オープニングマッチは嶋拓実vs内田竜斗のKrushスーパー・バンタム級ワンマッチだ。2人は今年の5.31K-1横浜大会のプレリミナリーファイトでも戦っており、1-0の判定(内田)で引き分けに終わっている。今回はKrushの本戦に舞台を変えての再戦。両者とも本戦は初登場となるが、今回こそ決着をつけることはできるのか?
1R、お互いハイキックを繰り出して相手を牽制。その後、嶋がプレッシャーをかけてコーナーに追い込みボディブローを一撃だ。さらにロープ際で追い詰めて右フック。続いてパンチを連打し、またもフックをぶち当てる。嶋はさらにコーナーに追い込みパンチを連打。これを内田も回り込んで脱出だ。そして、右のミドルキックを打っていく内田。カウンターで今度は逆に嶋をコーナーに追い込んでいく。しかし、嶋も立て直したところでラウンド終了だ。
2R、お互いにカーフキックを打ちつつ、今度は内田が前に出る。嶋をコーナーに追い込みヒザ蹴りを交えてパンチを連打。さらに内田はパンチからミドルキック、ハイキック。嶋も押し返してコーナーに追い込みかけたところで、内田のローブローで試合は一時中断だ。再開後、カーフキックで攻める内田に対して、嶋がパンチの連打で前に出るがここでバッティング。またも試合中断だ。再開後、プレッシャーをかける嶋。しかし、内田もパンチを当てて応戦。それでも前に出てきた嶋に対して右のヒザ蹴りからのパンチの連打。そして右のフックが炸裂すると嶋が崩れ落ち、2R2分24秒で内田のKO勝利となった。
試合後、マイクを握った内田は喜びの言葉を語った。
「今日、こういう結果でKOできたんすけど、まだまだこのレベルで落ち着かない自分なんで、同じ階級に兄貴がいるんですけど、兄貴超す勢いでまだまだ突き進んでいくんで、これからもよろしくお願いします」