4月14日(金)都内にて記者会見が行われ、6月3日(土)横浜武道館「AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023」の対戦カードが発表された。
椿原龍矢vs森坂陸のフェザー級スーパーファイトが決定。椿原は元K-1同級王者の肩書きを持ちながら、現在は2連敗中と苦戦。対する森坂は3月にKrushフェザー級王座を獲得し、現在5連勝中と絶好調のままK-1のリングに上がる。
3月の王座戴冠劇からわずか3カ月での次戦出場となった森坂は「チャンピオンになっても変わらずこのスタンスでいきます。(KrushはK-1の)二軍じゃねえぞと見せなきゃいけない役割かなと思っています」と、Krushを代表して殴り込みをかけると宣言。対する椿原は「ここ2戦は先を見すぎてコケてしまった。相手はKrush王者なので、しっかり挑戦する気持ちでいく」と真っ向から迎え撃つ構えを見せた。
両者は2018年に「KHAOS.5」のスーパー・バンタム級ワンマッチで対戦し、椿原が判定勝利を収めている。当時を振り返った森坂は「あの頃からフィジカルとパワーがついて余計強くなってる」と椿原を評価し、椿原もまた「しっかり体幹やパワーを付けて、お互いに強くなっている」と森坂の成長を認めた。軍司泰斗の1強となっているK-1フェザー級において、横一線の中から抜け出るのは、椿原か?森坂か?
椿原龍矢
「とりあえず試合が決まって『よっしゃ試合が出来るよかったな』という感じです。しっかり今回勝って連敗を脱出しようと思っているので、応援よろしくお願いします。(対戦相手の印象は?)あの時はお互い体も出来上がっていない時だと思うんですけど、しっかり体幹やパワーもつけて、階級を上げてさらにお互い強くなっているのかなと思います。(トップ戦線に食い込む重要な一戦だが)ここ2戦は先を見て『これ勝ってもっと上に』という話をしてコケてしまっていたので、今回はまず目の前の一戦をしっかり戦います。言っても相手はKrushの王者なので、挑戦する気持ちでいこうと思います」
森坂陸
「ちょっと試合間隔が短くてびっくりされている方もいるかもしれませんが、チャンピオンになっても変わらずこのスタンスでいきます。僕的にはオファーをいただけてうれしかったですね。今回はK-1なんですけど、前回3月にちゃんとKrushのベルトを獲れたので、KrushチャンピオンとしてKrushのプライドを持ってK-1で活躍していく選手に挑む図式でがんばります。僕が負ける=Krushなめられるみたいな、K-1を知っていてKrushを知らない選手も多いと思うので、(KrushはK-1の)二軍じゃねえぞと見せなきゃいけない役割かなと思っています。注目お願いします。
(対戦相手の印象は?)スピードとテクニックはあの頃から段違いだったんですけど、今はそれプラスフィジカルとパワーが着いていると思うので、余計強くなっているんじゃないかと思っています。(トップ戦線に食い込む重要な一戦だが)僕が今やるべきことはKrushのベルトの価値を上げることだと思うので、K-1でもKrushでもとりあえず連勝して。K-1でベルトが懸かっていない試合でもKrushチャンピオンの僕が勝てばKrushの価値が上がると思いますし、あとはKrushで防衛していけばもちろんKrushの価値は上がりますし。ただK-1で組んでもらって勝っていけば最終的に狙っている人は一人(軍司)しかいないので、そこにたどり着けるかなと。今回は第二章のスタートというか、王者としての新たな幕開けなので、何が何でも負けられない試合ですね」