match result

試合結果

第15試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    所属ジム
    FLYSKY GYM/Tmile Gym
    クロスポイント吉祥寺
    戦歴
    34戦 22勝(14KO) 10敗 2分
    66戦 44勝(21KO) 19敗 3分
    生年月日
    1994.8.17
    1991.6.17
    身長・体重
    172cm ・ 65.0kg
    175cm ・ 65.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    兵庫県加古川市
    福岡県遠賀郡
    SNS

review

試合レビュー

 林は、9月のK-1横浜大会で現Krush王者スーパー・ライト級王者佐々木大蔵に判定負け。地元関西での再起戦を迎えるに当たってスタイルの変更を決断。「このままのファイトスタイルじゃアカンと思って、落ち着いて戦えるように練習してきた。しっかりチャンスが見えてきてKOする確率は高くなった」とニュースタイルでの勝利を目指す。

 対するは、2019年のK-1参戦以降、倒すか倒されるかの試合を連発してきた「激闘派」不可思。3月の「K’FESTA.4 Day.1」で山崎秀晃にKO負けしたものの、7月のK-1福岡大会で田村陽典にKO勝ちして再起。「いまの自分が一番強い。もちろん倒しに行く」とこちらは持ち味の激闘スタイルを貫く構えだ。

 1R、不可思はミドルからパンチ。林はジャブ、前蹴りから。右フックが交錯。林の左フックに、不可思は右ストレートを合わせる。林の蹴り、パンチも構わず、不可思は前に出て右ストレート。パンチのキレ味を増した不可思。林も前に出て、パンチ、蹴り。右フック交錯。林が左フック。不可思が飛び膝蹴り。開始からバチバチファイトを展開する二人。

 2R、林がカーフキック(膝から下・ふくらはぎを蹴るローキック)。不可思がバランスを崩すと、林がなおもカーフを浴びせる。不可思はローとヒザ蹴り。林はカーフを集中する。不可思はローを返し、右オーバーハンド、さらに右フック。林はロー、アッパー。不可思は右フック。不可思は飛び膝。林はアッパー。不可思はしつこくローを蹴り、林はローからパンチ。林はロープまで詰めてパンチ、ヒザをヒットさせる。
 
 3Rも林はカーフキック。不可思は右フック。林のカーフで、不可思はバランスが悪くなる。林はジャブ、カーフ。林はアッパー。不可思はバランスを崩しながらロー、パンチで反撃。林が右ストレートを効かせて、パンチ連打でダウンを奪う。不可思は鼻血を出しながらも前に出る。林がパンチ、ヒザで追撃。林はボディ、アッパー。不可思は右フック、ローを返す。終了ゴングと同時に場内は大きな拍手に包まれた。判定は、29-28、29-28、30-28で三者とも林を支持。林が激しい競り合いを制した。

試合後の不可思のコメント
「(試合の感想は?)楽しかったっすね。メッチャ簡単に言ったら。健太選手はガンガン来てくれて、打ち合いとかそういうのも、試合としては楽しかったし、まあ結果としては残念なんですけど、自分的にも練習の手応えがあったんで、負けたすけど、そんな悲観的にはなってないです。
 
(相手の印象は?)印象は試合前のガツガツ来るなっていうのとそんなに変わりないですけど、カーフキックがやっぱりポイントになりましたね、この試合は。もっとカーフ対策すればいいなと思いました。(やりたいことはある程度できた?)やりたいこととか練習である程度掴んでた感覚っていうのは、ある程度はできたなって感じで、その中でもやっぱりカーフで崩れちゃったなっていう感じで。それ以外は、やりたかった感覚っていうのができたかなっていうのがあります。
 
(カーフは想定してはいた?)まあ、蹴ってくるなみたいな想定はしてたんですけど、最初にもらいすぎましたね。大丈夫だろみたいな感じで、そんなに気にしてなかったんですけど、カーフはちゃんと気にしてなきゃダメだなっていう学びになりました。
 
(ファンにメッセージを)今回はいい結果を出せなくて、タイトルはちょっと遠のいちゃったかもしれないですけど、必ずもっと強くなって復活するんで、これからも応援よろしくお願いします」

試合後の林健太のコメント
「(試合の感想は?)もっと落ち着いて戦おうと思ったんですけど、KO狙ってしまって力んだ部分はあってダメやなあと思ったんですけど、ポジティブに考えると、パンチだけじゃなくて、蹴りも少しは蹴れるようになったところを、自分の中でちょっとは成長したかなと思って。もっともっと、いろいろがんばっていかなあかんなって、あらためて思いました。
 
(対戦相手の印象は?)いままで戦った中で、一番気合いがすごかった感じがしました。試合を観てると、けっこう効いたりするのが早い選手なのかなと思ったけど、打ち合ってる最中も『ウラッ! ウラッ!』みたいな感じで、声が聞こえるくらい前に出てくるから、いいの入っても来るから『この人、気合いすごいな』って思いましたね。
 
(笑みが漏れる瞬間があったが、打ち合いが楽しくなった?)えっ、笑ってました、俺? けっこう夢中になっちゃったっていうか、あんまり覚えてないですね(苦笑)。ダメなところはパンチ打ったあとに、もうこうなってる自分は記憶があるんで。ふつう、パンチを打ったら戻ってこなあかんのに、力んでるなっていうイメージしかないです、自分の中で。(力んでもいたし、夢中にもなってた?)そうですね。きれいにじゃないけど、落ち着いて戦おうと思っても、不可思選手がガンガン来るから、そうい流れにはなってしまった感じです。
 
(この階級で今後については?)世界チャンピオン目指しますけど、勝ったからいいとかじゃなくて、こんな感じじゃまだまだ世界チャンピオンになれへんなっていうふうに痛感してますね。もっともっと練習して。勝ったけど『オッシャー!』っていう感じじゃなくて、勝ったけど『……』っていう感じですね。
 
(ファンにメッセージ)世界チャンピオン目指してがんばるんで。内容は課題もあったけど、一生懸命練習してがんばります、応援よろしくお願いします」


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動画

試合情報

BRAND
大会名
2021年12月4日(土)K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~スーパー・ウェルター級&フェザー級ダブルタイトルマッチ~
日程
2021年12月04日(土)
会場
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)
選手
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