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“不沈艦”ストーヤン、MAX優勝候補に名乗り「俺は海人に負けていない!いい準備をして乗り込む」=3.20「K-1 WORLD MAX」

 3月20日(水・祝)に国立代々木競技場第一体育館で開催の「K-1 WORLD MAX」の「K-1 WORLD GP 2024 -70kg世界最強トーナメント開幕戦」で、“執念のラストマン”カスペル・ムジンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)と対戦する“不沈艦”ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)が、決戦前のインタビューに応じた。

 GLORYライト級(-70kg)2位の強豪のストーヤンは、17年に現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利。22年12月に初来日し、RISEのリングでシュートボクシング王者の海人と対戦。互いに一歩も引かない接戦となり、1-2の判定負けを喫したものの、試合後に判定を不服として抗議する場面もあった。オランダの名門Mike's Gymで激しい練習を積み、K-1MAXで世界一を狙う。

 対するムジンスキは、MFC世界-70kg王者でMAX参戦を最後までアピールしたことから“執念のラストマン”と呼ばれる。強烈な左ボディブロー、パワフルな右フックを持つポーランドの強豪だ。
――K-1初参戦となりますが、格闘技を始めた理由を教えてください。

「14歳の時に、ムエタイとキックボクシングのトレーニングを始めた。なぜならば、路上で頻繁に喧嘩が起こる環境で育ったため、誰にも負けたくなかったからだ」

――K-1に参戦することが決まり、どんな心境ですか?

「若い頃、K-1 WORLD MAXを見て、いつかあのステージに立ちたいとずっと思っていた。今、その夢が叶い、K-1でチャンピオンになりたいと強く思っている」

――K-1 WORLD MAXの印象は。

「当時のK-1 WORLD MAXは、ボクシングを除く格闘技の最大の舞台だったという印象だね。イベントも試合も素晴らしいというイメージしかない。 そして、このトーナメントでK-1は、また熱を取り戻すことになるだろう」

――今回の相手は、MFC世界-70kg王者のムジンスキに決まりました。

「どんな相手だろうと、関係ないね。俺はハイキックでKOするのが好きなので、それを見せてやる! あとは、切れ味、スピード、スキルをファンに見てもらいたいね」

――GLORYやONEと比較して、今回のトーナメントレベルをどう思っていますか?

「現時点でGLORYの70 kgは、それほどレベルは高くないと思う。GLORYは、重い階級に強い選手が揃っているからね。ONEはどうかな。5、6人の経験豊富なファイターがいるけど、両組織は16 人トーナメントなんか開催しなかった。つまり、K-1 WORLD MAXこそ、ファンが本当に見るべきものになるはずだ」
――K-1MAXは14年ぶりの復活になります。

「とても素晴らしいと思っているよ。世界中のキックファンがK-1 WORLD MAXを愛しているし復活を待っていたと思うので、戻ってきて嬉しいね」

――あなたは22年に日本で海人選手と対戦して、判定で負けました。試合後に怒っていることを覚えているファンもいると思います。

「あの試合は、審判の誤った判断のせいで負けたと思っている。俺は海人に負けていない。試合直後にそう言ったけど、今でも同じように思っているよ。俺のほうがクリーンヒットが多かったし、ダメージも与えていたからね」

――残念ながら、海人選手はこのトーナメントには出場しないようです。まだワイルドカードが残されているため、仮にGLORY王者のティジャニ・ベズタティ選手がこのトーナメントに出てきたら最大のライバルになりますか?

「ティジャニは良いファイターだ。もし彼がトーナメントに出てくれば、彼とは最も激しい戦いの一つになるだろう。最後にトーナメントでティジャニと戦い、俺が勝った。どんな組み合わせになるのか分からないけど、どの選手も勝者になる可能性はあるね」

――最後に意気込みをお願いします。

「勝つためのスキルとメンタリティを、俺は持っている。いい準備をして、日本へ乗り込むので期待して待っていてくれ!」
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