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「Krush.190」7.25(土)後楽園 <インタビュー>黒川瑛斗「いつまで金子と璃明武がベルト持ってんの、って話じゃないですか。僕が全部グッチャグチャにしてやろうかなと思ってるので、そこは楽しみにしててほしい」

7月25日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.190」の[メインイベント(第9試合)/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R]に出場する黒川瑛斗選手のインタビューを公開!






──前戦、4月の芝宏二郎戦は残念な結果でしたが、あの試合を今振り返ると?


黒川 7月のK-1福岡大会もあったし、自分的にはあそこで勝って、チャンピオンの石井一成君に対して「K-1のタイトルに挑むのは俺しかいないだろ」って言おうと思ってたので、あの結果にはすごく落ち込んだし、いろいろ考えましたね。落としちゃいけない試合を落としたかなと思って。ただ逆に言うなら、K-1バンタム級のベルトを前々回、石井君に挑戦したけど逃して、直近何試合かは減量もキツかったので、もう階級を上げようかなとかも考えてたんですよ。石井君に負けた後、すぐのタイミングで。


──そうなんですね。


黒川 だけど、自分の立ち位置も考えたんです。Krushのベルトも巻いて、バンタム級でおいしい思いもたくさんしてきてるわけじゃないですか。そういう過去に囚われていたというか、それでまだバンタム級でやろうと思って、前回、芝選手に負けたんですよね。試合中の自分の体調的とか、練習過程でもバンタム級の限界を感じる部分はあって、それが前回の試合の結果を通して、より「もう俺、バンタムでは限界なんだな」と思って。だから今となっては、階級を上げるのはこのタイミングしかないのかなとは思いましたね。


──だいぶ前から、減量はキツかったんですね。


黒川 そうですね。初防衛の大夢戦(25年3月)……いや、何ならその前、白幡裕星君とやった時(24年10月)もすごくキツかったし。計量の1週間前のランニング後に血尿が出たりもしたし、直近3~4試合は、もうずっとキツかったですね。それでも、落ちるのは落ちるし、落ちれば勝てていたし、パワーも違ったので、スーパー・バンタム級はあんまり考えてなかったんですよ。でも逆にそれで削りすぎて、自分のパワーだったりが 出し切れてないなら本末転倒だし、本当にこのタイミングなのかなとは思ってますね。


──では今は、その分気持ち的にも体調的にも万全で臨めるという感じですか?


黒川 そうですね。すごく楽しみで、自分でも「どこまでできるのかな」というのもあるし。デビューした頃の気持ちをすごく思い出しますね。減量もそうですし、何より試合までの練習の過程がすごく充実してるなと思いました。やっぱり前回までは、減量のための練習になっていた部分が少なからずあって、試合に向けて100%の練習ができてるのかなという疑問はすごくあったので、そこが変化してメンタル的にも安定していますし、この差はすごく大きいのかなと思いますね。


──今回は階級アップ初戦で橋本楓汰選手との対戦です。どういう部分を警戒していますか?


黒川 彼は今、7連勝中とかで勢い的な部分が一番乗ってるのかなと思うし、そこが強みにもなってるんじゃないかなと思いますね。POWER OF DREAM(POD)の選手なので、パンチが上手で、PODらしさというか、強みの部分が生きてる選手だなとは思います。でも、そんなに何かを警戒してるというわけではないですね。とにかく自分の動きとか、スーパー・バンタム級でどんなもんなのかというのが楽しみです。


──では、どういう試合にしてどう勝ちたいと思っていますか?


黒川 今回は久々のKrushだし、メインイベントだし。僕自身、メインは3回目なので、メインの締め方とか、Krushがどうあるべきかというのはよく分かってるつもりだし、1個下の階級ではありますけど、仮にもKrushのベルトも巻いてたわけだし。だから、そこを見せようかなと思います。「Krushっていうのはこういうもんだよ」というのを、相手にも、見に来てる人たちにも見せようかなと思ってますね。


──このところ、Krushの存在が問われている感じもありますよね。その中で「Krushらしいメイン」というのは、黒川選手の中ではどういうイメージですか?


黒川 いやもう、「Krush」という団体名、そのままかなという感じですね。それを見せるだけかなと。今までKrushで、そういうものを見て育ってきたんで。Krushを作り上げてきた人たちにそういう背中をいっぱい見せてもらってたし、そういう人たちに囲まれて生きてきたんで。今は僕も、逆にKrushを作っていく側にいると思うし、前回、6月の大会がなくなったというタイミングも含めて、いいタイミングなのかなと思うし。ここで僕自身もそうだし、Krush自体の真価も問われると思うし。そこを全部見せようかなと思ってますね。黙って俺の試合を見とけよって思ってます。


──おお!


