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「Krush.175 ~in OSAKA~」5.18(日)大阪 <インタビュー>大利賢佑「ここで名のある近藤選手に勝って、"大阪に大利あり"という感じで自分の名を轟かせたいと思います!」

 5月18日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館第2競技場)で開催される「Krush.175 ~in OSAKA~」の[Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R]に出場する大利賢佑選手のインタビューを公開!






──今回、プロ5戦目にして、Krush大阪大会のセミで近藤魁成選手との対戦となりました。最初にオファーを聞いた時はどう思いましたか?


大利 いや、ビックリしましたね。僕も「次はこの選手かな?」というのを5人ぐらいピックアップして予想してたんですけど、その予想の斜め上を来た感じでした。でもありがたいなと思って、「来たか!」という気持ちになりました。


──デビュー2戦目から3連勝で、直近の吉川諒戦を含めてKOも2つ。いい形で来れているのは、何が理由だと思っていますか?


大利 自分で攻撃力はあるなと思っていて、あとは技の多彩さが他の選手より優れているのかなと。今の僕らの階級あたりで、器用にいろいろ蹴ったりできる選手は少ないかなと思っているので、その中でより突き抜けていきたいなという感じですね。


──その多彩さというのはどうやって磨いたものなんですか?


大利 3歳ぐらいからずっと空手をやっていて、キックボクシングをやり始めた高2までは空手漬けの日々やったんで、そこで培われた技術が大きいのと、小さい頃からやっていたので蹴りとかに対しての反応速度が速いのかなと思います。


──空手からキックをやろうと思って、ALL-WINに入門したんですね。


大利 はい。高校生の時は淡路島の下の方の南あわじ市に住んでたんですけど、その頃からALL-WINに通っていました。片道2時間以上は絶対かかるし、橋を渡らないといけないから、電車代とか込み込みで片道3000円ぐらいかかるんですよ。だから通うのはけっこう大変でした。


──ですよね。


大利 平日は学校があるので、金曜の夜にALL-WINに行って練習して、その晩は西成の方で1000円ぐらいで泊まれる宿に泊まって、土曜にまたALL-WINに行って、せっかくやから2回練習して淡路に帰る、みたいな感じでやってました。


──それはすごい! そこまでしてでもALL-WINがよかったんですね。


大利 その頃のALL-WINは、安保瑠輝也さんを筆頭に弘輝さんとか、プロ選手が10人ぐらいいたんですよ。だから高校の頃は行くたびにボコボコにされてたんですけど、瑠輝也さんとかには純粋に憧れてましたね。


──高校を卒業後は大阪に引っ越したんですか。


大利 はい。そしたら突然デビュー戦(2022年10月)の話が来ました。児玉兼慎選手の相手が欠場になって、試合10日前にオファーが来たんです。児玉選手は格闘代理戦争に出ていて魔裟斗さんの評価もあったし、けっこう名前があったんですけど、「いい相手やな」と思って受けました。


──実際に戦ってみて、どうでしたか?


大利 やっぱり、体が強いなと思いました。軸がしっかりしてるから、パンチとか蹴りとかも重いんですよ。プロ一発目の試合で、ヘッドギアとかもないし、キックで生で蹴られるのも初めてでしたし、素直に強いなと思いました。でもその後の試合では「あ、これより強いのを知ってるぞ」と思えたので、あそこでいい感覚を得られたのかもしれないですね。


──そして今回、5戦目でまた強豪ですよね。どう戦おうと思っていますか?


大利 いろいろ試合を見て研究したんですけど、そんなにメンタルが強くないのかなと思ったので、心を折りにいきたいですね。そこが一番突破口になるんちゃうかなと思うので。


──逆に警戒すべきという点は?


大利 ジャブですね。パラメーターのクモの巣グラフがあったとして、全体的にクモの巣が大きいとは思うし、ジャブもすごく精度が高いので、そこは警戒ですね。


──心を折った上で、最後はどう勝ちたいですか?


大利 やっぱり最後はKOしたいです。最初は、映像とか見ても「ああ、穴が少ないな」と思ってたんですけど、いろいろ研究して、倒すパターンもいろいろ自信のあるものができたかなと思います。あとはそれを出すだけなんで、けっこうワクワクしています。


──近藤選手とは180cmで同じ身長なんですね。


大利 はい。前回の吉川選手も同じ180cmで、その前の哲志選手は自分より大きかったんで、けっこう大きい相手が多いんですよ(笑)。だから相手の体格は気にならないですね。


──そして今回、大阪での試合という点ではいかがですか?


大利 去年の10月もK-1大阪大会のプレリミナリーで、今回も大阪なので、地元に近いところで試合できるというのは、やっぱりうれしいです。今回は会場のキャパが限られてますけど、東京での試合よりはメッチャ応援に来てくれます。


──やはり大阪での試合は、より力が出る感じはありますか?


大利 ありますね。ホーム感というか、特別感があります。大阪では大会自体も少ないですし。


──そこで名前のある近藤選手に勝てば、また広がってきますね。


大利 けっこうデカい一歩になるやろなとは思ってますね。来年ぐらいにはタイトルを狙えるような位置に行きたいと思ってるんで、目の前におる相手はどんどん倒していきたいです。そしたら、6連勝、7連勝ってしていくうちに、タイトルが見えてくるかなと思うんで。だから今回は目の前の近藤選手には何が何でも勝たないといけないなと思っています。そして勝ち方にもこだわりたいです。「これはすごいな」と思われるような勝ち方ができる選手って、僕らの階級では最近減ってると思うんで、僕が見せていきたいですね。


──そして、ALL-WINで全勝すると。


大利 それを想像するだけで、最高ですよね。みんなで勝ちたいです。僕が夜の部のセミなので、3人の中で一番最後になるんですけど、他の2人が勝ってくれると信じてるんで。


──ジム内でも、かなりいい雰囲気で練習できているのでは?


大利 高まってますね。みんなで同じ日に試合というのはないので、ホントにいい雰囲気です。ここでみんなでいい勝ち方ができれば、僕らにとってもそうやし、ジムにとってもターニングポイントというか、大事な一歩になると思います。


──では最後に、改めて今回の試合への“決意”を教えていただけますか?


大利 ここで名のある近藤選手に勝って、「大阪に大利あり」という感じで自分の名を轟かせたいと思います!


──分かりました。ありがとうございました!
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