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「Krush.171」2.24(月・祝)後楽園 <インタビュー>天野颯大「ここで優勝できたら、それを手土産にして5月のK-1スーパー·フェザー級王座決定トーナメントにエントリーしたい」

224日(月・祝)後楽園ホールで開催される「Krush.171」の[Krushライト級GP 2025]に出場する天野颯大選手のインタビューを公開!
 
 
 
──今回、ライト級GPが開催されて、その8人の中に入った時はどう思いましたか?
 
天野 いや、単純にうれしかったですね。大きなチャンスなので。
 
──このところ連勝していて、11月の名古屋大会ではタイトルマッチ経験もある西本也史選手にもKO勝ちでした。いい流れですよね。
 
天野 実力のアピールはできてたと思うんですけど、スーパー·フェザー級も層が厚い階級だし、もっと強い相手と戦っていかないとと思っていたところにライト級GPが行われるというのを聞いて、アピールするチャンスだなと思って、立候補する形になりました。
 
──1階級上、ライト級での戦いという点ではどうですか?
 
天野 去年7月の友尊戦が63.5kg契約だったので、初めてではないんですが、正直、ライト級に向けて身体作りをしてきたとかではなくて、やってきたことは今まで通りなので、そこは変わらないんですけど。あんまりガラッと変えちゃうと、逆にそれはそれで、合わなかったりした時に怖いなというのがあったので、いつもと変わらないナチュラルな状態で挑もうと思っています。
 
──1月大会のリング上で公開抽選会があって、対戦が決定しました。その場ではどう感じましたか?
 
天野 クジを引いた番号が6番で、正直、もっと早い番号を引きたかったなとは思ったんですけど、誰と戦うかとかは作戦を立てていて、その作戦通りにいったなと思いました。
 
──6番を引いて、3つ枠が空いていた中で児玉兼慎選手の相手に入りましたよね。そこは?
 
天野 あらかじめ会長と、全選手の試合動画を見て1回戦の相手を選んでいく中で、伊藤健人選手か児玉選手にしたいという作戦を立ててたんですよ。その中で児玉選手の相手が空いていたので、そこに入った感じです。
 
──それは目論見通りだったんですね。その後、弘輝選手が8番で西京佑馬選手の相手に入る時に、「みんな西京選手から逃げた」的な発言がありました。あれについては?
 
天野 まあハッキリ言って、弘輝選手の言うことは100%そうだなとは思いました(笑)。まあ、言い訳にしかならないんですけど、強い選手と戦いたいという気持ちはあったので、ワンマッチだったら西京選手と戦いたいとは思うんですよ。でも、ワンデートーナメントで優勝を見据えてとなると、やっぱり作戦が必要になるので。これは言い訳ですけど、まあ、弘輝選手が言ってることは正しいと思います。
 
──実際に決まった児玉選手の印象は?
 
天野 うまくて、キレイに戦う選手だなと思っています。最初の爆発力がすごくあるので、1Rは警戒しないといけないなと。
 
──逆にそこをしのげればという感じ?
 
天野 そうですね。1Rはすごく強いんですけど、2R3Rになると下がるなという印象があるので、1Rさえ乗り切れば、あとは僕の思うようにいくんじゃないかなと思うので。
 
──ただ、トーナメントだからできるだけ早く決めたいということはないですか?
 
天野 正直、速く決めたいのは確かですけど、逆にそこで焦って、彼の爆発力に呑み込まれてしまうぐらいなら、3試合で9R戦って勝つ方がいいと思っているので。リスクを背負うよりは、優勝を狙うなら9R戦ってもいいというつもりでいます。それぐらい、スタミナも準備しているので。
 
──そのために特にやったことというと?
 
天野 ちょっと普段と違う練習はしましたね。ミットを3Rやった後にちょっと休憩してからまた一気に動いたりとか。
 
──児玉選手以外の6人については?
 
天野 ホントに軽く確認ぐらいはしました。「この人はこう戦えばいいのか」というぐらいで。あとは本当に1回戦に集中してます。当日は誰が勝ち上がってきたかを見て考える感じですね。
 
──今回、30人参加の優勝予想がSNSで出て、「誰も自分の優勝を予想していない」という旨をポストしていましたよね。実際、見てどう思いましたか?
 
天野 正直、誰か1人ぐらいはいるんじゃないかと思ってたんですけど……まさか誰もいないとは思ってなくて。全員に「この野郎!」とは思いましたけど、まあ、ちょっと面白いなとも思いました(笑)。全員の予想を覆してやろうと思って、逆に燃えてきました。
 
──改めて、3試合勝ち抜いて優勝するために、一番必要なものは何だと思いますか?
 
天野 純粋に試合を楽しむことかなと思います。
 
──優勝したら、その先はどうしたいですか?
 
天野 今はライト級のトーナメントのことしか考えてないですけど、ここで優勝できたら、それを手土産にして5月のK-1でのスーパー·フェザー級王座決定トーナメントにエントリーしたいなと思っています。
 
──そうなんですか。
 
天野 それが一番現実的かなと思って。いい内容で勝って、与座優貴選手のK-1ライト級王座に挑戦できるならそれでもいいですけど。ただ、まだ全部構想でしかないので、どうなるかは分からないですけど。
 
──これでライト級にアップということではないんですね。
 
天野 そうですね。できるなら、スーパー·フェザー級とライト級、両方で狙っていけたらなと思っています。
 
──では最後に、今回の8人の中で「ここは絶対に俺が一番だ」と自信を持って言えるところはどこでしょう?
 
天野 ハートの強さですかね。俺は絶対に試合中に心が折れることはないですし、マットに沈むこともないですから。効かされたりしてヒザをついたりはあるかもしれないですけど、沈むことはないので。それを生かして暴れようと思っています。
 
──分かりました。ありがとうございました!
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