12月8日(日)後楽園ホールで開催される「Krush.169」の[Krushフェザー級/3分3R・延長1R]に出場する啓斗選手のインタビューを公開!
──今回、相手が橋本実生選手だと最初に聞いた時は、どう思いましたか?
啓斗 もともと53kgの選手だったので、「2階級も上げてくるんや!」と思いました。それもあるし、しばらく出てなかったので、試合することになるとは全く考えてなかったので。
──橋本選手は試合自体が3年ぶりになりますが、対策としては以前の映像などを見てという感じですか?
啓斗 いや、対策はそんなにしないですね。向こうも似た感じのタイプだし、「対策はしない」みたいに言ってましたけど、まあ、してくるやろうとは思ってるんですけど……自分は、自分が強くなる練習をしてきた感じです。
──では、警戒するべきというところもそんなにない?
啓斗 下の階級から上げてきていて、スピードはあると思うので、そこは警戒ですね。1Rから集中して、気を抜かずにやっていこうと思ってます。
──どう戦ってどう勝ちたいですか?
啓斗 KOで勝つ、それだけですね。いつも通り、1Rからガンガンいきます。
──確かにここまで、勝ちは全部KOですからね。Krush-EX初戦は黒星でしたが、ここまでの自分の戦いはどうですか?
啓斗 Krush-EXの初戦は自分で靱帯を負傷して負けてしまいましたけど、正直、レベルの差とかはそんなに感じなかったですね。そこからは勝ちも負けもありますけど、強い選手とばっかりやってるので、全然問題はないと思っています。
──勝利した試合は全部KOできている理由は、自分では何だと思っていますか?
啓斗 いや、まあ……タイミングじゃないですか?
──思ったより謙虚な答えですが(笑)。
啓斗 そんなオラオラじゃないんで(笑)。ただ、倒すことについての自信はありますよ。倒しにいくスタイルなので、どのパンチでも当たったら倒れるかなという自信はありますね。それにプロとして、お客さんはせっかく高いお金払って見に来てくれてる、地方から見に来てくれる人もいると思うので、しょうもない試合はできないですからね。他の選手を応援しに来た人で僕の試合を見てファンになってくれる人もいると思うし、そのためにも倒しにいってナンボかなという感じですね。
──今回は橋本選手のスタイルからしても、倒し合いに……
啓斗 なると思いますね。映像を見た感じでは、向こうもストレートなりフックなり、ブンブン振ってくると思うので、噛み合うんじゃないかなと思ってるし、メッチャ楽しみです。
──では相手にブランクがあっても、ガンガン来てほしい?
啓斗 まあ、ガンガン来るか来ないかは性格の問題やと思うんですよね。だからブランクがどうとかは、自分もあんまり気にしてはいないので。試合勘とかは、向こうはちょっと違うかなとかあるかもしれないですけど、小っちゃい時から格闘技をやっていて、そこは変わることもないと思うので、楽しみですね。
──橋本選手は「格闘代理戦争」から出てきて、バンタム級時代は注目選手でした。その意味では「オイシイ」という感覚もある?
啓斗 おいしさしかないでしょう、って感じですよね(笑)。向こうは復帰戦で注目されてますし、「ラッキー!」って感じです。
──啓斗選手自身も、上に行きたい、有名になりたいという意識が強そうですね。
啓斗 それはもちろんですね。やっぱり、一番にならんと意味ないでしょう。倒すか倒されるかの試合して一番になるっていうのがいいですよね。
──格闘技を始めた頃から、そう考えていたんですか?
啓斗 20歳で始めた頃は趣味程度だったんですよ。プロになっても、大学を卒業したらやめようかなと思ってたんですけど、そのタイミングでALL-WIN GYMができて、K-1もずっと見ていたので、「ここで本格的にやっていこう」と思って移籍しました。
──特にスタートした頃のALL-WIN GYMでは、いろんな刺激があったんじゃないですか。
啓斗 そうですね。安保瑠輝也君も弘輝君もガンガン上に行っていて、「負けてられへんな」と思いましたし、今も追い越したいと思っています。そのためにも、今回の試合はかなりモチベーションが上がっています。
──モチベーションには左右されやすいタイプですか?
啓斗 別にそういうことはないですね。ただ、早く試合したいというぐらいです。
──ここで勝って、来年はどうしたいですか?
啓斗 来年はベルトを巻きます。Krushにずっと出させてもらってるので、そのベルトを獲って、世界に出て行きたいですね。
──では最後に、今回の試合に向けての“決意”を教えていただけますか?
啓斗 みんなは「応援してください」とかばっかり言ってると思うんですけど、バチバチの試合だけ期待してもらっとったらいいと思います。俺らの試合が一番バチバチになると思うので、期待してください。
──分かりました。ありがとうございました!