朝久は、21年7月にK-1九州大会でゴンナパー・ウィラサクレックから延長判定で勝利し、第5代K-1ライト級王座に就いた。22年2月はスーパーファイトで与座優貴と対戦し、延長で敗北。怪我で長期欠場を余儀なくされたが、23年3月に約1年ぶりに復帰し初防衛戦で与座とのリベンジマッチに臨むも判定負け。24年10月に龍華から判定勝ちで再起。12月はRIZIN大晦日大会でYURAからダウンを奪い勝利。25年5月は再びRIZINに参戦し、ウザ強ヨシヤを2RTKOで下した。
クワチは、チンギス・アラゾフが連れてきたスーパー・ライト級(-65kg)の“ベラルーシの切り込み隊長”。キックボクシングとムエタイに精通しており、変幻自在に左右に構えをチェンジしながら多彩な攻撃を繰り出すのが特長。12月のK-1初参戦では寺島輝をバックブローでKOした。
1R、朝久は詰めてパンチ連打から左ヒザ蹴り。クワチはボディストレート。朝久はパンチをもらうも、バックブローを放っていく。クワチは右ボディをヒット。朝久は蹴りからバックブロー。クワチはミドルキック。朝久は右のオーバーフック。クワチは右アッパー、さらに飛びヒザ蹴りで攻撃する。朝久は強烈なローキック、左ストレート、左ミドルキックをヒットさせる。朝久のインローが決まる。クワチがバックブローで激闘になる。
2R、クワチがボディストレート。朝久のパンチにクワチがバックブローを合わせる。朝久は左右のフック、ローキックがヒットする。クワチはボディブロー、朝久はインローを入れる。クワチのミドルキックが入る。朝久はインローを返す。そして朝久は前蹴りを顔面、三日月蹴りをボディへ。朝久はバックブロー、三日月蹴りと怒涛の攻撃を見せた。
3R、朝久はインロー。クワチは右アッパーでアゴを跳ね上げる。さらにクワチがボディへ。朝久はインロー。クワチは三日月蹴りを突き刺す。朝久は前へ出る。クワチは右フック、朝久は前へ出てハイキック。クワチはボディを入れる。朝久はインローで動きを止める。朝久は左右のストレートを放つ。クワチはアッパー。朝久のハイキック。ともに全力を出し切った印象。判定は、2-0で朝久が勝利した。