「Krush.145」1.21(土)後楽園<公開練習>王者・大沢文也、挑戦者・里見柚己の「昔のように盛り上げたい」発言に怒り!?「今のKrushも昔に負けないぐらい熱い。勘違いすんなよと思います」
昨年4月に大沢は瓦田脩二からハイキックでダウンを奪い、判定勝利で第7代Krushライト級王座を戴冠。8月のK-1福岡大会でデンサヤーム・アユタヤファイトジムに判定勝利し、今大会でタイトル初防衛戦を迎えた。
今回から所属がザウルスプロモーションとなり、練習メニュー・内容に合わせて複数のジムで練習する形をとっている大沢。この日はONE LINKキックボクシング&フィットネスでの公開練習となり「去年の5月後半くらいから練習環境がガラリと変わったんですけど、毎日毎日めっちゃきついですよ、このジムの会長にもやりたくないことをやらされて(笑)。僕は昔から格闘技にはお金をかけているんですけど、今が一番かけていると思います。(仕上がりもいい?)僕は試合前だから、次の試合がタイトルマッチだから追い込むということはしない。試合があってもなくてもめちゃくちゃ練習しています」と充実した日々を過ごしている。
大沢は挑戦者・里見のことを「めちゃくちゃ上手い。みなさんの評価は高くないかもしれませんが、僕の評価は高い。初めて試合を見た時から『才能があるなぁ』や『センスがあるなぁ』と思って見ていました。まだ試合で実力を出しきれてない、俺が(里見の)トレーナーだったら、もっと強くなると思います」と高評価。
その一方「客観的に見たら、格闘技センスは里見選手の方が上だけど、テクニックは僕の方が上。僕の方がキャリアもあるし、ずるがしこさもあるし、色んな面で僕のテクニックの方が上です」と断言し「今の里見選手は幸せでしょ。連勝もして、結婚もして、お腹いっぱいだと思うんですよ。逆に僕はお腹がすいてるんですよ。お腹いっぱいの格闘家は戦えないと思うんで。そういうことです」とハングリーさにも差があるとした。
これに対して大沢は「いつも言うんですけど、100人選手がいたら、100人全員KOする選手なんですか?と。つまらない試合で勝つ選手がいるから、KOする試合をする選手が目立つ。アウトボクサーがいるからファイターが目立つ。ファイターがいるからアウトボクサーが目立つわけですよ。僕は色んな選手がいていいと思う」と反論する。
また里見が煽り映像内で「会場を昔のKrushのように盛り上げたい」と発言していたことにも言及し「今のKrushもすごいから」と言い放った。
「里見選手が『昔のKrushのように盛り上げたい』と言ってましたけど、いやいやいや、ちょっと待てと。じゃあ今のKrushは昔のKrushより下なの?って。申し訳ないけど、どのスポーツも昔より今の方がレベルは上がるんですよ。で、レベルが高いもの同士がやれば拮抗した試合になるし、全部が全部KOになるわけじゃない。もちろん昔のKrushは盛り上がっていたし、僕も見ていて心躍る試合はいっぱいありました。でも今のKrushも昔に負けないぐらい熱いし、心躍る試合はある。だから勘違いすんなよと思いますね。今のKrushもすごいから」
最後に大沢は「僕は見ている人の心を動かす試合ができるチャンピオンじゃないけど、勝ちには貪欲なんで、何が何でも勝ちに行きます。僕と里見選手の技術対決を楽しみにしていてください。ただパワー以外すべての局面で圧倒します」とファンにメッセージ。王者・大沢は勝利へのこだわりと共にベルトを死守できるか?