11月28日(金)、都内にて、11・29「Krush.182」後楽園ホール大会の前日計量と会見が行われた。第5試合はライト級ワンマッチ、友尊vs堀井翼の一戦。だが会見は、計量クリア後に体調不良を訴えた堀井が欠席。友尊が一人で登壇することとなった。
友尊の発言前に、宮田プロデューサーがマイクを持つと、友尊がこの試合を最後に現役引退を決意していることをアナウンス。続けて、「明日はもちろん堀井君と思いっきりいい試合してもらって、友尊君は家庭も持ってるし、最後という気持ちで戦うと思うんですけど、意外とね、戦うことが好きなジャンキーみたいなところがある選手だと僕は思ってるんで、もしかしたらもうちょっと頑張るかなという気もするんで。ただ本人が決めたことなんで、僕はそれを止める権利はないんですけども。明日はもう最後だと思って追い込んで練習も積んできたと思うんで、そういった感じでファンの皆さんも友尊選手の戦いを見つめていただければと思います」と話し、友尊に「思いっきりやってください」とエールを送った。
続けて、友尊は試合への意気込みをこう述べた。
「明日は自分の中で一回けじめをつけて、自分の現役最後にしようとと思っている試合なんで、悔いなく最後の自分らしく、最後の試合も『友尊の試合は本当に勝っても負けても面白いな』って思ってもらえるような試合をして終わりたいと思います」
質疑応答に移ると、まず欠席の堀井について思うところはという質問。友尊は「ちょっとアンラッキーだなと」と軽くスベってみせ、「できればベストコンディションの状態で戦いたい。以前、南雲(大輝)君と試合した時に流れちゃった時があったんで、その二の舞にはならないでほしいなという気持ちはあります」と回答。すると宮田プロデューサーは「それだけは絶対許さないでしょ。アイツの家まで行って連れてきますよ」と反応。
ここから友尊が「一昨年、よみうりランドのプールに行ったら宮田一家を見かけたが、プライベートだったので挨拶はしなかった」というエピソードを披露。
質疑応答に戻ると、「最後の試合を明日に控えて、今はどういう心境か」という質問。友尊は「今は自分のことだけに集中しようと考えてます。もちろん、試合があるというのは大前提で。自分のコンディションにだけ今は集中して、明日100\%120\%で戦えるように、いいパフォーマンスを出せるように調整する、それだけです」と回答。
「最終的にはどうやって勝つ姿を見せたいか」と問われると、「ちょっとラッキーパンチを当てて」と答えると、言った友尊本人がいたたまれなくなって笑い出す始末。最後は「きっちり倒して勝ちたいと思います」と真面目に答えた。
宮田プロデューサーからの「心変わりもあるんじゃないか」という発言に対しては、「むしろそういうふうに言っていただけるっていうのは、引退を間近にしている選手としてはうれしい話だな、ありがたいことだなと。そういう風に思ってもらえない選手の方が多いと思うので。引退間近の選手って、そういう風に『まだ引退しないでほしいな』『こいつまだ戦えるな』と思ってもらえてるっていうことが、すごい価値があるなと思います」と述べた。
続いて「最後の勝負メシもオムライス?」と聞かれると、「先ほど妻が夜なべして作ったオムライスを、お弁当で持ってきていただきました。とてもおいしかったです」と回答。「『これがおいしく食べられる最後なんだな』という感慨があったか」と問われると、「そうか! そうですよね! 最後の試合前のオムライスって考えずに、普通に食べちゃいましたね。普通に計量後、やっとクリアした、お腹空いたっていうので普通に食べちゃいました。いや、そうですね、これが最後の試合前のオムライスだっていう。美味しかったですね。最高でした」と、ここでも天然発言が飛び出した。
さらに「今は感傷的な気分になることもあるだろうが、明日はどういう気持ちでリングに上がりたいと考えているか」と問われると、「実は意外と感傷的になってない自分がいて。もう試合に集中しているというか。どう臨むかは正直いつも通りなので。もう目の前の相手、堀井君を倒す。そのことだけに集中してていて、終わったらそこで振り返りだったり、感想的になったりしたいなと思います」と回答した。
最後に、ファンへのメッセージとして、友尊はこうコメント。
「明日はチケットもすごい売れてて、会場もほぼ満員になるところで、自分の現役ラストの試合ができるっていうのは本当にありがたい話だし、本当に当たり前じゃないなと。2009年にプロデビューして16年、ここまでずっとやってきましたけど、自分の力だけじゃなくて、もういろんな人に支えられて応援されてやってこれたから、ここまでプロやれてるなっていうのをすごく感じるんで、そういう人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、明日はリングで最後悔いなく全力で戦いたいと思います。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」
他団体王者からプロボクシングを経て、最後はK-1 GROUPで熱い戦いを見せ続けてきた友尊のラストマッチ。その目にしっかりと焼き付けろ!