8月23日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.179」の［第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R］に出場する東虎之介選手のインタビューを公開！
──今回、フライ級王座決定トーナメントにエントリーされてどう思いましたか？
東 去年の10月、K-1で大夢選手に負けていたのに、またチャンスをいただけて率直にうれしかったし、メチャクチャ気合いが入りました。
──大夢戦の後の試合というと？
東 3月に福岡のKPKBの大会で、このトーナメントにも出ている有馬大翔選手と王座決定戦で戦って、3RKOで勝ちました。その後、5月末に上京してALONZA ABLAZEに移籍したんですけど、上京する少し前にこのトーナメントのお話をいただいたので、余計に気合いが入りました。
──いい流れで、ALONZAでの初戦がこのトーナメントになるわけですね。トーナメント8選手の顔触れについてはどう思いましたか？
東 だいたい想像してたメンバーだったんですけど、すごくレベルの高いトーナメントだなと感じました。
──抽選会では、東選手は3番目のクジを引いて、待っていたところに上遠野選手が入ってきた形になりました。そこはどう感じましたか？
東 反対側のブロックにもまだ空きがある状態で自分のところに来たので、「勝てる」と思ってそこに入ったということじゃないですか。だから腹は立ったし、ナメんなよという気持ちになりました。
──改めて、上遠野選手の印象は？
東 やっぱりパンチがある選手なのかなと思うんですけど、パンチでくるなら自分も殴り勝ってやろうかなと思います。楽な試合にはならないと思うんですけど、必ず自分が勝ちます。
──どんな試合にして、最終的にはどう勝ちたいですか？
東 相手の得意なところ、パンチで戦って勝ちたいです。相手の勝利を予想する人が多いと思うので、そういうヤツらを見返してやりたいと思って増す。
──トーナメント8人の中で、自分のここは絶対一番だと思うところはどこですか？
東 自分の強みは、アウトボクシングもインファイトもできるところだと思っていて、状況に応じて戦い方を変えられるところは他の選手より勝っていると思います。それに、今まで他の選手たちよりもレベルの高い相手と戦ってきたので、その経験は負けてないと思っています。
──優勝するには、8月・10月・12月と4ヵ月で3試合勝たないといけません。
東 そんなハイペースで試合したことがなくて、今年は頑張らないといけない年だなと思っているので、しっかりやり切ります。
──やり切って優勝するために一番必要なこととは？
東 1試合ごとに、対戦相手のことをしっかり分析して戦い方を変えられる選手が強いと思うので、綿密に作戦を立てて戦うのが大事かなと思っています。
──コンディションの面では？
東 今はケガもないし、バッチリ追い込めてきています。ALONZAの先輩とスパーリングなどもやってきているので、もう怖いものはないですね。ALONZAの先輩たちはこのトーナメントのどんな選手よりも強いので、この先も問題ないと思います。
──ALONZAに来てもうすぐ3ヵ月になりますが、生活環境も練習環境も大きく変わったと思いますが、どうですか？
東 やっぱり一番はジムの環境ですよね。こっちに来てから自分より弱い選手がいなくて全員自分より強いので、そういう環境でやってこれているというのはプラスになっているし自信にもなっているので、卜部功也さんのところに来たのはすごくいい選択だったなと思っています。
──特に成長できていると実感している点はどういうところですか？
東 全体的に成長できていると思うんですけど、特に戦い方のバリエーションが増えたと思います。以前はアウトボクシングしかできなかったんですけど、今は違う戦い方や技が功也さんの元に来て増えたので、そこは成長してるなと思っています。
──それを試すのが今回のトーナメントですよね。そこは楽しみですか？
東 そうですね。自分がどれだけ成長できているのか自分でも分かりますし……ただ、楽しみというよりは、ALONZAの先輩たちはみんな強くて勝っているので、自分がこんなところで負けているわけにはいかないという思いの方が強いです。自分の後にも試合が決まっている先輩がいるので、しっかり勝ってつなげたいと思います。
──では最後に、改めて今回の試合とトーナメントに向けての“決意”をいただけますか？
東 自分が優勝すると思ってる人は少ないと思うんですけど、自分では全然そうは思っていなくて、全然優勝できるし、全員倒せると思っているので、その姿を見てほしいです。必ず優勝します！
──分かりました。ありがとうございました！
