第6試合は第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦の第4試合、上遠野寧吾vs東虎之介だ。優勝候補と呼び声も高い上遠野はここまで4戦4勝(3KO)と無敗街道を突っ走っている。対する東は宮崎県出身で九州を拠点に活動し第2代KPKBフライ級王者になるなどの実績を作っていたが、5月末に上京。ALONZA ABLAZEに移籍しKrushの頂点を狙う。
1R、まずはジリジリと東がプレッシャーをかけていく。そしてボディブローからパンチを連打していく。前に出てきた上遠野に対して東はパンチで応戦。再び押し返し、左右のボディブローの連打から前に出る。上遠野が左のミドルキックを繰り出したところでラウンド終了だ。
2R、ジャブを繰り出す上遠野。カーフキックを繰り出してからジャブを繰り出す。東も下がらずにプレッシャーをかけてジャブとカーフキック。さらにコーナーに追い込んでボディブローだ。上遠野もパンチを繰り出していく。
3R、上遠野はジャブとローキックのコンビネーション。さらにパンチを打ちながら前に出て、接近するとヒザ蹴りだ。東もパンチを打ちながら前に出て、圧力をかける。ラウンド終盤に東がロープに追い詰めるが、すぐさま上遠野も体勢を入れ替えてパンチで応戦。判定となり、30-29、29-30、30-30の1-1で延長Rへ突入だ。
延長R、いきなり両者パンチのラッシュ。ここで前に出るのは東。上遠野も下がりながらもジャブで応戦。それでも前に出る東は上遠野をコーナーに追い詰める。上遠野の左のフック。さらにパンチをまとめる。前に出てロープに追い詰める東の体勢を入れ替えた上遠野はパンチを連打。東もそれを逃れて押し返す。延長Rも判定となり10-9、10-9、10-9の3-0で上遠野が勝利。海凪の待つ準決勝進出が決定した。
試合後、トーナメント一回戦を突破した4選手がリングに集結。それぞれ準決勝に向けて意気込みを述べた。
安尾瑠輝「先程はちょっと情けない試合してしまってすいません。次、大久保選手と当たることになって、大久保選手に向けてしっかり練習頑張ろうと思います」
大久保世璃「準決勝、安尾選手と決まったんですけど、さっきの試合見ていたら全然僕に勝てないんで、もっといい試合できるように頑張ってください」
海凪「いやあ、ちょっと上遠野くん強すぎでしょう。俺、(去年の)8月に寧吾負けてるんで、次は絶対リベンジしてカツンで、もっと練習してきます。応援お願いします」
上遠野寧吾「まず対戦してくれた東選手、ありがとうございました。ちょっと情けない試合しちゃったんで、準決勝までにもうちょっと仕上げてくるんで、応援またお願いします」