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金子晃大「反省襟足」池田幸司「55kgを全部ぶっ壊す」、永坂吏羅失格で不戦勝の大久保琉唯「いつかやろう」=5.31K-1 BEYOND前日計量&会見

 5月30日(金)都内にて、明日に開催を控えた『K-1 BEYOND』(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)の公開計量と前日記者会見が行なわれ、3部構成の1部では金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM) vs.池田幸司(ReBORN経堂)、大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER) vs.永坂吏羅(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) の4選手が登壇する予定だったが、永坂が計量不参加だったため、3選手参加の会見となった。

※なお、永坂は計量時間の到着遅れで規定体重100gオーバーも時間内に来れなかったため、大久保の不戦勝。永坂の不戦敗となった。明日の大会は大久保がエキシビションマッチで登場を予定。

 3名の詳細と会見コメントは以下の通り。
◎スーパーファイト/-56kg契約/3分3R・延長1R
金子晃大(日本/K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)
vs
池田幸司(日本/ReBORN経堂)

 金子は昨年7月のK-1-55kg世界最強決定トーナメント一回戦でカン・メンホンからKO勝ち。9月の準決勝は璃明武から判定勝ち、決勝では大久保琉唯をKOで仕留め世界最強トーナメントを優勝した。12月はアスランベック・ジクレーブからダウンを奪い判定勝利、25年2月はマノリス・カリスティスを下し12連勝を記録している。

 池田は昨年7月の晃貴戦からKrushバンタム級王座を返上し、スーパー・バンタム級に階級を上げ。階級変更初戦となった晃貴戦はKO勝ちも、9月は永坂吏羅とダウンの奪い合いとなり、KO負け。12月は鬼山桃太朗を下して再起も、25年3月は璃明武に延長判定負けを喫し巻き返しを狙う。

■金子晃大のコメント

――意気込み。

「明日、僕がリングに立てることを、周りでサポートしてくださっている方々に感謝しながら戦っていきたいと思います」

――肩の筋肉の張りが素晴らしかったが、本人の仕上がりは順調だったか?

「そこは、そんなに意識していませんでしたけど、今回は計量の時間が違ったのでそう見えたのかもしれない」

――時間が変わると影響ある?

「回復の時間があったということです」

――池田選手と向かい合ってみて、どんな印象だったか?

「とくに前回の会見で並んだ時と変わらないです」

――今回、計量オーバーが目立っていたが。

「計量は何があるのか分からない。僕は絶対にしないというのも分からない。そういう緊張感は、みんな持っていると思うし。それに対して僕から言えることはないです」

――いつもとヘアスタイルが違うが、テーマは?

「反省ですね。あのー騒がせてしまったので、反省襟足です」

池田「ヤンチャになっているやん」

――明日、どんな試合をみせたいか?

「相手もそうですけど、しっかり僕がリングに上がって、やってきたことがみんなに届けばいいかなと思っています」

■池田幸司のコメント

――意気込み。

「金子選手を倒すためにニュースタイルを作り上げ来たので、明日はチャンピオンを狩りたいと思います」

――相手の印象。

「今日、向かい合ってみて、やっぱりオーラありますし、身体も出来上がっているし強さを感じます。でも、金子選手が作り上げてきた55kgを全部ぶっ壊すつもりで身体で当たって勝ちに行きます」

――金子チャンピオンのベルトを見てどう思ったか?

「さっきから(ベルトを)チラチラ見てしまって。2本って凄いですね。ここは大チャンスだと思って頑張ります」

――不利な予想が多いことについて。

「相手の強さをしっかり理解しているので、それに合わせた試合をしっかりしてきたので。最強を想定しているので、何が来てもビックリしないので問題ないです」

――明日、どんな試合をみせたいか?

「勝つというところ。どういう勝ち方でもいいから、勝たないと始まらない」
◎-56kg契約/3分3R・延長1R
大久保琉唯(日本/K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)
vs
永坂吏羅(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※永坂が計量不参加のため失格となり、大久保の不戦勝となった。

 大久保は24年9月にK-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント準決勝で玖村将史から判定勝ち、決勝は金子晃大にKO負けを喫して準優勝となった。24年12月の璃明武戦は判定勝ちを収め、タイトル戦線に浮上。25年2月は総合格闘家の竹見浩志郎から初のKO勝ちを奪い2連勝中。

 永坂は全日本テコンドー選手権大会2連覇&MVP受賞で、2018年11月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦。2戦目で璃明武に敗れるも、20年3月の“狂拳”迅をKOで再起。23年7月のKrushスーパーバンタム級タイトルマッチで王者・璃明武に挑むも、判定負け。9月のK-1では池田幸司とダウンを奪い合う激闘を繰り広げ、KO勝ちとなった。25年2月の石田龍大に判定負けも、レオナ・ペタスの反乱軍RibelLionに入り大久保琉唯を批判して話題になっていた。

■大久保琉唯のコメント

「まずは明日、多くの人が楽しみにしていた永坂選手との対戦だったんですけど、試合がなくなったことでいろんな人に迷惑というか、申し訳なさがめちゃくちゃあります。正直、いま正確に何を言えばいいのかわかっていないんですけど、試合に向けてたくさんの人が協力してくれて。注目度のカードがなくなったことは、本当に残念です。プロとして計量がもしクリアできていなくても、決められた時間内にくるのは大事なことだと思います」

――これまで永坂選手からの挑発があり、今回の計量オーバー。どんな思いがあるか?

「メディアの仕事だったり、いつもの試合より多かったのかなと思いますし、ファンの人もめちゃくちゃ楽しみにしていた試合だったのかなと。正直悲しいなという感じです」

――永坂選手に言いたいことは。

「計量オーバーは、先ほど金子選手も話していましたが、僕も100%クリアできる保証は一つもない。オーバーする可能性もある。でも時間内に来るのは、物凄く重要かなと思います。来ないだけで失格になってしまうので、とても悲しいこと。先ほどXで永坂選手が引退すると呟いていましたけど、今回、一緒に盛り上げてきたという自負もある。引退はしないでほしいなと思います」

――明日のエキシビションマッチは。

「とくには決まっていないですが、しっかり作り上げていきたいです」

――もしも永坂選手と再戦の機会があったら?

「再戦をやりたくないのはない。今日もしっかり作り上げてきたので、いつかやろうというのはあります。2人で盛り上げてきたので」
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