴
    39戦 25勝(14KO) 14敗 0分
    52戦 28勝(11KO) 19敗 5分
    生年月日
    1988.7.5
    1978.1.25
    身長・体重
    175cm ・ 0.0kg
    180cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    東京都八王子市
    東京都中野区
    SNS

review

試合レビュー

 4・12「Krush.53」で第3代Krush-70kg王者となった中島が初防衛戦で山内と激突。両者は過去2度の対戦経験があり1勝1敗、今回-70kgのベルトをかけた決着戦となった。

 直近の対戦(2013年3月)で敗れている中島は「ベルトを守るというのもあるけど、一度、倒されているので倒し返さないといけない。今はそっちの気持ちの方が大きいです」と王座防衛以上にリベンジという部分に闘志を燃やす。

 一方、山内はは今回が初代王座決定トーナメントから数えて4度目のタイトル獲得のチャンスで「ずっと思い続けてきたベルトなんで欲しいし、すごく色々な想いがあるんですけど、明日はそういうものを全部力に変えられるなって感覚です」とすべてをぶつけるつもりだ。

 1R、中島はガードを高く上げて左右のミドルを蹴る。山内は細かくフェイントを入れてローと右ミドル、右ミドル・右ストレートで前に出る。中島は右ストレートのカウンターを狙い、左ミドルと右ローを返す。山内は右ミドルを蹴って、中島のローに右ストレートを狙う。中島は山内の攻撃をガードして強烈な右ローを蹴り返す。

 2R、中島はしっかりガードを固めて右ローを連打。山内は中島の蹴りに右ストレートを狙うが、中島は確実にローを蹴り返す。距離を詰めて、中島のガードの間にフック・アッパーを狙う山内。しかし中島のガードは固く、逆に中島が右ロー、奥足ローを確実にヒットさせる。

 3R、山内がワンツーとヒザ蹴りで突進。中島は距離を取って右ローを蹴り、右フック・左ハイキックをヒットさせる。パンチとローで打ち合う展開から、中島が飛びヒザ蹴りを発射。山内がジャブを突いて前に出ると、中島は右ストレートと右ロー、離れ際の右ハイキックを当てて山内の動きを止める。残り30秒、中島は前に出る山内を押し返し、左ミドルと右ロー。山内に追撃を許さない。ここで試合終了となり、中島が判定勝利。山内との3度目の決着戦を制し、-70kg王座初防衛に成功した。

 試合後、中島は「応援ありがとうございました。ジムのみんなと周りのサポートと応援のおかげで何とか勝てたと思います。山内さんと3回目の試合で、山内さんの気持ちも伝わったし、選手として尊敬しているので、山内さん、ありがとうございます」と対戦相手の山内と周囲に感謝の言葉。「自分的には倒せなかったので納得してないけど、今の目標は世界で勝つ選手になることです。外国人で強い選手がいっぱいいるけど、日本人でKrushのベルトを持っている自分が世界一を目指すのでよろしくお願いします」と更なる飛躍を誓った。

■試合後の中島弘貴選手のコメント
「(ベルト防衛に成功しましたが、試合を振り返って?)ぶっちゃけ、本音は前に倒されてたので、倒し返すって決めてたんですけど。試合前から山内さんの気持ちも伝わってきましたし。まあ、自分の目標は世界チャンピオンなんですけど、これじゃまだ言えないです。倒し返したかったし、倒せた場面もあったんですけど、安全のほうにいっちゃいましたね。勝ってうれしいんですけど、素直に喜べないっていうのはありますね。(復帰戦が防衛戦というところで不安はありましたか?)そうですね。こないだ、外国人とやって負けて、次は負けれないというのはあったし。まあちょっと、今日みたいな感じになりましたね。

(あらためて山内選手の印象は?)初防衛だったんですけど、気持ちが伝わってきて。自分もそれを上回るような気持ちを作っていったので。でも、そんな防衛するっていう緊張感がそこまであったのかどうか、自分でもわからないような感じです(苦笑)。(緊張がなかった、と?)緊張はしたんですけど、自然体でした。(最後、リングでどんな言葉を交わしましたか?)気持ちが伝わってきたっていうこと、山内さんに倒されて自分が強くなったってこと、あとはまた4度目があったらお願いしますと伝えました。山内さんには『また、防衛がんばって』と言われたので、また山内さんを待ってます、と。

(倒しにいけたというのはローですか?)いや、パンチですね。ローで倒す気はなかったです。パンチで効かせてたので。もっとスカッと勝ちたかったんですけど、勝ってもそんなに『ウォー!』って感じではないというか……(苦笑)。まあでも、うれしいです。(この一戦から得るものは?)まだ、自分のスタイルも完成してないですし、発展途上なので、まだまだ強くなると思います。日本人だと70kgじゃチャンピオンになれないと思ってる人がいると思うので、それを覆すために、Krushのベルトを持ってる自分がK-1の、世界のチャンピオン目指していきたいと思ってます」

movie

動画

試合情報

BRAND
大会名
2015年10月4日(日)Krush.59
日程
2015年10月04日(日)
会場
後楽園ホール
選手
back
チケット購入