第6試合では心直と林佑哉が、Krushバンタム級ワンマッチで対戦する。元KNOCK
OUT-REDスーパーフライ級王者の心直は、前回の7.27「Krush.163」で矢島直弥にKO勝利し、K-1
GROUP初勝利。対する林は同じ「Krush.163」で第9代Krushバンタム級王座決定トーナメント・準決勝に、負傷欠場となった大村修輝の代わりに参戦。黒川瑛斗にKO負けを喫した。今大会のメインイベントでは第9代Krushバンタム級王者が決まるが、この試合の勝者はその次期挑戦者になる可能性もある一戦だ。
1R、いきなり右のハイキックを繰り出した林。しかし、心直も左のハイキック。右のミドルキックも繰り出す。林は右のローキック、左のカーフキックを打って前に出る。心直もすぐに押し返していく。心直の周囲を回る林はローキック。それに対して、心直は冷静にミドルキックでやり返していく。心直は左のミドルキックを叩き込んで、ここでラウンド終了だ。
2R、心直はプレッシャーをかけながら左のミドルキック。さらに左のハイキックも繰り出していく。さらにボディに左のミドルキックを決めた心直。林も前に出ていくが、心直はパンチに合わせてヒザ蹴りだ。林は前蹴りからパンチ。そして右のストレートを炸裂させて、心直からダウンを奪った。立ち上がった心直は左のミドルでやり返す。飛びヒザ蹴りも出した心直だが、林もパンチで前に出ていく。そして、ロープに追い詰めて、右のストレートで2つ目のダウンを奪取。さらにラッシュをかける林。心直をコーナーに追い込んでいく。ここをしのいだ心直だったが、林はパンチを連打するも、ここでラウンド終了だ。
3R、プレッシャーをかけていく林。左のフックが心直に炸裂し、右のジャブからキックを放ったところで心直がダウン。なんとか立ち上がった心直だったが、ゴングが鳴らされ試合終了。林が3R0分34秒でKO勝利を飾ったのだった。
「押忍! K-1ジム大宮の林佑哉です。まず対戦してくださった心直選手、ありがとうございました。前回の試合、1週間前にお母さんが脳出血で倒れちゃって、絶対に勝ってパワーを少しでも与えようかなって思ったんですけど、しっかりというか負けちゃって、本当めちゃくちゃ悔しくて、何やってんだって思ったんですけど、今日しっかり勝てて、少しでもパワーを与えられたらなって思います。今日こうして勝てたのもたくさんの方に応援、サポートしてもらっているおかげで今日勝てたと思っています。本当にありがとうございます。今日ちょっと、内容はあんまり良くなかったんですけど、前回負けちゃって、凄い悔しい想いをしたんで、もう一度次期挑戦者としてバンタム級タイトルマッチをお願いしたいと思います。ありがとうごいました」