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「Krush.145」1.21(土)後楽園<インタビュー>小嶋瑠久「今の僕には亡くなった弟が宿っていて、戦っているときも一人じゃない。一試合ずつ勝ってベルトに相応しい選手になる」

 1月21日(土) 東京・後楽園ホール「Krush.145」の[第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]で松本篤人と対戦する小嶋瑠久のインタビューを公開!

――2023年最初の試合で第9代スーパー・ライト級王座決定トーナメントへの出場が決まりました。

「今回トーナメントに呼んでいただいてうれしく思います。私事で恐縮なんですけど、先月11月18日に自分の弟、小嶋良羽将が亡くなりました。良羽将もK-1アマチュアや格闘代理戦争に出ていて、K-1にすごくお世話になりました。良羽将と関わってくれた選手もいますし、本当に生前はお世話になりました。ありがとうございました。弟も来年からプロを目指して格闘技を頑張りたいと言っていた矢先に亡くなってしまって。Krushのベルト、チャンピオンになることは弟の夢でもあるし、僕がこうやってK-1 JAPAN GROUPのリングで活躍することを一番喜んでいると思います。今回のトーナメントは一個一個しっかり勝って、必ずチャンピオンベルトを巻きたいと思います」

――最初にオファーを受けた時の率直な感想を聞かせてください。

「話が来たのは弟のお葬式が終わってすぐのときで、正直メンタル的にはやられちゃってて、試合ができる状況ではなかったです。でも試合の話を聞いて、もし弟がいたら僕のこんな姿は見たくないだろうなって。きっと弟だったら『こんな俺ごときのことで!』
って言ったと思うし、『お前はお前の仕事があるだろ』って怒られたような気がして。最終的には『やってやるよ!』と思って即答しました」

――1回戦で対戦する松本篤人選手にはどんな印象を持っていますか?

「試合が決まってから松本選手の試合を見たんですけど、すごいタフですよね。1回戦から盛り上がる試合ができると思います。あとは松本選手に勝ったら僕の実力もめちゃめちゃレベルアップするし、自分の成長にもつながる相手だなと思いました」

――トーナメントに出場する8選手のなかで、他の7人と比べて自分が優れている部分はなんでしょうか。ぜひ「気持ち」以外で一つあげてください。

「頭が一番悪いです、学歴とか(笑)。ちゃんと強いところ言わないと頭悪いだけで終わるので……、俺、たぶん一番蹴りが強いです」

――自分はどういう部分がチャンピオンとしてふさわしいと思っていますか?

「俺、たぶんベルトめちゃめちゃ似合うんですよね。でも似合うだけだったら、絶対にベルトは巻けないと思います。やっぱり実力がベルトに似合わないと。自分はめちゃめちゃ実力があると自負していますが、それを試合で見せられてなくて、散々トップ選手に揉まれて悔しい思いをしてきました。今回は実力が拮抗しているトーナメントというか、そういう試合のなかで自分の良さを見せられたらと思います。1試合ずつ勝ってレベルアップして、決勝に上がる頃には本当にベルトにふさわしい選手になっていると思うし、ベルトがただ似合うだけじゃなくて、実力も似合うように仕上げていきたいと思います」

――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「弟が亡くなって、僕には弟が宿っています。戦っているときも一人じゃないです。今の僕には二人分の実力が宿っちゃってるので、必ず1試合ずつ勝ってベルトを巻きます」
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