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試合結果

第20試合/K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメント・決勝/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    TEAM ŌTA
    戦歴
    23戦 12勝(5KO) 10敗 1分
    23戦 20勝(12KO) 3敗 0分
    生年月日
    1996.10.23
    1991.2.22
    身長・体重
    180cm ・ 98.0kg
    186cm ・ 90.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    埼玉県入間市
    イラン・カラジ
    SNS
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試合レビュー

 トーナメント決勝はANIMAL☆KOJI・加藤久輝を下してきた谷川聖哉と、K-Jee・京太郎を下してきたマハムード・サッタリの対戦となる。両者は2020年10月、2021年7月の2度対戦し、いずれもサッタリがKOで勝利している。

 1R、谷川は右ロー、左ミドルを入れサッタリをけん制する。サッタリはプレッシャーをかけて谷川をコーナーに追い込む。ここから出ると谷川はローを入れていくが、サッタリは再びコーナーに追い詰め、ガードの上からであったが右フックを打ち込み谷川をダウンさせる。

 2R、谷川は前蹴りからローキック。そしてサッタリに対して外回しでの掛け蹴りを見せる。右フックも打ち込む谷川。谷川は距離を作って右ローを蹴る。サッタリも脚を気にして、谷川のローを足を引いてかわす。しかしサッタリが右ストレートを突き刺してダウンを奪取。胴回し回転蹴りを放つ谷川だがサッタリはかわす。

 3R、サッタリは左フックからの右ストレートで切り込み、谷川はブロックしたもののダウン。ここでレフェリーがストップし、サッタリがトーナメントを制した。トーナメント出場選手のなかで最軽量ながらトーナメントを制したサッタリ。試合後、K-1レジェンドのピーター・アーツがリグに上がり、サッタリにトーナメント優勝者の証・ウイニングローレルが贈られた。

サッタリのマイク
「オス! ミナサン、本当に嬉しい。日本のみなさん、イラン人のみなさん、ありがとうございます。中村プロデューサー、今日めちゃ頑張りました。6月の天心と武尊のイベントに私も出ます(笑)。今月イランの正月、ペルシャ語でちょっと話します。(ペルシャ語で挨拶したあと)すみません、ありがとうございます! 次はK-1のベルトがほしいです。みなさん、ぜひ実現させてください」

■試合後の谷川聖哉のコメント
「(試合の感想は?)悔しいのひと言ですかね。(相手の印象は?)ANIMAL選手はタフでどんどん前に前に出てきてて、研究しているというか、自分の苦手とするものをやってるんだろうなというのは伝わりました。加藤選手は初めてもらうパンチの種類というか、すごく固くて、これが外国人の方のパンチなのかなと思いました。サッタリ選手は、やっぱり速くてキレもあるし、強かったですね。

(決勝ではローが効いて突破口になるかと)京太郎さんとの準決勝も見てて、1、2、3Rと落ちていくのが分かったので、1、2Rはしっかり耐えてローで削ってというところまでは作戦通りというか、ダウンは取られてしまったんですが、イメージ通りにはできてたかなとは思います。でもやっぱり向こうのほうが一枚上手だったと思います。最後までキレがあるパンチが来ました。

(準決勝のハイキックは右手をブラインドにして?)もともと石井選手もサウスポーだったので、サウスポー対策で練習していたというのと、ダウンをもらってしまった時に、一瞬手が落ちるのが分かったので、それで閃いたというか、とっさの判断で出たので、よかったと思います。

(決勝に行けたというのは、今後の自信に?)準優勝という結果なんですけど、サッタリ選手に3回も負けてという結果を考えると、素直には、正直喜べないなというのはあります。(以前サッタリ選手に倒されたことで恐怖感は?)正直に言うと、僕、バカなのか分からないですけど、そういうのはホントになくて。ここまで来て、3度目の正直じゃないですけど、絶対勝つっていう気持ちがあったので、恐怖心とかは全くなかったです。

(サッタリ選手には絶対リベンジする?)そうですね。もしリベンジさせてもらうところまで自分がしっかりいって、対戦させてもらえるなら、リベンジさせてもらいたいと思います。(ファンの方へメッセージを)今日は応援ありがとうございました。まだまだ日本を背負えると言っていいかは分からないんですけど、これをプラスに捉えて。そんなにダメージもないので、練習して、もっともっと強くなるところをみんなにお見せしますので、応援よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。押忍」

■試合後のマハムード・サッタリのコメント
「(試合の感想は?)今日は3試合というトーナメントでしたけれど、とてもいい試合だったと思います。そして戦った選手はみな強かったんですけど、やはりこれまで厳しいトレーニングを積んできて、その結果が今日報われたと思います。相手の選手は本当に皆さん強かったんですけど、今日試合をしてくれてありがとうと感謝の言葉を述べたいと思います。

(K-Jeeの印象は?)元チャンピオンということもあるので、とても強い選手でしたし、すごくパワーのある選手でした。ただ我々はチームの皆でK-Jee選手をしっかり分析して、それを今日試合で出せたと思います。(京太郎の印象は?)京太郎選手はボクシングのチャンピオンということもありますし、強い選手でした。体も強くスピードもあり、パワーもある。スタミナもある、すごくいい選手だったと思います。ただ我々のチームの戦略が勝っていたんじゃないかなと思います。彼は本当にいい選手、強い選手でした。

(谷川聖哉選手の印象は?)今回彼とは3回目の戦いだったんですけれど、彼はまだ若いですし、これからまだまだ可能性のある選手ですので、チャンピオンになる可能性のあるいい選手だと思います。人間としてもすごくいい人だなという印象を受けています。ただ今回に関してはしっかり我々も彼を分析して今日の試合を迎えたので、そういう意味では厳しいトレーニングも含めて結果に繋がったと思います。

(決勝で谷川のローキックを受けていたが焦りはあった?)谷川選手は空手家なので、確かにローキックをもらいはしましたけれど、今回の自分のテーマとして、自分を抑えてやるべきことをしっかりやるということを徹底しました。それが今回の結果に繋がったと思います。

(試合後のマイクで表明した王座挑戦はすぐにやりたい?また獲る自信はある?)もちろんタイトルマッチはやりたいけれども、まずは6月の大会に出てみたいという気持ちがあります。またファンの皆さんも自分が6月の大会に出るところを見たいんじゃないかと思いますし、自分はそこでいいパフォーマンスを見せる自信もありますし、そこに戦うだけの権利は持っているんじゃないかと思います。また自分はK-1のチャンピオンになるために日本に来ていますので、当然ベルトは狙えるならすぐにでも狙いたいです。チャンピオンが戦う気があるなら、今夜にでも試合できるくらいです。(6月の大会で戦いたい選手は?)戦える相手はたくさんいると思いますが、実際には自分と戦いたいと思う相手が出てくるなら誰でもいいです。それがどこの団体のどこのチャンピオンであろうと、戦いたいと思います。

(ファンの方へメッセージを)本当に心の底から、応援してくれるファンの皆さん、そして支えてくれる家族、チームの皆には感謝をしています。特に今回厳しい練習を共に過ごしてきたチームの皆は本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思っています。そしてファンの皆さんの応援がなければ、自分はこうして試合をすることも戦うこともできませんでした。本当にありがとうございました。日本のファンの皆さん、イランのファンの皆さん、の応援無しでは自分は戦うことができません。逆に皆さんの応援があれば、明日は今日よりも強くなれる自信がありますので、これからも応援よろしくお願いします。押忍」

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試合情報

BRAND
大会名
2022年4月3日(日)K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~
日程
2022年04月03日(日)
会場
国立代々木競技場 第一体育館
選手
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