news

ニュース

「Krush.148」4.28(金)後楽園<公開練習>塚本拓真、不屈の魂でKrushのベルトを巻く!「決勝では自分にとって一番のライバル=寺島輝と戦って勝ちたい」

 都内・K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフにて、4月28日(金)東京・後楽園ホール「Krush.148」の[第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で小嶋瑠久と対戦する塚本拓真が公開練習を行った。

 塚本はシルバーウルフの大宮司代表を相手に2分1Rのミット打ちを実施。「体重の調整も上手くいってて、怪我もなく練習も凄くいい状態でできているんで、バッチリだと思います」と本人が語ったように、パンチやキックをまんべんなく繰り出して、仕上がりの良さを見せつけた。
 塚本は今年1月「Krush.145」で行なわれた王座決定トーナメントの一回戦で大野祐志郎に勝利。K-1のリングでも戦ってきた大野からの勝利は「試合する前から怖さがあって、それを乗り越えられたことでも一つの自信にはなりましたし、やっぱりそういう相手に勝てたっていうのは自分の心の変化として大きなものがありました」と、大いに自信をつけるものだったという。

 そして、その試合で見つかった課題の修正にもこの3カ月間、精力的に取り組んできた。「1月とは本当に大きな変化があると思います。それは実感しています」とその成果にも自信たっぷりの塚本だった。

 また、塚本は2021年11月「Krush.131」で川島康佑に勝利してから現在まで5連勝中。約1年半負けなしの状態と絶好調だ。その理由をセコンドのアドバイスや友人たちの応援だと言う塚本。「本当に周りに救われて一個一個勝てている」と感謝の言葉を述べつつ、いよいよ決勝トーナメントへと向かう。
 準決勝の相手は一回戦で松本篤人を破って勝ち上がってきた小嶋瑠久だ。その瑠久を「空手の蹴りも凄く上手いし、パンチの回転も速いし、自分にない部分で優っている部分をいっぱい持っているので本当に強い選手だと思います」と評した塚本。具体的には明かさなかったものの、「当日にならなきゃ分からないものもあると思いますし、本当にいろいろ想定して練習はしています」と念入りに対策は行なっているようだ。

 また決勝で戦いたい相手として、連勝前に最後に負けた稲垣柊が上がってくることも想定しつつも、寺島輝の名前を上げた。かつてTANG TANG FIGHT CLUBに所属していた塚本にとって、寺島はその当時からの仲間でありプライベートでも仲がいいという。しかし、その一方でジムの先輩・後輩でもライバルと見なしている塚本にとっては、寺島は「自分にとっては一番のライバル」と言い切る存在でもある。
 その一番のライバルと「ワンマッチとかじゃなくて、Krushのベルトのかかったトーナメントの決勝でできるなら、それも何かの縁だと思いますし、凄い自分の中でワクワクするようなストーリー」と、大一番での対戦に胸をときめかせている。そして、何よりも寺島が強い選手だと認めているからこそ決勝で戦いたいと言う塚本。「自分が勝った時に自信をつけたいですね、俺は強い選手に勝ったんだって。強くなったんだって自信にしたいのが一番です」と、自分の自信にするためにも、強いと認める寺島との決勝での対戦を望んでいるようだった。

「周りの選手と比べものにならないぐらい自分は気持ちが強いと思っている」と、気持ちの強さが塚本の一番の武器。Krushのベルトは格闘技を始めた高校生の頃から憧れていたものだが、今は手の届くところまで近づいてきた嬉しさも感じている。しかし、塚本は「獲らなきゃダメだなと思っています」と憧れで終わらせるつもりはない。

 決勝トーナメントまで約1週間、「会場を盛り上げてKOして倒して、Krushチャンピオンらしい試合でチャンピオンになるんで、皆さん応援お願いします」と、悲願の王座奪取を力強く誓っていた。
チケット購入