match result

試合結果

第6試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R

    所属ジム
    クロスポイント吉祥寺
    K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
    戦歴
    68戦 44勝(21KO) 21敗 3分
    41戦 19勝(10KO) 19敗 3分
    生年月日
    1991.6.17
    1990.3.12
    身長・体重
    175cm ・ 65.0kg
    173cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    福岡県遠賀郡
    兵庫県神戸市
    SNS

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試合レビュー

「K'FESTA.3」3.22のタイトルマッチで敗れた不可思が再起戦。同じく2連敗からの再浮上を誓う平山と対戦した。1R、両者ジャブを伸ばし、どちらもヒットする。不可思はローを当て、そこから右ストレートで切り込む。徐々に不可思がプレッシャーを掛けていく。右ローで平山の脚を止めにいく不可思。だが、ここで平山が飛び込んでの右ストレートをヒット。不可思は右ローの本数を増し、平山の踏み込みを潰し次第にペースを握っていく。しかし平山は鋭いジャブで不可思を打ち抜きダウンを奪って初回を終える。

 2R、不可思は前に出て右ローを当てていく。だが平山は押し戻してジャブと右ストレート。不可思は右ローを増していく。平山は足が効いたか、腰が引け始める。不可思はガードを固めて、ロー主体の攻めとなる。不可思はさらに右ローを増してペースを取るが、ここで平山がモーションの少ない左フックでダウンを奪いラウンドを終える。

 3R、不可思はやはり右ローを多用。しかしそこへ平山は左アッパーで打ち抜き、不可思に3度目のダウンを与える。平山は不可思のローを警戒しながら攻めを続行。不可思の右ローに苦しむ平山だが、接近してショートフック、ショートアッパーで応戦し倒れない。判定は30−24、30−24、30−24の3−0で平山。見事に勝利を上げた。

■試合後の平山迅のコメント
「(試合の感想は)練習でやってきたことを、一つ一つ出したという感じですね。(相手の印象は)他団体からK-1に試合をしに来てるという部分で、不可思選手がそういう行動を取らなければ、自分とも試合をできなかったですし。僕はもちろんリスペクトしてますし、タイトルマッチもしてる選手なんで、すごく不可思選手に感謝してます。(勝ったことでスーパー・ライトでのランクが上がったと思うが?)そうですね。でも、自分はこの一戦の前に二連敗してるというのもありますし。まだまだクリアしなければならない相手は絶対にいてるんで。しっかりそこを一つ一つこなして、挑戦したいなっていうのはありますね。

(今回、あれだけダウンを取って勝つことは想定していた?)いや、想定はできてると言ったらおかしいので。試合は何があるかわからないので、その中でやってきたこと、やらなければならないことをした結果が、ああいうふうになったのかなと思ってます。(最後のダウンはアッパー?)自分でもまだ終わったばかりなんで覚えてないっていうか。左に当たった感触はあったんですけど、ちゃんともう一回観てみます。(二連敗からどのように自分をコントロールして、勝ちにつなげた?)シルバーウルフに入れさせてもらって、65kgでやるっていうのが去年の4月からスタートして二連敗だったんで、実際に落ち込むっていうか、やってきたことが間違いなのかなとか、自分で考えながらやってきたんですけど。それこそ、シルバーウルフの大宮司代表に相談して、すごい熱い話をしてくれて。『こんなもんじゃないだろ』というところで、この一戦に挑んで。いろんな話し合いもしてきたんで、本当に大宮司さんをはじめ、先輩方や後輩、シルバーウルフの仲間たちに感謝してます。

