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「Krush.145」1.21(土)後楽園 第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦を戦う8選手が火花!優勝候補・寺島輝「蓮實選手にもお客さんにも“寺島輝”というものをぶつける」

 1月20日(金)都内にて、開催を明日に控えた「Krush.145」後楽園ホール大会の前日計量と記者会見が行なわれた。

 第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメントの一回戦を戦う大野祐志郎、塚本拓真、小嶋瑠久、松本篤人、東本央貴、稲垣柊、寺島輝、蓮實光の8選手もしっかりと計量をパスし、8人全員で記者会見に臨んだ。

 一回戦・第1試合はKrush EVANGELISTの石川直生さんより、「互いに折れない心を持った同士」と評された大野と塚本の一戦。現K-1スーパー・ライト級王者の大和哲也と対戦経験のある大野は、再び大和の前に立つためにもKrushのベルトが欲しいところ。「本当に殺るか殺られるかの戦いを皆さんに見ていただけたらなと思っています」と殺気をみなぎらせながら抱負を語った。

 対する塚本は4連勝の実績を残してこのトーナメントへの出場権をゲット。「殺るか殺られるか」を信条とする大野に対し、「自分には自分と向かい合わないと分からない世界観がある。その世界観に引きずり込んでやろうかなと思っています」と、自分の土俵に引きずり込んでの勝負を宣言した。

 一回戦・第2試合は瑠久と松本の戦いだ。石川さんが「お客さんにはなかなか伝わりづらいけど、とにかくやりにくさを持っている」と評した松本を、弟の事故死という悲しみを超えてリングに立つ瑠久が、「どうやって封じ込めていくか?」が注目点となる。瑠久も弟への想いは胸の中に仕舞いつつ、「気持ちの部分でちょっと今まで以上にえぐさを出せる、冷酷な自分を出せると思っているんで、明日は。本当にクレイジーボーイっていうのを見せたい」と、容赦なく松本を叩きのめす腹づもり。

 その松本は国家公務員という格闘家としては異色の肩書きの持ち主だが、「ファンの方もいろんな方がいらっしゃると思うんですけど、普段の生活に僕が一番近いんじゃないかなと。そういう人間がリングに上がって頑張る姿を見ていただければなと思います」と、普通の人間が頑張る姿を見せることにこだわるようだ。

 一回戦・第3志位あは東本vs稲垣。今回から階級を上げての挑戦となる東本は、「自分はあんまり考えすぎてもいい動きができないんで、何も考えんと死ぬ気で倒すことだけ考えて追い込みました」と本能で暴れ回ることを宣言。一方の稲垣は現在6連勝中ということもあり、「誰が9代のスーパー・ライト級チャンピオンに相応しいのか明日の試合で分かると思う」と自信たっぷりだ。

 石川さんも「東本選手がどれだけ荒っぽい試合に持ち込んで、進化の止まらない稲垣選手を崩していけるかがこの試合のテーマ」と、対照的な2人の激突の見どころを語っていた。

 一回戦・第4試合には優勝候補筆頭と目される寺島が登場し、ベテランの蓮實と対戦する。石川さんが、「互いにノーマルではないファイトスタイルと、爆発力を持っているファイター同士なのでKO必至のカード」と評す一回戦屈指のカードだ。

 寺島はこのトーナメントが決定する前からオランダに渡り、名門のMike’s Gymで修行を積み帰国。死にものぐるいで練習に打ち込んできたためか「凄く充実した日々を過ごせたかなと思っています。蓮實選手にもお客さんにも寺島輝というものをぶつけます」と、オランダ修行にかなりの手応えを感じている様子だった。
 対する蓮實は真っ向勝負が信条の大ベテラン。「自分は技術とかはないんで、パワーだけしかないんで、しっかりねじ伏せるパワーを見せつけたいと思います」と、持ち前のパワーで自身の生き様をKrushのリングで見せつけることを宣言していた。
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