match result

試合結果

第3試合/日本vs中国・6対6全面対抗戦・第1試合/Krush -58kg Fight/3分3R・延長1R

    所属ジム
    team NOVA
    天津阿福ファイトクラブ/CFP
    戦歴
    35戦 21勝(9KO) 12敗 1分 1無効試合
    36戦 28勝(5KO) 7敗 1分
    生年月日
    1997.12.3
    1994.12.25
    身長・体重
    172cm ・ 62.5kg
    169cm ・ 57.5kg
    ファイトスタイル
    サウスポー
    オーソドックス
    出身地
    神奈川県三浦市
    中国・河南省
    SNS

review

試合レビュー

 日本vs中国・6対6全面対抗戦の第1試合は“中国の武尊”の異名を取るワンを“スターダスト・レフティ”里見が迎え撃つ。
 1R、ワンはオーソドックスとサウスポーに構えをスイッチして立つ。里見はしかしあまり動じず、左ミドル、左ボディストレートと打ち込む。
 里見はロープ際を左に回っていくが、ワンは左右のフックを上下に猛烈に回転させ里見に迫る。里見はしかし距離を作るとボディを狙ったミドルキック、顔への左ストレート。里見は冷静さを失わず、距離をあけてワンのパンチを回転させない。

 2R、里見は左ミドル、ボディへのヒザ、左ストレートと放ち、ワンが距離を詰めてパワフルな左右のフックを振るってくると、距離をあけてパンチを空転させる。
 パンチを振り回してくるワンにボディへのヒザを狙う里見。ワンがコーナーに詰めて右ストレートと左フックの強打を振るっても里美は逆にボディへのヒザをカウンターで突き上げる。左ボディストレート、ボディへのヒザをさらに打ち込む里見。三日月蹴りも突き刺し、ワンの圧力を鈍らせる。

 3R、里見はジャンプしての二段蹴り式ハイキックを見せ、再び距離を作ってワンにパンチの強打を振るわせない。そして左ミドルを連打。
 ワンはもっと蹴って来いと挑発するが、 里見は距離を作っての戦いに戻る。だが、里見は消耗してきたか、ワンが圧力を利かせて距離を詰めパンチで攻める。里見に放つボディへの前蹴りが効いているか。やや口が開く里見は、パンチに捕まる場面が増えてくる。ヒザを返す里見だが、ワンは止まらない。

 判定は29-29、30-28、30-28の2-0でワン。対抗戦初戦は中国チームが勝利を上げた。

ワンのマイク
「ミナサン、コンニチワ。チュウゴクカラキマシタ。チュウゴクジンデス。ワン・ジュングァンデス。アリガトウゴザイマス! 勝てたのは厳しいトレーニングのおかげだと思います。今日はK-1の世界チャンピオン・武尊選手が来ていますが、私の希望は武尊選手と試合をすることですので、希望が叶うなら、次日本で試合をしたいです。武尊選手、試合をしてくれますか?」
 リングサイドで試合を観戦していた武尊が歩みよりエプロンに立つ。
武尊のマイク
「ワン選手、おめでとうございます。久しぶりにこんなにアグレッシブで気持ちの強い選手を見て、殴り合いしたくなりました。バチバチに殴り合いましょう」

■試合後のワン・ジュングァン選手のコメント
「(試合を振り返って?)今日はコンディションがベストではなかったと思いました。(対戦相手の印象は?)気持ちの強い選手だと感じました。(初めての日本のリングの感想は?)日本の雰囲気、観客や会場の雰囲気はよかったです。ジャッジも公平だった思います(武尊選手については?)とても強い選手なので、世界を含めて対戦相手を探すのは大変だと思います。前に出てくるアグレッシブな選手で、自分もそういうタイプなのでいい試合ができると思います」

■武尊選手のコメント
「(対戦要求をしてきたワン・グンジュアンの印象は?)凄い気持ちの強さと、あれだけアグレッシブな選手はいままで観たことないなと思って。あんなにアグレッシブな選手と殴りあったらどれだけ楽しいんだろうなって思いました。(ワン選手が武尊選手を目標にしているというのは耳に入っていた?)そうですね。前から中国の武尊っていう選手がいる、中国にヤバいヤツがいるって聞いていて。どんな選手なんだろうと気にしてました。(そのヤバさは想像以上だった?)そうですね。今日はKOできてなかったですけど、KOした試合を観たんですけど、相手の攻撃をいい意味で無視して当てるというか。僕もどっちかっていうとそういうタイプなんで。あれだけ出てくれば、相手の攻撃をもらっても利かないだろうし。そういう強さを感じましたね。

(中国の武尊と呼ばれていることについては?)僕が逆の立場だったらむかつくと思うんで。ある意味、ニセモノじゃないですか。向こうもそういう気持ちでいると思うんですけど。でも、試合スタイルやメンタルを観て、中国の武尊だと思いましたね(笑)。(やるならタイトルマッチ?)まあ、そうですね、タイトルマッチをやりたいなと思っていたので。どうせやるならベルト賭けたほうが盛り上がるし、向こうも中国を背負ってくると思うので、やれたらいいなと思いますね。(今日の試合を観て攻略法は?)攻略というよりも、そういう目で観ていなくて。あれだけバチバチくる選手と戦ったらどうなるんだろうという楽しみなほうで観ちゃったんで。楽しみです。(ワン選手が日本語でコメントする姿勢については?)僕とやりたかったんだなっていうのを感じました。日本のファンの心もつかんで、その上で対戦表明をしてきたのでやってもいいかなと思いました」

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動画

試合情報

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大会名
2017年7月16日(日)Krush.77
日程
2017年07月16日(日)
会場
後楽園ホール
選手
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