match result

試合結果

第19試合/K-1 WORLD GP第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R

    所属ジム
    THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO
    朝久道場
    戦歴
    41戦 32勝(14KO) 8敗 1分
    37戦 28勝(10KO) 9敗 0分
    生年月日
    1992.4.29
    1996.6.21
    身長・体重
    175cm ・ 60.0kg
    172cm ・ 60.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    埼玉県入間市
    福岡県うきは市
    SNS

review

試合レビュー

レオナは一回戦でアヤブ・セギリを2R1分1秒でKO、準決勝では大岩龍矢を飛びヒザ蹴りでKOして決勝進出。対する朝久は一回戦のナックロップ戦を1R44秒、準決勝の横山朋哉戦を1R37秒といずれも秒殺KO勝利で決勝戦に勝ち進んだ。

1R、朝久がローから左右フックを繋いでいくが、レオナは距離をつぶす。ここで朝久のローがレオナの下腹部に入ってしまい回復の時間が取られる。再開するとレオナはジャブと右ストレート。距離を作って朝久を誘い、入ってきたところに右ストレートを狙う。

2R、レオナはワンツーで先攻。朝久は前蹴りで飛び込むが、これはレオナがかわす。両者打ち合いとなり、レオナがストレートを当てれば朝久もフックを当て返す。朝久はインローでレオナの足を大きく飛ばす。朝久は左目下に腫れが見られる。

3R、朝久が左インローを当てるが、レオナはすぐ左フックを当て返す。さらに大岩戦を思わせる飛びヒザも放つ。距離を作り朝久の攻撃に空を切らせていくレオナはワンツーをヒット。ラウンド最後も左右の連打で朝久を後退させ終了する。判定は30-29、30-29、30-29の3-0でレオナ。涙の勝利、王座戴冠となった。

レオナのマイク
「第5代スーパー・フェザー級チャンピオンになりましたレオナ・ぺタスです。今日弟の(加藤)虎於奈が結婚式で僕は試合で行けなくて、おめでとう。僕を始めた頃から見てくれた半沢トレーナー、池田先生、そして最近ずっと見てもらってる力道場の深澤先生、本当にありがとうございました。最後に母ちゃんとベルトを獲るって約束して、去年獲れなかったんですけど、今年やっと約束を守ることができて、今日獲ることができました。母ちゃんにこのベルトをあげたいと思います。武尊選手、頑張れって言われたから頑張れました。K-1最高!」

【試合後のレオナ・ペタス選手のコメント】
「(試合の感想は?)一日3試合、地獄でした。マジ、一日、超長くて、もう一試合終わった時点で早く帰りたいなって思ってました(苦笑)。(相手の印象は?)一回戦が僕、ちょっともらっちゃってヤバいなと思ったんですけど、倒しきってよかったなと。準決勝が大岩選手、タフなんで。ヤバいなって思ったんですけど、たまたまひらめきで当たって倒せたんでよかったなって。最後、朝久選手は一回戦も準決勝も1R1分ちょっとで勝ち上がってきて、ふざけんなよと思いましたね(苦笑)。もともと強いっていうのはわかったんですけど、最後は気持ちでいくしかないなと思って気合いでいきました。

(決勝の時点でのダメージは?)まあ、去年の12月にマキ・チャーチャイとやったときから、右手をずっとケガしてて、右でおもいっきり打てない状態だったんですけど。このトーナメントでどうかなと思ったんですけど、三回目でやっぱり痛み出して。でも、身体が丈夫だったんで他で補って。(決勝の相手は想定してた?)朝久選手か横山選手だと思ってたんで。どっちかなって感じでしたね。(朝久選手と決まった時点で対策は?)いや、ないですね。レオナ・ペタスだったら勝てるだろって思ってたので。集大成を出せば絶対に勝てると思ってたので。

(決勝で勝利できた一番の理由は?)欲望です、ベルトがほしいっていう(笑)。その気持ちが強かったですね。ベルトがなかったら、お世話になってる人たちに恩返しって言っても言葉でしかできないですけど、ベルトがあることでちゃんと恩返しできるんじゃないかと思ってたんで。絶対にほしいと思ってたんで。(これからどういうチャンピオンになっていきたい?)まあ、朝久選手がいたからスーパー・フェザー級に戻したんですけど、朝久選手に勝って相手がいないんで、どうしようかなって思ってます。

