第2試合はKrushフェザー級ワンマッチ、寺島想vs龍翔の一戦だ。K-1カレッジ2020 -60kg王者の実績を持つ寺島だが現在は4連敗中。この一戦に連敗脱出をかける。対する龍翔はMA日本キックボクシング連盟JAPAN CUPスーパーバンタム級王者の実績を持っているが、K-1 GROUPのリングでは2連続KO勝利の後、2連敗。寺島同様、連敗を脱出し次のステップに進みたいところだ。
1R、まずは龍翔が前に出てプレッシャーをかける。それに対して寺島は前蹴りで突き放そうとする。しかし、龍翔は接近して至近距離からパンチで攻撃だ。寺島もヒザ蹴りや前蹴りを放って突き放そうとするが、龍翔はプレッシャーをかけ続ける。左右のボディブロー、カーフキックで寺島を攻め立てていく。
2R、やはり龍翔がこのラウンドもプレッシャーをかける。ボディブローを打ちつつロープ際に追い詰めていく。寺島は回し蹴り。だが龍翔にヒットしない。ならばと前蹴りで距離を取ろうとするが、龍翔はそれを許さない。
3R、やはり龍翔がパンチを打ちつつ前に出る。寺島もなんとか前蹴りで突き放そうとするが、龍翔は離れない。寺島は左のハイキック。これをガードした龍翔はまたも寺島をロープ際に追い詰めていく。だが、寺島も決定打を許さない。寺島も右のヒザ蹴りを打つが、龍翔はすぐに距離を縮めてロープ際に追い詰めていく。試合は判定となり、30-28、30-30、30-30の龍翔の1-0で延長R突入となった。
延長R、やはりプレッシャーをかけて前に出るのは龍翔。寺島もパンチで応戦するが、龍翔もなかなか下がらない。押し返しながらパンチを打っていく寺島。リング中央で至近距離からパンチの打ち合いとなるがお互いにクリンチしてしまうため、決定打が出ない。もつれるような攻防の中、ゴングが鳴らされて判定へ。10-9、10-9、10-9の3-0で寺島が勝利をもぎ取った。