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試合結果

第11試合/日本vs世界・5対5/K-1ライト級/3分3R・延長1R

    所属ジム
    FLYSKY GYM/Tmile Gym
    Elite Training Center/Team Elite
    戦歴
    35戦 22勝(14KO) 11敗 2分
    9戦 6勝(5KO) 3敗 0分
    生年月日
    1994.8.17
    2000.6.23
    身長・体重
    172cm ・ 65.0kg
    176cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    スイッチスタンス
    出身地
    兵庫県加古川市
    ブリュッセル
    SNS

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試合レビュー

 日本vs世界・5対5の最終戦を務めるのはライト級王者の林。対戦相手のデミルカプはトルコの若き天才と呼ばれるファイターだ。

 1R、デミルカプはサウスポーから左ハイを見舞って先制。その後もスピードのあるロー、ハイと飛ばし、ストレートも林をとらえる。林はやや面食らった感じもありながら左フック、右ストレートを見舞っていく。林のパンチの合間に左ハイを打ち込むデミルカプ。林はデミルカプのガードの間にねじ込むように右ストレート、左フックを打ち込んでいく。しかしデミルカプは左ストレートを当てて林をフラつかせ、そこからハイキック、ヒザと追撃してダウンを奪う。立ち上がった林はコーナーを背負ってカウンターを狙っているか。デミルカプはオーソドックスに変わっての左フックを打ち込む。
 2R、林はジャブを突きながら左回り。そして右ストレートを当てるが、デミルカプはこれに対し掴んでのヒザを放ってしまいレフェリーが注意する。林はボディ打ちを効かせるが、デミルカプはその後を攻めさせない。しかし林は続いて右インローを連続で放って効かせ、デミルカプを失速させる。そこからパンチを当て始め、林が右ストレートでダウンを奪い返す。

 立ってきたデミルカプに林はボディストレートを交え、右アッパー、右ストレート、左フックと猛攻。組みつきに注意が入り、失速の隠せないデミルカプに林は左ボディフック、右ストレートを打ち込み、これにデミルカプがやや時間を置いてダウン。1Rの劣勢を盛り返し、林が逆転KOを果たした。

林のマイク
「みなさん、いつもたくさんの応援ありがとうございます。日本vs世界になってからいい流れやったんですけどブチ壊して申し訳ないです。僕を世界チャンピオンにしてくれたフライスカイジムの会長が41歳の若さにして亡くなってしまい心細かったんですけど、フライスカイジムが一丸になって勝って喜んでる姿を見てもらえてよかったです。今回地元での試合でしたが、関東からも応援に来てくれて本当にありがとうございます。スポンサーの社長が大手術から3日で観に来てくれて、勝ってよかったです。もっと強くなります」

林健太のコメント
「(試合を終えての感想は?)反省しかないですね(苦笑)。こんなたくさんの地元の方の前で、プラス、関東の方からも遠いところから応援に来てくださったのに、あわや負けてまうんちゃうかぐらいまで追い込まれて。まあでも結局、最後は勝てたんですけど、点数はすごく低いですね。もっと練習し直さなアカンなと、また改めて思いました。

(相手の印象は?)やっぱもう、自分がどう足りなかったとか、動きが悪かったとかじゃなくて、純粋にデニス選手、手も早かったし、強かったからこそ、倒されちゃったし。またお父さんのこととかもあって、兄弟で頑張ってると。僕らも兄弟で頑張ってるので、デニス選手も兄弟で頑張ってK-1の舞台に上がって活躍してほしいなと思います。(試合前に会長が亡くなられて、気持ちの切り替えは?)会長が亡くなってしまって、すっごくジムが落ち込んだっていうのもありましたし、ジムが潰れるかもしれへんってとこまで行ったんですけど、会長の奥さんと、セコンドについてくれたキヨソンセンが、会長の分までって気持ちでジムを盛り上げてくれて。キヨもミットを持ってくれてるときに、今までよりもすごく熱量が入ってて、『会長の分まで』って気持ちがすごく伝わってきたからこそ、絶対に勝って、FLY SKY GYM一丸となってみんなで笑ってる姿を会長に届けたいとホンマに思ってたから、ホンマに勝ててよかったですね。

(会長は何と言うと思う?)笑って、『ケンタ、ダメだな!』って言われると思いますね。(そのことは試合に影響した?)いや、もうそんなん関係なく、自分の何かが違うかったんやろうなと。3月はすごく万全な状態でリングに上がれたんですけど、何か万全じゃない感じがしたんですよ、入場するときに。もしかしたら、自分がそう思ってるだけかもしれないですけど、食事とトレーニングとケアと全部見つめ直して、万全の状態を作れるようにもう一回練っていこうと思います。

(それは3月の功也戦を乗り切ったことでのエアポケット的な?)いや、全然そんなことないと思います。たぶん、純粋にデニス選手が強かったんかなって思います。(減量の影響はなかった?)減量はホンマにスムーズにいって、ホンマに実家の体重計が壊れてただけやったんで、全部自分の中では万全な状態やったんですけど、リングに上がるときに違和感を感じたというか、アレ?っていうような感じやったんで、そんなんじゃチャンピオンじゃないんで、もう一回一から、栄養から見つめ直していきたいと思います。

(今後の目標と、ファンにメッセージを)たくさんの応援ありがとうございました。『心臓に悪い』とかいうメッセージがたくさん入ってたんですけど、その節は本当に申し訳ないです。でも、ずっと言ってるんですけど、最強のパーフェクトなチャンピオンを目指すんじゃなく、俺は最高なチャンピオン、すごく会場を盛り上げるようなチャンピオンになりたいと思ってるので、まあ、内容的にはダメダメやったけど、盛り上げられたのはよかったかなと思います。次からはあんまりヒヤヒヤさせんと、しっかりと強い姿を見せれるように、会場を盛り上げれるように一から頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

デニス・デミルカプのコメント
「(試合を終えての感想は?)1Rは完全に試合を支配できたと思うので残念だ。1R最後に蹴りを出したときに、以前に靱帯を手術したところがグラついてしまって、そこから集中が切れてしまった。むしろ自分に負けたということが残念だ。(相手の印象は?)非常に強い選手で、やはりチャンピオンだと思ったが、ヒザの問題がなければこんなことにならなかったと思うので、残念だ。なるべく早く再戦を希望する。(今後の目標と、ファンにメッセージを)ヒザのリハビリと、今回の傷を治して、練習を積んでまた日本に帰ってきたい。たくさんの人々に応援してもらって、非常に勇気づけられた」

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試合情報

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大会名
2019年8月24日(土)K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~
日程
2019年08月24日(土)
会場
エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)
選手
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