9月29日(金)後楽園ホールで開催される「Krush.153」の[Krushスーパー・フェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で中島千博と対戦する髙橋直輝のインタビューを公開!
──先日のカード発表会見の際は笑顔もこぼれていて、全選手の中で一番リラックスしていたように見えました。
「僕らしさが出たかなと思いますね(笑)。ああいう場では緊張もするんですけど、心地いいぐらいの感じなんで」
──その会見では中島千博選手とのタイトルマッチが発表されましたが、王者・中島選手のどこに一番警戒しますか?
「やっぱり自分のスタイルに引き込んでくる強さがある選手なので、逆に自分のスタイルに引き込んでいきたいなと思ってます。あの足技は、ポイントポイントのタイミングがすごくうまいので、タイミングをしっかりずらしていきたいです」
──単純に見て、「パンチvs蹴り」の展開になるのかなと思うんですが。
「向こうは、僕と打ち合いにはこないと思うんです。蹴りの距離でそのままやってくるかなと。逆に僕はそれをさせないために、蹴りも出して動いて……っていう形になるかなと思います。そうやって自分のスタイルに引き込もうかなと」
──そういった対策や作戦はもう万全ですか?
「はい、だいぶ仕上がってると自分では思います」
──倒す方法についても?
「まあ、タイミングで倒れるんやったら倒れるやろなとは思いますね。当たるとしたら……いくつか考えてはいます」
──ここまで2KOを含む4連勝でタイトルまで辿り着きました。この好調の理由は何だと考えていますか?
「まず一つは体重ですね。やっぱり糖質は頭の中でデカいなと思いますね(笑)。もう一つは、気は持ちようやなと(笑)。ホンマ、「絶好調」になれてますからね」
──自分で「絶好調」と唱えていれば、そうなる?
「はい。言霊っていうヤツですかね。YouTubeか何かで、『鏡に向かって唱えるといい』っていうのを知ったんですよ。でも朝起きて洗面台の鏡を見る時って、まだ寝ぼけてるじゃないですか。そんな時に『今日、絶好調か!』って言えないですよね」
──まあ、そうですね。
「だったらもう、書いて貼っとこうと思って(笑)。寝ぼけてても、その文字を見てたら絶好調になりましたね」
──階級を上げたことも、やはり大きかった?
「だいぶ楽になったのはデカいですね。減量中でも最後の最後まで動けるようになりましたし、練習の質はだいぶ上がったと思います。今日も夜7時とか8時までスパーリングやってたんですけど、まだけっこうできますからね。調子もいいし、いい流れで来てると思います」
──今回は初めてのタイトルマッチになりますが、プレッシャーなどは?
「いや……楽しみというぐらいですかね。『やっと俺の出番が回ってきたか』というのもありますし。今まで勝ってなかった僕が悪いんですけどね(笑)。若獅子会館の中でも、MOEは王座決定戦まで行ってますし、峯(大樹)君は王座決定トーナメントに出てるんですよ。僕だけ何もなかったんです(笑)。その分、『ここまで来たか!』っていうのはありますね」
──では兄貴、兄貴分として絶対に獲らないとですね。
「そうなんですよ!(笑) だから若獅子会館に初めてのベルトを持って帰りたいです」
──加えて今、大阪勢の王者は、K-1には和島大海選手と黒田斗真選手がいますが、Krushにはいませんよね。
「確かに! せっかくなんで、大阪でみんなベルトを獲りたいですよね。もっと大阪でもKrushやってもらいたいですし」
──Krush大阪大会は2019年11月の1回しか行われていないですからね。
「今回ベルトを獲って、初防衛戦を大阪でやれるように頑張ります」
──では最後に、この試合への“決意”を教えていただけますか?
「若獅子会館で、“K”の舞台で最初のチャンピオンになりたいと思います。そうすることで若獅子会館の名前ももっと広まって、全員の知名度も上がっていくのかなと。で、次の『K-1 AWARDS』に呼ばれます!」
──ありがとうございました!