match result

試合結果

第8試合◎スーパーファイト◎K-1 -65kg Fight/3分3R・延長1R

    所属ジム
    K-1ジム総本部チームペガサス
    戦歴
    47戦 36勝(29KO) 10敗 1分
    14戦 10勝(5KO) 4敗 0分
    生年月日
    1993.9.9
    1998.6.27
    身長・体重
    172cm ・ 70.0kg
    173cm ・ 0.0kg
    ファイトスタイル
    オーソドックス
    オーソドックス
    出身地
    ブラジル・パラナ
    東京都足立区
    SNS

review

試合レビュー

平本は大応援団の声援、木村はファンの大歓声をさらに煽って大きくして入場。

1R、平本はガードを顔の前で固くして右ローを打ち付けていく。しかし木村はジャブから鋭い左フックを放って探る。平本はこれを当てさせず右前蹴りを返す。木村はさらに鋭い左フック。木村は右フックがブロックされると左ボディフック。平本がジャブを伸ばしてくると木村は右クロスを合わせる。プレッシャーを掛けて平本を追う木村。平本はロープを背負う。木村はさらにコーナーへ追い詰め、右クロスから左フックを打ち込み平本の足をフラつかせる。左右のフックをブンブンと振るう木村だが大振りに過ぎ当たらない。しかし木村は左ボディフックをめり込ませ、右ストレート、左フックとさらに襲う。だが、平本はこれをブロックで弾く。最後は木村の右ストレートの直後に平本が左フックを返して終了。

2R、木村は1R同様プレッシャーを掛けていく。平本はロープを背負うが右ミドル。平本が左フックで出て来ると木村はこれを横にかわして右ストレート。さらにカウンターの右クロスを打ち込む木村だが、平本も直後に左フックを返す。木村は左フックから右ストレートの連携で入り、左フックをさらに繋げる。平本はこれに倒れるが、これは木村の腕の内側に巻き込まれた形でダウンとならず。

平本は木村のプレッシャーが強いか蹴りが出ない。しかし自らフックを振るって出ていく。木村も前に出返し、平本はロープ際から出ようとするが、そこへ木村はカウンターの左フック。これで遂に平本にダウンを与える。しかし立って再び続行に臨んだ平本は木村に右ストレートを当てる。

3R、両者ハグをを交わしてから試合開始。木村はジリジリと出て平本をコーナーに詰める。木村はそこへワンツーを放って切り込む。続いて平本に左・右とボディフック。平本もショートストレートを返すが、木村は素早くバックステップして当てさせない。木村は右フックから左フックと振るうが、平本はこれを当てさせず、体を入れ替えて逆に木村をロープに詰め連打をまとめる。木村は左フックから後の右ストレートがよく伸び、平本をとらえる。しかし、平本は被弾しても闘志を落とさない。平本がワンツーで切り込むと、木村はこれを見切ってかわし、左フック、右フックとカウンターで狙って終える。

判定は30-27、30-27、30-26の3-0で木村。平本にダウンを与えて勝利した。

試合後、木村はこれまでチャレンジャーだったった自分が若い選手の挑戦を受ける立場となり、押し潰されそうなプレッシャーがあったことを明かしたが、堂々の勝利で前田プロデューサーにリングインを要求。-65㎏王者ゲーオの挑戦者を自分にするよう迫ると、前田プロデューサーも「タイトルマッチは木村選手で決定します」と了承。木村は「しゃー!」と歓喜の声を上げると、「みんな応援よろしく」と続け、拍手と歓声の中、リングを降りていった。


■試合後の平本蓮選手のコメント
「(試合の感想は?)今日は調子もよくて、いろんな人に支えられて、このリングで戦えたことを感謝しています。今日は負けてしまったんですけど、もっとしっかり練習して、次やるときは絶対に勝ちたいと思います。
(対戦相手の印象は?)戦う前はもっと実力差があると思ったんですけど、練習していってドンドン自信もついていって。いろんな人の思いを背負って……ホントに悔しいです(涙)。
(手ごたえはありましたか?)3Rにパンチが効いて、手ごたえはつかめたので、次やるときは勝ちます。
(3R始まる前に抱き合ってましたが?)あまり覚えてないんですけど、最後いい試合しようって言われたんだと思います。
(ダウンした瞬間のことは覚えてますか?)覚えてます。でも、今回は自分の作戦どおりいけなかったですけど、打ち合ってもいける自信を得たので、次は勝ちたいと思います。
(もう少し蹴っていくと思いましたが?)いろんな作戦があったんですけど、木村選手のパンチをもらってみて、自分のパンチでもいけると思っていって、ああいうかたちになってしまったので。また、自分のパンチも鍛えて、真っ向から打ち合っても勝てるように練習したいと思います
(大きな声援は聞こえましたか?)みなさんのお陰でこの舞台に上がって試合できたので、次やるときは恩返ししたいと思います」

■試合後の木村“フィリップ”ミノル選手のコメント
「(試合の感想は?)いままでにないテーマというか、特殊な重圧を背負って、初めてこんな気持ちで試合したんですけど、これがK-1を背負う宿命なのかと思いますね。完璧に乗り越えてはないですけど、新しいストーリーの幕開けとしては課題も残って、いい感じかな、と。ちょっと悔しい気持ちもあって、すぐ練習に取りかかろうと思うんですけど。こうして平本選手と組まれた理由を理解して、だからこそああいう試合をしたんですけど、スポーツとしての試合をすればまた違う展開になったと思いますけど、俺はそんなことするつもりはサラサラないし、K-1を背負う一人の人間として、あれが俺の出した正解だと思うので。すいませんでしたって感じですね。
(蹴りは使わないと考えていた?)そういうことじゃなくて、倒すためのプランを立てたうえで、蹴りが必要であれば使っていきますし。もちろん、蹴っていくのが必ずしも正しいというわけでもなくて。それはいちファイターとしての作戦ですね。
(今回の試合はvs自分でしたか?)そうですね。平本選手対策をしてどうこうというのはなくて、ただ自分がもう一段階上の選手になるトレーニングをしてきて。ああいう試合ができるのは正直悪いことではないので、あんな試合できるのは俺くらいしかいないので。魔裟斗選手が引退したいま。、ああいう試合できるのは自分くらいかなって思いますね。
(悔しい部分というのは?)倒しきれない部分や、試合内容ですね。ひとつのテクニックとしてミスがあったなと思いますね。エンターテインメントとしては正解の試合だとは思うんですけど、格闘技としてはミスも多かったなと思いますね。
(ゲーオ戦については?)俺もさらにレベルアップしてないと倒されちゃうと思うので、11月は最高に仕上げて、人生その一日だけを生き抜くためにトレーニングします。これから格闘技界を背負っていきたいと思うし、11月に全人生を注ぎたいと思います。楽しみにしてくれたら幸いです」

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動画

試合情報

BRAND
大会名
2015年9月22日(火)K-1 WORLD GP 2015 ~SURVIVAL WARS~
日程
2015年09月22日(火)
会場
後楽園ホール
選手
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