第4試合は第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦の第2試合で、吉川仁清と大久保世璃が激突。吉川は直近の試合では「Krush.175~in OSAKA~」でトーナメントに参加している安尾瑠輝に敗れているものの、キャリア6戦5勝(4KO)と高いKO率を誇る。一方の大久保は初代Krushフライ級王者でK-1で活躍する大久保琉唯の弟。K-1甲子園2024 -55kg王者などの実績を引っ提げて今年プロデビューすると2戦2勝の戦績を残している。吉川は戦前に大久保を「ただの弟」呼ばわりするなど挑発。これには大久保も怒り心頭のため、激闘が期待される一戦だ。
1R、ゴングと同時に前に出た大久保は蹴りを放っていく。吉川もカーフキックで応戦。お互いにカーフキック、ローキック、ジャブを打ちながらの攻防だ。吉川は左のミドルキック。大久保は前蹴り2連発からボディブローだ。
2R、ジャブを打つ大久保。吉川もジャブを打ちつつカーフキックで応戦。大久保は左右のボディブロー。さらに右の回し蹴りを繰り出す。吉川もジャブの連打とカーフキックだ。その吉川に大久保は飛びヒザ蹴りを繰り出す。
3R、お互いに至近距離からパンチの攻防。大久保はジャブを繰り出しながら左のヒザ蹴り。ここで大久保がコーナーに追い込むが、吉川も押し返す。大久保はヒザ蹴りを繰り出し、ボディブロー。大久保はジャブから前蹴り、さらに回し蹴りを繰り出す。続いて前蹴りを顔面に炸裂させる。終了間際にも大久保が回し蹴りを繰り出してみせた。試合は判定となり、30-29、30-29、30-29の3-0で大久保が勝利。安尾の待つ準決勝に駒を進めた。