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兼田将暉vs.寺田匠決定!「これ勝てば次はタイトルマッチで」(兼田&寺田)=7.7「K-1 WORLD MAX」

 5月22日(水)都内にて、7月7日(日)に国立代々木競技場第二体育館大会で開催の「K-1 WORLD MAX」の記者会見が行われ、スーパーファイトが追加発表された。

 決定したカードは、[K-1フェザー級(-57.5kg)/3分3R・延長1R]の兼田将暉(日本/RKS顕修塾) vs.寺田匠(日本/team VASILEUS) 。

 兼田は2022年1月のKrushでプロとしてK-1 GROUP初参戦。卓越したテクニックで龍斗に勝利すると、6月には林勇汰にも判定勝利。12月に元K-1フェザー級王者・椿原龍矢からダウンを奪い、K-1 GROUP3連勝を果たす。23年4月には中国・武林風との対抗戦にも出場し、中国の地でリュー・ジーポンから勝利を収めた。12月はダウサヤーム・ウォーワンチャイからKO勝ち。24年3月のRISEとの対抗戦では戸井田大輝をKOし、軍司泰斗が保持するフェザー級王座に王手をかけている状態にある。

 寺田は地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積み、「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」にTEAM武尊の一員として出場。それを機に上京を決意し、K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属となる。20年4月のKHAOSでプロデビュー。
21年7月のK-1九州大会ではスーパーファイトで髙橋直輝に判定勝利。12月のKrushでは松山勇汰とのプロ無敗対決に勝利し、「K-1 AWARDS 2021」の新人賞に輝いた。22年5月のKrushはBigbang王者の稲垣澪を下し、無敗記録を「6」に。8月11日のK-1九州大会ではフェザー級世界最強決定トーナメントのリザーブファイトで銀次に勝利。23年6月にK-1で新美貴士に判定負け。
11月にはイタリアの「OKTAGON」でISKA世界スーパーフェザー級タイトルマッチに出場してミルコ・フルメリをTKOで下し、王者に。24年2月は「RIZIN LANDMARK 8 in SAGA」で冨永武聖から1RTKO勝ちを奪った。今回はteam VASILEUSに移籍して新境地でスタートする。以下、会見に登壇した2人のコメント。
兼田将暉
「これ勝てばタイトルマッチでやりたいので、宮田さんどうですか? 僕はSNSでも発信した通りなんですけど、正直、次はタイトルマッチでもいいのかなと思っていたんですけど、こうやってカードが組まれた以上、ここはしっかりクリアして、次は絶対に軍司選手とやりたいので絶対に勝ちます。

(対戦相手の印象)パワーがあって、スピードとかもあると思うんですけど、一番はパワーなのかなと思っています。

(次はタイトルマッチだろうと思われていた状況でワンマッチが決まった気持ちは?)また一戦しないとたどり着くことができないのかという、ちょっとガッカリした部分はあったんですけど、相手はISKAの世界王者なので僕はやってやろうかな、という感じです。

(前回対抗戦の試合内容を振り返って)反省点はやっぱり1ラウンドの最後の方にもらってしまったというのが反省で、でもそこからは自分の戦い方ができて、一番KOという分かりやすい形で決着を付けられたので、そこは自分自身も成長している点かなと思っています。

(今回の寺田戦はどういう試合になるか)それはやってみて対面しないと分からないですけど、理想はやっぱりスパッと行きたいです。

(どういう内容で勝ちたいか)僕もとりあえず勝つという言い方はおかしいと思うんですけど、軍司選手が見て挑戦者にふさわしいな、という戦い方をするしかないと思います。

(技術以外は認めていないという寺田のコメントを受けて)技術でしっかり完封するしかないと思います。

(軍司に言いたいことはあるか)今回の試合をしっかり見といてください。もう逃げるなと(笑)。

(ファンにメッセージ)7月7日はしっかり会場一番盛り上げて、次の挑戦者は兼田しかおらんやろというのを見せつけるんで。対戦相手は強いんですけど、しっかり一番盛り上げます」
寺田匠
「今、フェザー級で一番強いと言われている兼田選手との試合が決まりました。これで勝った方がタイトルマッチだと思っているので、それに向けて頑張ります。

(対戦相手の印象)技術に関してはフェザー級トップだと思います。

(team VASILEUS移籍して新しい環境になり、どんな気持ちの変化があったか)team VASILEUSは今5選手いるんですけど、自分以外みんなK-1のベルトを取って僕だけが今K-1のベルトがないという状態です。その最低ラインが難しいんですけど、でも大前提としてK-1のベルトを巻くというのが自分の目標なので、この試合で勝って次は軍司選手とのタイトルマッチまではいきます。

(兼田は他の選手より秀でているとを感じるか)タイミングと技の切れですね。危険な技はストレートじゃないですか。オファーいただいて試合動画を見て、ジムの先輩の武尊さんにも試合を見てもらって、『いろんなこの技が使えるね』という案が出ていて、それを練習で試して、いいものを試合で出したいと思います。武尊さんからのアドバイスは、以前と比べて多くなっています。

(どういう内容で勝ちたいか)内容にはあまりとだわっていなくて、とりあえず、がむしゃらに勝ちにいこうと思います。

(技術に関してはフェザー級トップと言っていたが、それ以外は認めていない?)はい。そうです。自分の方が優っていると思います。気持ちの強さ、スタミナとか。

(team VASILEUSの練習の雰囲気は?)笑顔も多いし、楽しくやっていますけど、みんなプロ意識が高いので練習のときはみんな集中しているし、背中を見ていつも勉強させてもらっています。戦う競技なんでヒリヒリしています。

(ファンにメッセージ)今回はフリーになってteam VASILEUSで練習するようになって、環境とかも色々変わっての一戦目です。これで負けちゃったら環境のせいにされたりするんで、この試合は絶対に勝ちに行きます」
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