(欲望というのは悔しさから?)そうですね、去年の悔しさもありますし、6月に『THE MATCH』で負けて、勝ちたいっていう欲もあったんで。その二つがあって、僕は絶対に勝ちたいって思ってました。(武尊選手が声をかけてる場面があったが?)がんばってねって言われました。(虎於奈選手の結婚式は何時から?)僕、試合だったんで不明なんですよね。僕だけ教えてもらってなくて(笑)。でも、やっぱ家族とかみんな行っちゃってて、僕を応援してくれてるスポンサーとかの人たちもそっち行っちゃったりとかしてて。僕、今回、ベルトを獲ったんですけど、ほとんどの人は観てないと。虎於奈は結婚式場から観てたみたいな。父親からで電話で『ありがとう』みたいなのあったんですけど、アレ?って。生で観なくていいのかなあって。次、防衛戦のときに生で観てもらおうかなと思ってます。

(虎於奈選手と試合後に会話は?)僕、本当にこれ負けたら引退しようと思ってたんで、ずっと虎於奈が虎於奈の時間をさいて、トレーニングを付き合ってくれたりとか、いろいろしてくれてたんで。第一声が泣きながら『おめでとう』っていう言葉だったんで。僕は本当に『ありがとう』って伝えました。(なんで引退の覚悟を?)ここで獲れないんだったら、この先はないと思ってたんで。ここが運命のわかれ道だと思ってたんで、獲れて生き残ったんで、この先楽しみにしてもらえれば。60kgのベルトへのこだわりは、現時点ではそこまでない?)正直、ここにあるベルトが本当に獲ったのかどうか信じられない感じで、まだ全然実感もなくて。これからちょっとずつ、実感が出てきてから、このベルトに対していろいろ考えようかなって思ってます。

(どんなチャンピオンになりたい?)今回『K-1 NEXT』って謳われてたんですけど、僕、武尊選手と一個しか歳が違わないんで。ほかにもいい選手がいると思うんで、また、いい選手に次のNEXTになってもらってと思っています。僕がこのベルトを防衛し続けて、武尊選手のあとということで、この価値を下げないようにと思ってます。(ファンにメッセージを)今日は僕を信じて応援してくれたファンのみなさん、ありがとうございました。おかげでベルトを獲ることができました。まあ、ここで満足しないで上を目指してがんばっていきますので、今後ともよろしくお願いします」


【試合後の朝久裕貴選手のコメント】
「(試合の感想は?)一回戦、二回戦はいい感じで順調に進んだんですけど、ちょっと決勝戦は欲が出てしまったというか、準備してた技を選ぶのにチョイスミスっていうのと、やっぱり自分の中で順調にいきすぎてた部分で、あせりはあったのかなと思いますね。

(相手の印象は?)一回戦のナックロップ選手、僕より身体も大きくて、ふつうの人だったら倒れるかなって当たりをしたんですけど、それでもふつうに立って前進してきたので。やっぱりタフでいい選手だったなと思いました。二回戦の横山選手ですけど、ふだんから知ってる選手で、若いながらも勢いとテクニックがある選手で、そこに真正面から正々堂々戦いたいなと思って、そういう勝負ができてよかったなと思います。あと決勝のレオナ選手、フルラウンド戦うことになったんですけど、想定していた動きで来たんですけど、自分自身の決断ミスというか。違う動きをするべきだったんですけど、僕が勝手にいきすぎてしまって、やっちゃったなって感じですね。

(決勝は作戦やセコンドの指示と違うことをした?)1R目から違うことをしてたわけじゃないんですけど、1R目が終わった時点で自分が判断して。セコンドからはいろんな指示が出てたんですけど、僕が勝手にいっちゃったみたいな。そんな感じでしたね。(それはどういう判断をした?)う~ん、狙っている技云々というより身体で、フィジカルじゃないですけど、身体で勝てるかなと思って、ちょっと強引にいきすぎたなと思います。

(レオナ選手は距離をうまく使っていたが、それについては?)そうですね。やっぱり、ハードパンチャーとかテクニシャンとかいう中では、自分の距離がわかってる選手だなと思ってるんで。そこの強みはレオナ選手は上手だったと思います。(あと一歩だったが、今後どのように取り組む?)自分自身に勝つというのと、決断力というか、正しい答えを自分で出せないといけないと思うし。やっぱりセコンドの指示に僕が従えなかった部分が、そこがいけなかったと思うので。あせらずやっていきたいなと思ってます。

(ファンにメッセージを)応援していただいたみなさん、ありがとうございました。やっぱり、一回戦、二回戦、決勝もいい感じでいきたいなと思ったんですけど、こんな試合になってしまいました。また、K-1チャンピオン、意地でも獲りにいくんで、応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました。押忍」

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試合情報

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大会名
2022年9月11日(日)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~
日程
2022年09月11日(日)
会場
横浜アリーナ
選手
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