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試合結果

ダブルメインイベント第2試合(第8試合)◎Krush女子 -50kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R

    所属ジム
    Mike's Gym
    K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ
    戦歴
    35戦 23勝(3KO) 10敗 3分
    26戦 22勝(11KO) 4敗 0分
    生年月日
    1992.7.26
    1992.7.29
    身長・体重
    163cm ・ 0.0kg
    160cm ・ 52.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    オランダ・アムステルダム
    三重県松阪市
    SNS

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試合レビュー

 今年1月、無敗で進む王者KANAに2度のダウンを与え新王者となったメロニー。その王者に勝つため「全てを変えた」と語るKANAが王座奪還とリベンジに挑む。

 1R、メロニーは先に前へ出るが、KANAは落ち着いた様子でバックスピンキックを見せる。速いフットワークでそこからジャブ、右フックを振るうKANA。ジャブを当てたKANAだが、メロニーも右ハイを当て返す。KANAはジャブでのけん制から右スイングフックを振るっていくが、これはメロニーが当てさせない。KANAは再びバックスピンキックを放ち、軽くではあるがボディをとらえる。フットワークの足を止めないKANA。そして鈍い音を立てて左ボディフックでとらえる。そしてメロニーにジャンプしての二段蹴りを見せる。

 2R、フットワークに乗るKANAはそこからローキック。しかしメロニーもこれをすんなりとは当てさせない。KANAはしかし左ボディフック、右ボディフックとメロニーを削る。だが距離が開くとメロニーはハイキック、そしてローとKANAを襲う。右回りし始めるメロニー。

 距離を取られるKANAだが、ならばとメロニーに右ローを当てていく。メロニーは離れた位置からジャブを顔・ボディと飛ばしてヒット。そしてKANAは左ボディフック、右ボディフックとメロニーを攻める。そして右フック、ジャブとメロニーに見舞って2Rを終える。

 3R、KANAはガードを高くしてメロニーに向かう。しかしメロニーもジャブ・ストレートを伸ばしてヒットを上げる。KANAは右ローを当て、そこから左ボディフック、右ローと徐々に攻勢が目立ってくる。足が効いている様子のメロニーにKANAは右ハイキック。しかしこれはキャッチされ、転倒する。KANAはバックステップでメロニーのパンチとローを空振りさせ応戦。フットワークの死んでいないKANAはメロニーの周囲を回りながらジャブとロー。KANAはメロニーに下がらせられながらも左右フックを振るって試合を終える。

 判定は30-29、30-27、29-28の3-0でKANA。涙の王座奪還を果たした。

KANAのマイク
「この前よりもいいジャブをもらってしまい全然目が見えなかったです。1月に負けてから日々の生活を見直すことができて、格闘家として生きていこうって決意ができました。メロニー選手には心の底から感謝しています。1月からも変わらず応援してくれたファンのみなさん、支えてくれたみなさん、本当にありがとうございます。チャンピオンベルトを取って絶対言おうと思っていたことがあって、まだK-1には女子の階級がないので、自分が3月のさいたまスーパーアリーナに出て、新しい女子の時代を作っていきたいので、3月のK-1、マッチメイクお願いします。2017年のKANAのストーリーは今日で終わりです。また明日から突き抜けていけるよう日々精進していきます」

■メロニー・ヘウヘス選手のコメント
「(試合を振り返って?)試合自体はとてもいい試合だったと思っています。自分自身も自分ができる限りのベスト尽くしたと感じています。僅差の試合だったと思うんですけど、KANA選手はチャンピオンを倒す、チャンピオンに向かうには気持ちが足りなかったんじゃないかなと感じています。というのは、前回私がベルトに挑戦した時はKANA選手から2回ダウンを取っています。チャレンジャーとしてくるんだったらもう少し出てくるべきじゃないか、と。(1勝1敗となったがリマッチは?)もちろん必ずリベンジというかチャレンジしたいと思います。実際我々は1勝1敗となりました。前回、私が勝って、今回KANA選手の挑戦を受けました。だから、KANA選手も挑戦を受けるべきだと思います。(効いた攻撃はありましたか?)KANA選手は強かったんですけど、効くほどではなかったです」

■KANA選手のコメント
「(試合を振り返って?)まず目がすげえ痛くて、前があんまり見えてないですけど、こんな形になっても勝てて、本当に良かったです。(試合中も右目は塞がっていた?)1ラウンド目にジャブの差し合いでもらって。自分のジャブも当たって、相手のジャブも当たったんで、全部の威力を受けたわけじゃないんですけど、痛くて、。1ラウンド目から視野が狭くなっていたんですけど、このままだったら前と同じだなと思って、本当に最後まで冷静だったのが今日勝てた勝因かなと思います。(ラウンド通じてボディが冴えていましたけど)メロニー選手、ガードが高いので。その下も長いのでボディとローで崩してっていう作戦じゃないですけど、そういうふうに組み立てられたらなあと思ってたんですけど、ボディとローが当たって少しペースは掴めたかなと思います。(終わった時に勝ちは確信した?)自分は延長あるかなと思って、集中切らさずに、3ラウンド終わってももう1ラウンドあると思って3ラウンドを終えました。(右目が見えなくなったのに冷静でいられた理由は?)右目が見えなくなって、1ラウンド目から凄いぼやけてきてたんですけど、左目で本当に相手しか見てなかったんで。今日のテーマは相手だけを見る。なんの感情も持たずに相手だけ見れば、自分の攻撃も当たると思ったので、本当に相手だけを見て、最後まで右目が見えなくても、左目だけで見て、最後まで冷静に闘えたことが勝因ですね。(K-1への発言をしてたが?)本当にベルトを獲って、K-1への発言を絶対したかったんで。それまではチャンピオンベルトを巻くまでは言えなかったんで。K-1が盛り上がっているけど、女子が盛り上がっていなかったら全然意味がないんで、今は女子のK-1という時代を作っていけるチャンスだと思うんで、その時代を自分が責任を持って作っていきたいですね」

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動画

試合情報

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大会名
2017年12月9日(土)Krush.83
日程
2017年12月09日(土)
会場
後楽園ホール
選手
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