「Krush ~RING OF VENUS~」4.8(土)新宿<インタビュー>☆SAHO☆「ネチネチした試合ではなく、打ち合い・蹴り合いでKO勝ちする。KANA選手に私の存在を意識させたい」
――昨年6月のK-1女子大会以来のK-1 GROUP出場です。前回の敗戦は非常に悔しかったという話でしたが、振り返っていかがでしょうか?
「何年ぶりというくらいの敗戦だったので、本当に悔しかったですね。でもあの負けがあったからこそ、さらに強くなれると思いましたし、絶対に負けないという気持ちがさらに高まりました。前回よりもはるかに強くなっている実感があるので、試合をするのが楽しみです」
――前回の反省から新たに取り入れたものはありますか?
「前回は相手がとにかく大きくて。計量では感じなかったのですが、リングで向き合うと厚みが全然違いました。パワーの差が強く感じたのもあり、本格的にパーソナルトレーニングを取り入れてフィジカルを強化しています。前回に比べるとかなり身体は強くなったと思いますよ」
――今回10カ月ぶりのK-1 GROUP参戦でメインに抜擢となりました。お気持ちは?
「今回初めてのメインなので結構プレッシャーはあります。KOを含む試合の面白さを求められていると思いますが、自分の試合は男性と同じくらい面白いと思っているので、メインにふさわしいと思います」
――しかも日本vs韓国・3対3の大将戦です。相手は日本のリングにも上がっているイ・ドギョン選手です。どんな印象がありますか?
「選手としての印象は特に(ない)。勝てるとは思っていますが、韓国の選手は気持ちが強いと聞くので、そこをどれだけ詰められるかがポイントだと思います。油断だけはしないように、自分が持っている技術を使っていいパフォーマンスを見せようと思います」
――どんな試合を見せたいですか?
「日韓戦の最終試合、さらにメインイベントです。お客さんが期待しているのはKO。自分もネチネチした試合は好きではなく、打ち合いや蹴り合いのスタイルなのでKOを狙っていきます。ただし狙いすぎると自分の動きができなくなってしまうので、いつもの動きをしたら自然と倒れているというのが理想です」
――対抗戦には同じ女子フライ級の真央選手も出場しますが意識していますか?
「向こうも勝ち方にこだわるかとは思いますが、同じようなレベルの試合を見せてしまうとそこまでだと思われてしまいます。同じ階級でも自分の試合の方が断然面白いというところを見せつけて差をつけたいですね」
――今大会の実況席にはKANA選手が座ります。意識していますか?
「元々KANA選手が巻いているベルトを巻きたいと思ってK-1に来ました。格闘技を知らない人でも名前を知っているKANA選手を倒してベルトを巻くことには本当に価値があると思います。たぶん今の時点ではKANA選手は私を意識してないと思いますし、興味も持っていないと思います。今回生で私の試合を見ると思うので、ちょっとでも危機感を与えられたら。いい試合をしてKANA選手に☆SAHO☆と試合をするという意識を持たせたいと思っています」
――それだけK-1のベルトには価値がある?
「これまで4本のベルトを巻いて知名度も上がってきましたが、まだまだこれから。K-1のベルトを巻けたらもっと世界が変わると思うので、がんばりたいです」
――改めて今回の試合に向けた意義込みを教えて下さい。
「今回はとにかく面白い試合が目標です。女子の試合へのコメントがボロクソ書かれるのは本当に気に入らないのですが、自分の試合を見てもらえればそんなコメントは出ないと思います。今回の試合はKANA選手との対戦に繋がる大切な試合です。女子の試合すごいな、面白いなと思ってもらえる試合を見せて、少しでも早くKANA選手と組んでもらえるような試合を見せたいと思います」