黒川 K-1と統合するとか、Krushをなくすとか、そういう意見が出るのもしょうがないと思うけど、黙って俺の試合だけ見とけよとは思いますね。あと何日かして、7月25日になれば分かると思うし、Krushをどうこうするっていう意見を全部、吹っ飛ばしやろうかなと思います。


──そして、スーパー・バンタム級という新たな階級に挑んでいく意気込みはどんな感じですか?


黒川 今回勝って言いたいこともいっぱいあるんですけど、一番簡単に言うと、やっぱり、「この新生K-1は誰が作ってきたの?」っていう話じゃないですか。それはやっぱり武尊さんで、その武尊さんがK-1で一番最初に獲ったのがスーパー・バンタム級で。そこから武居由樹選手だったり金子晃大選手が出てきたり、金子選手とライバル関係にあった玖村将史選手とか、いつの時代もK-1のスーパー・バンタム級って、日本格闘技界の話題の中心にいたと思うんですよ。K-1のスーパー・バンタム級があって、他の団体がある、他の格闘技が存在してるという認識だし、その中で金子選手がもう5年ぐらい、ずっとチャンピオンでいるわけじゃないですか。


──確かに。


黒川 そして切磋琢磨していく場所であるKrushでは、チャンピオンの璃明武選手が4年ベルトを持ってる。やっぱり変わり映えがないし、いつまで金子と璃明武がベルト持ってんの、って話じゃないですか。それだけ時代を変えられる選手がいないし、流れを変える力のある選手が出てきてないっていうのが、K-1スーパー・バンタム級が衰退していった一番の理由なのかなと思うし。僕はその黄金時代を取り戻したいなと思っているので、僕がこの階級で絶対的な存在になろうかなと思って階級を上げてきました。K-1の考えとかもいろいろあると思うんですけど、僕が全部グッチャグチャにしてやろうかなと思ってるので、そこは楽しみにしててほしいですね。


──「俺が来たからには」と。


黒川 というよりは、俺が何しに来たと思ってんだよ、って感じですね、どっちかというと。


──黒川選手自身は、team VASILEUSに移籍して1年ちょっと経ちました。4月には武尊選手の感動的な引退試合があったり、所属選手はそれぞれに活躍していますが、その中の一員としてはどういう気持ちですか?」


黒川 やっぱり、その人たちの背中を見て、追っかけてここまで来てるわけだし、そこに関しては変わらないというか。カッコよくて大きい背中を見せてくれる人たちがいっぱいいるので、学ぶものはたくさんあるし、それを自分の中に落とし込んで、答え合わせするだけかなと思ってます。


──また先日の記者会見では、宮田プロデューサーがメイン・セミの4人から、次の王座に関わる選手を選ぶ可能性が高いと発言していました。そこに関して、他の3人に対して思うことは?


黒川 宮田さんが言ってたのは、今は璃明武君が持っているKrushのベルトの動向だと思うんですよ。でも僕からしたら、Krushは別にそいつらでやっとけよ、と思ってるんで。今回はメインベンターとしてKrushを見せるし、だからこそ、この試合で勝った方が、それを引っさげて9月のタイトルマッチで勝った方、その時のK-1チャンピオンにやっていいだろうと思ってます。璃明武君どうこうというよりは、今回勝った選手はK-1のスーパー・バンタム級の一番てっぺんに挑んでいいと思っているので。


──なるほど。


黒川 もちろん自分がそれを見せるつもりだし、それはさっきも言った通り、スーパー・バンタム級の選手たちが軒並み金子君と璃明武君に負けてるからそうなってるわけで。逆に僕は階級を上げてきたばっかりだし、金子君とも璃明武君とももちろんやったことがないし。たぶん、俺がこういうことを言ったら、今スーパー・バンタム級にいる選手たちがいろいろ言ってくると思うんですよ。「俺とやれ」とか「俺を通っていけ」とか。いや、お前らが上に負けてるから、こんなことになってんだろ、っていう話なんで、俺からしたら。お前らが変えられなかったスーパー・バンタム級を変えてやるよ、って感じなんで。じゃあ、うるせえヤツらは別に、俺がK-1チャンピオンになってから挑戦者として指名してやるよ、って話なんで。


──では最後に、改めてこの試合に向けての“決意”をいただけますか?


黒川 今回から階級を上げるってことで、新しくなった黒川瑛斗というものを見せようと思ってるし、またゼロから復活しようかなと思ってるので、そこに期待しといてほしいですね。


──分かりました。ありがとうございました!
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