match result

試合結果

第11試合/【出版オーディション株式会社Presents】K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    CLUB es/team ALL-WIN
    K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST
    戦歴
    31戦 25勝(14KO) 6敗 0分
    45戦 34勝(19KO) 10敗 1分
    生年月日
    1995.10.29
    1987.2.5
    身長・体重
    180cm ・ 0.0kg
    177cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    兵庫県姫路市
    京都府京都市
    SNS

review

試合レビュー

 2018年のK-1大阪大会で対戦している両者。この時は壮絶な打ち合い・ダウンの奪い合いの末に安保が延長RでKO勝利を収めている。1R、安保はサウスポーを見せるもすぐオーソドックスに戻り、脚へのサイドキックを飛ばす。山崎は踏み込んでの右ストレートを当て、さらに向かって右フックを打ち込み安保から先制ダウンを奪う。再開後、山崎はすぐにパンチで突進。安保も飛びヒザ蹴りを見せるが、山崎が左フックで安保を豪快に後ろへなぎ倒し、そのまま試合終了。山崎が劇的なKO勝利で悲願のベルトを手に入れた。

試合後の山崎秀晃のコメント
「(試合の感想は)結果、こうしてKOで勝って、しっかり大会を締められて、すごくうれしい気持ちです。タイトルマッチでベルトを獲得できたのはうれしい気持ちで、仲間と喜びを分かち合えたて最高の気持ちです。

(相手の印象は)やっぱり、ゲーオを倒して防衛もして、強い選手というのはわかってたんで。僕も試合前、一人ネガティブになることもあったりとか、古傷が傷んだりとかして、孤独で悩んだこともありましたけど、仲間のみんなのおかげでその強いチャンピオンを倒せました。本当に安保選手自体は、選手としてリスペクトしてます。

(今回も早い仕掛けだったが、最初から?)いや、作戦というのはなくて。いままでやってきた経験を、臨機応変に出せれば必ずベストな形が出るだろうと、自分に言い聞かせて信じてやりました。(あの時点でいけると踏んで?)二つめのダウンはいけると踏んでいきました。一つめは組立の中で、いいかたちで当たったんでよかったです。

(今後のチャンピオン像と、戦いたい相手は?)理想のチャンピオンとしては最強のチャンピオンというか。どんな相手でも僕のゴールデンフィストでなぎ倒せるようなチャンピオンになりたいと思います。やりたい相手は僕が負けてきたゲーオ選手と正直やりたいなと思いますけど。ただまだあんまり実感ないです、すみません。

(今回は卜部功也選手も勝利したが、ベテランとしてがんばっていかないとっていう気持ちは?)そうですね。やっぱり功也も圧倒してたと思いますし。年齢とか関係なく、練習量とか気持ちとかでひっくり返せると思うので。そういう意味ではケガも多いですけど、観ているかたにそういう部分も伝えられたんじゃないかと思います。

(試合後、足を引きずっていたが、試合前から痛めてた?)そうですね、古傷が傷んで。でも、試合後に引きずってた意識はなかったんですけど、引きずってましたか? ちょっと試合前に痛めて、一人暗く落ち込んでました。(功也選手が65kgに上げると宣言したが?)あ、そうなんですか? 怖いですね(苦笑)。ずっと一緒にやってきましたけど、彼は天才だと思ってるんで。

(対戦は考えられる?)いやあ、いまんとこは考えられないですけど、やっぱり65でも通用するテクニックがあると思うんで。選手として勉強するところも多いですし。いま初めて聞いたんでちょっと整理つかないです、すみません(笑)。

(安保選手に二年前に負けてから、どのような気持ちですごしてきた?)半分以上はネガティブな気持ちというか、なるべくポジティブに考えようとしてましたけど、やっぱり『このまま終わってしまうんじゃないか』という気持ちが大半で。綺麗事並べると、みなさんが応援してくださって、本当にがんばれて、何て言うんですかね……。前を向けるっていうのはあったんですけど、どこかやっぱり芯の部分でネガテイブなところはあって。つらいというか、しんどい格闘技生活でしたね、その二年間は。

(今回の試合までそれは続いた?)僕はあんまり人にネガティブなことを話すほうじゃないんで、獲ったからこそ、みなさんにこういうことを言えますけど。試合の直前まで、リングに上がる前まで、不安というかネガティブな部分はありました。もしかしたらこれで負けて、最後になるんじゃないかっていう気持ちもありました。

(昨日の計量では『この試合を集大成と考えてる』と発言していたが、最後という気持ちだった?)すみません、もう負けたら最後、これで引退しようと思ってました。(その気持ちに変化はあった?)獲ったからこそ、まだまだ。自信もついちゃったんで、まだまだいくぞという感じです。

(安保選手に『戦ってきた相手が違うから』と言われたことについては?)ポーカーフェイスをして『べつに俺が選んだわけじゃないし』とか『おまえがそう思っていても、俺は俺やから』っていうのはありましたけど、正直イライラっていうのは相当ありましたし。いろんな動画サイトでもナメた口をきかれてたんで余裕かましてるなって思いましたけど。本当に『痛い目、合わせてやろうかな』って、イライラはしてました。

(いままでベルトを獲れず、いま獲れた意味をどう捉えている?)う~ん、そうですね……。まあ、あきらめずにがんばってきたというか。神様がしっかり見てくれてたんじゃないかと思いますし、『もう一歩がんばれよ』っていうことだと思います……。すみません(笑)。

(会見でベルトへの思いを問われたときに言葉に詰まっていたが、いまはホッとしてるように見えるが?)本当にホッとはしてますし、長年K-1でやってきた生きた証、山崎秀晃がK-1チャンピオンに名を連ねたなっていうのは一つあると思うので。まあ、最高な気持ちです。

(試合に向けて練習量を増やしたり、練習を変えたりした?)増やすっていうのとは逆になっちゃうんですけど、一回目にゲーオ選手に負けたときからフィジカルの先生にずっと付いてもらってたんですけど、年度末に急死されて、ずっとフィジカルを自己流でやっていて、その部分では不安があったんですけど。その中で自分に厳しく、時間があったら走ったり、筋トレ増やしたり。KRESTの仲間が『秀さん、走りにいきましょう!』って誘ってくれたりとか、トレーナーが『もういっちょ、行くぞ!』って煽ってくれたりとか。人間ってやっぱりタイトルマッチが決まると、僕が弱いだけかもしれないですけど、『ああ、今日しんどいな、もういいかな』って思ってしまうこともあるんです。でも仲間とかトレーナーの声でもう一歩踏み出すことできて。もう一発、二発パンチを打ち込むことができたんで、KRESTのチームメイトには感謝してます。まあ、練習を増やしたというか、周りが煽ってくれて、最高の仲間に巡り会えたと思ってます。

(ファンにメッセージを)今日はたくさんの応援、ありがとうございました。たくさんのファンや仲間のおかげで、K-1で生きてきた証をしっかり残せて、いままでやってきたことを証明できて、本当によかったです。今後もこのベルトの価値をしっかり上げていきますんで、また注目、ゴールデンフィストをよろしくお願いします。ありがとうございました!」

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2020年9月22日(火・祝)K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1秋の大阪決戦~
日程
2020年09月22日(火)
会場
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)
選手
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