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「Krush.146」2.25(土)後楽園<公開練習>王者・池田幸司、挑戦者・松谷桐の圧勝宣言に対して…「ボディでKO・倒す。悶絶させてやりますよ」

 東京・ReBORN経堂にて、2月25日(土)東京・後楽園ホール「Krush.146」の[Krushバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・松谷桐と対戦する王者・池田幸司が公開練習を行なった。池田はパンチを中心としたミット打ちを披露。防衛戦に向けて、仕上がりの良さをアピールしていた。

 昨年3月に壬生狼一輝を破り、Krushバンタム級王者になった池田だが、その勢いを落とすことなく7月に野田蒼をKOして初防衛に成功。12月のK-1大阪大会で行なわれたK-1初代バンタム級王座決定トーナメントにも出場し、準決勝で石井一成に敗れたものの、ここでも激闘を演じて評価を上げた。

 その石井との試合を振り返って、「日本トップの選手に自分の実力を存分に発揮できたと思うんで、そこは自信になりました」と述べた池田だが、自身の課題も見つかった。「近い距離からの手数とテンポの良さで負けちゃったと思いますね。だからまず最初にそこに入れさせないっていうこと、そして入ってきたところでどうするかっていうことをやっていますね」と、現在もその課題克服に取り組んでいるという。
 そんな中で決まった2度目の防衛戦だが、「本当はK-1でリベンジしたかったんですけど、Krushのチャンピオンでもありますし、またKrushに戻って自分の強さを証明できる機会になるのかなと思いました」と気持ちを切り替えて臨む。

 今回の挑戦者は松谷桐。一昨年からK-1 JAPAN GROUPのリングに参戦しているが、「ファイターとしては凄く技術があってやりづらい相手なのかなと思いますね。ただKrushに来てからあんまりいい勝ち方をしていないんで、まだ早いだろうというのはありますけどね」というのが池田の評価だ。そのため、「松谷選手に勝つというよりは自分の強さをアピールするっていうことをテーマにやっていますね」というのが池田の今回の試合へのモチベーションのようだ。

 また、松谷は他団体でチャンピオンになるなど、実績を残してきた選手でもある。そこは池田も意識している部分で、「僕はKrushで育ったしそのチャンピオンでもあるんで、他団体のチャンピオンには負けないぞという気持ちはありますね」と、Krush王者の実力を存分に示す意気込み。「ボディでKO・倒します。悶絶させてやりますよ」と、自信たっぷりにKO宣言も飛び出した。
 池田にはここで負けていられない理由がある。それはK-1でのリベンジが頭にあるからだ。池田が狙うのは前回トーナメントで負けた石井と、一昨年の日本最強トーナメントで敗れているK-1初代バンタム級王者の黒田斗真の首。「本当はすぐタイトルマッチでクロちゃん(黒田)とやらせてもらいたいんですけど、そうはいかないと思うんで、ドンドン強い選手をぶっ倒して、たどり着きたいですね」というのが池田が頭に思い描くプランだ。

 今回の試合はその黒田がABEMA放送のゲスト解説を務めることになったが「年末までにはクロちゃんにたどり着きたいです。今回も解説してくれるみたいなので、しっかりアピールしたいですね」と、年内に黒田と対峙するためにも、目の前でデモンストレーションを行なう腹積もりだ。
 対戦相手の松谷が、池田にとって「めちゃくちゃ苦手です」というサウスポーであることも臨むところ。「クロちゃんもサウスポーなので、サウスポー対策のいい機会になっています」と池田。現在はMOMOTAROや小澤海斗といったサウスポーのテクニシャンたちと練習を積み「凄いレベルアップを感じています。手応えもバッチリです」と苦手克服に向けても万全の準備をしている。

「最近K-1と契約満了になる選手も多いですけど、逆に僕が目立つチャンスでもあるんで、ドンドン活躍してスターになりたいですね」と、K-1のリングを盛り上げたいという気持ちも強い。「軽量級だからと言ってナメられないスピーディーかつ、どっちかが倒れるような試合を僕が体現していきたいと思います」と、“倒すバンタム級”を体現し、まずはKrushのリングからK-1 JAPAN GROUPを盛り上げていくことを表明していた。
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