8月30日(日)後楽園ホールで開催される「Krush.191」の[第10代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]に出場する齊藤龍之介選手のインタビューを公開!
──今回はフェザー級に階級を上げて3戦目になりますが、ここまでの2戦はどうでしたか?
齊藤 バンタム級とかスーパー・バンタム級とかの時よりは、自分の体感的には調子いいというか、合ってるなという感じがしてます。減量も、別に楽ではないんですけど、スーパー・バンタム級の時よりは多少無理なく水抜きとかもできるぐらいなので。
──特に前回、4月の永坂吏羅戦はいい勝ち方でしたが、今振り返ると?
齊藤 最初、永坂選手の勢いでダウンさせられちゃったんですけど、諦めなかったっていうのももちろんあって。スーパー・バンタムの時はKOもなかったんですけど、フェザーに上げてパンチ力とかも上がった自信があったので、自信持って行った結果倒せて、余計に自信にはなりましたね。
──そこから今回は王座決定トーナメントにエントリーされて、いい流れで来ているんじゃないですか?
齊藤 自分としては、石田選手がKrushのベルトを返上するとは思ってなかったので、あと何戦か地道にやってタイトル行けたらいいなと思ってたんですよ。4人のトーナメントだったら、自分はギリギリ選ばれるか選ばれないかのラインにいるかなと思ってたので、前回の試合内容を評価してもらったのかなと、自分では思ってます。
──その準決勝の相手が橋本雷汰選手です。練習で対策もしっかりやってきたと思いますが、今の時点では、一番どういうところに気をつけて闘おうと思っていますか?
齊藤 雷汰は、自分がフェザーに上げてやってきた倉田永輝選手とか永坂選手に比べると、言っちゃえば「これが怖いな」っていう一発とかはないなと思ってて。だけどフェザーのトップ選手、石田龍大選手とか、斗麗選手とかとも延長まで行ったりしてるので、やっぱり対峙してみないと分からない強さがあるのかなとは思ってます。だからとりあえず対峙してみてどう感じるかっていうところですね。
──では作戦も、そこまでガッチリ作ってるというわけではない?
齊藤 作戦とか対策は会長とコーチとやってきてはいます。ただ、その対策を立てる時も、「橋本はこれが危ないから」とかじゃなくて。特に油断してるとかではないんですけど、危ない攻撃はそこまでないからということで、相手の攻撃に合わせて対策するんじゃなく、自分から作っていくような対策をしてきたので、それを試合で出せればという感じですね。
──先ほども「雷汰」と呼んでましたが、以前から親交があるそうですね。
齊藤 はい、友達ですね。直接遊んだりとかはないんですけど、試合会場とかで会ったら普通にしゃべる仲です。こういう風に仲がいい人と試合するのは初めてなので、試合の時はそういう特別な感情とかをしっかり捨てて臨みたいなとは思ってます。
──もともとは階級が違ったから、ということもあったんですよね?
齊藤 そうですね。自分はもともとバンタム級でやってて、雷汰はずっとフェザーでやってたので、当たることもないだろうと思って。だけど、永坂選手に勝った後あたりに、あと1、2戦したら、もしかしたら当たるかもなあとは思ってて。まさかこんな王座決定トーナメントっていう形でオファーが来るとは思ってなくて。だから断ろうにも断れないなと思って、受けました。
──そんな間柄ですが、最終的にはどう勝とうと思っていますか?
齊藤 雷汰の試合って、KOのイメージはそこまでなくて。けっこう接戦で判定になって延長に行くとか、そういうイメージがあるんですよね。そういう雷汰の闘い方に巻き込まれずに、最終的にはやっぱりKOしたいですね。
──勝てば決勝が待っているわけですが、会見でも言われていたように、やっぱり倉田選手にリベンジしたいですか。
齊藤 そうですね、自分の気持ちとしては倉田選手にリベンジしてチャンピオンベルトを巻きたいなとは思ってるんですけど……自分の予想というか……では、松本選手が勝ち上がってくるかなあと思ってて。
──松本選手の勢いや強さという点ですか?
齊藤 そうですね。シンプルに強いなと思うので。だけど、今はもちろん準決勝のことしか、考えてないです。
──しかし階級を上げてわりとすぐにこのタイトルのチャンスが巡ってきて、かなり自分の中でも気合いが入っているんじゃないですか?
齊藤 はい。6月から1ヵ月間、タイに修行に行ってたんですけど、その練習のホントに最終日に会長から連絡が来たんですよ。その後、帰国するまで2~3日は観光してたんですけど、その観光中もやっぱりずっと頭の片隅にはその試合のことがあって。それで余計に気合いが入ったし、試合が決まってない期間もタイでしっかり練習してたので、すごくタイミングがいいなあとは思ってましたね。
──タイでの練習で一番得られたものというと?
齊藤 タイは5回目ぐらいなんですけど、やっぱり日本人1人で行ってたので、ハングリー精神というか、そういう気持ち的な面はすごく鍛えられたなって、自分では思いますね。
──今回の王座決定トーナメントもそうですが、K-1とKrushを含めて、フェザー級王座戦線がいろいろと活発に動き出しています。今は目の前の試合に集中という話ではありましたが、王座が絡む試合は気にはなりますよね?
齊藤 そりゃあ、気にはなりますね。自分もこのトーナメントで勝ってKrushのチャンピオンになれば、K-1のタイトルにも絡んでいけるようになると思うので。モチベーションもすごくありますし、ガンガン行きたいので、ここでチャンピオンになるかならないかは、大きな分岐点になるんだろうなとは、自分でも思います。
──その第一歩としても、今回の試合は大事ですね。 そして、ジムにベルトをという気持ちも強いのでは?
齊藤 はい。ドージョー☆シャカリキでプロの団体のチャンピオンベルトを獲ったら、初になるんですよ。先輩の隆聖という選手が、Krushのタイトルに3回ぐらい挑戦して獲れなくて、それ以降、プロのベルトもないので。しかも今年はジムの20周年ということもあるので、何かいろいろ運命的というか。ここで自分がチャンピオンになってベルトを獲れれば、会長含めてジムのみんなも喜んでくれると思うので、自分のためだけじゃなく、周りの人たちのためにも優勝したいなと思いますね。
──では最後に、改めて今回の試合とトーナメントに向けての“決意”をいただけますか?
齊藤 このトーナメントで、今後の自分の人生が変わってくると思ってます。もちろん、今は準決勝で勝つことが大事ですけど、やっぱりベルトを獲れば、自分の周りの人たちも喜んでくれて恩返しになると思うので、しっかりチャンピオンになって、茨城にベルトを持ち帰ってきたいなと思います。
──分かりました。ありがとうございました!