(大宮司代表からの心に残った言葉は?)記者会見でも言ったんですけど、『平山ならなんかやってくれるんちゃうか』と。『おまえやったらできるやろ。おまえやったら』っていう前向きな熱い言葉を、すごい言ってくれたんです。それが試合前に響いて、追い込み期間も含めポジティヴに捉えて、試合に挑むことができました。(今後、対戦したい相手は?)スーパー・ライトのベルトを狙っていきたいんで、そこにつながる相手としっかりやっていきたいっていうのはありますし。まあ、一つ一つクリアしたいですね。(一回目のダウンの手応えは?)あんまり自分で感じなかったですね。無心というか。やってきたことはジャブの打ちかたであったり、スピードを意識したりとか、いろいろそれらが揃ってパンチが出たと思うので、あんまり感触というのはなくて。集中して、無心に近かったですね。

(倒れたときは『これで倒れるんだ』という気持ちはなく?)もともと、自分はハードパンチャーと言われていて、パンチ力には自信があったんで。しっかりガツンと当たれば倒れるやろなっていうのは、べつに今日の試合だけじゃなく、ずっと思ってます。(大阪から出てきて、これで負けたらトレーナーの顔に泥を塗るという覚悟はあった?)もちろんです。それはありましたね。いままでシルバーウルフで大宮司さん、先輩に教わってきて、二連敗してる中でしっかり結果を残さないと。関西で言う人は言うんですよね、『あいつは終わりちゃうか』とか。しっかりここで、こういう勝ちかたができたことによって、『やっぱ、あいつ、やってくれたな』っていう声がちょっとでも増えれば。証明できたと思うんですよ。そういう部分で、そういう覚悟はすごくありましたね。

(ファンへのメッセージを)みなさん、こういうコロナの状況の中、会場に来てくれてありがとうございます。画面越しで変わらず応援してくれているファンのみなさん、本当にありがとうございます。しっかり結果を出せたんで、自分の道をしっかり作っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

試合後の不可思のコメント
「(試合の感想は)いろいろ練習環境を変えて、すごく仕上がりはよくて、すごく自信はあったんですけど、試合ではそれが出せなくて、すごく悔しいんですけど……悔しいなっていうのが感想ですかね、一番は。(相手の印象は)体の強さを感じましたし、ガツガツ前に来るかなと思ったんですけど、ガツガツ前に来るというより、意外と距離を取りながらという感じでやられたのがうまくはまっちゃったなあという感じです。

(相手の攻めが想定と違ったのでペースを崩した?)ガツガツ来るより、意外とちょっと下がったりしたっていうのも、今回自分がやろうとしてた形がはまらなかったということに影響もしてるんですけど、あと自分はいい感覚だったんですけど、それが試合でズレちゃったなあと。距離ですね。距離をはめれなかったっていうのは、相手がちょっと距離を取ってっていうのも大きかったですね。チームと、何が悪かったかっていうのをずっと話してて、明確にはできたんで。今回はうまくいかなかったですけど、またこれをプラスにしていくしかないですね。

(早い段階でダウンを食らったのも影響が?)そうっすね。あのダウンももちろん影響はあったんですけど、ずっと悪いところが修正できてないままにやっちゃったから、要所要所でダウンをもらっちゃったなと。自分の打ち終わりにもらうっていう同じパターンだったんですけど、その悪いところを修正できないままやっちゃってたなという感じです。

(それは初めてつくセコンドだったからというのもある?)そこが原因とかじゃなくて、最初やろうとしてた戦いをうまくさせてもらえないような戦いを平山選手がしてきたんで、それでずらされちゃったっていうのもあるし、自分の原因としては中途半端になってたなと……まあ具体的な話になると長くなるんですけど、新しい感覚はすごくいい感覚だったんですけど、その新しい感覚が、試合では慣れてない部分が出ちゃったっていうか、本番でまだそれが使えるまでいけてなかったっていうことですかね。

(ファンにメッセージを)今回、いい結果を出せなくてすごく悔しいんですけど、まだまだ強くなってまたベルトを獲りにいくんで、これからも応援よろしくお願いします。

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試合情報

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大会名
2020年9月22日(火・祝)K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1秋の大阪決戦~
日程
2020年09月22日(火)
会場
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)
選手
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