「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<インタビュー>与座優貴「エークモンコンは今までで一番キャリアがある相手かもしれない。もし相手が守りに入ったとしても、削って削ってピンポイントでトドメを刺す」
――6月K-1横浜武道館大会でアーロン・クラークに判定勝利してからの連戦になりました。試合が決まった時の心境を聞かせてください。
「もともと6月・7月どちらも出たいと思っていたんですけど、6月の試合で納得のいく勝ち方ができなかったし、判定決着だったんで(7月には)呼ばれないと思っていたんです。それでオファーをいただいたんで、6月のリベンジじゃないけど、すぐにやってやろうという気持ちになりました」
――対戦相手のエークモンコンにはどんな印象を持っていますか?
「やっぱりムエタイ特有の間合いの上手さがあるし、スーパーボン選手とも試合していたり、キャリアもある選手なんで本当に油断できないですね。キャリアで言ったら今までで一番ある相手かもしれないんで楽しみです」
――それを踏まえてどんな試合や結果を見せたいですか?
「それは一つ、KOで倒す。そこに尽きますね」
――昨年12月のペットサムイ戦(対戦時のリングネームはエークピカート)に続いてのvsムエタイになったことについては?
「こちらが倒すと言った時にムエタイの選手は上手く戦ってくるので、また上手くしのがれる戦いになるんじゃないかなと思っています。でもそこを超えないとダメなので、vsムエタイというよりは自分との戦い。そこです」
――前回の試合でKOを見せられなかったことが悔しい?
「僕がお客さんに求められているのは勝ち負けじゃないと思っているんで。勝って当たり前だし、じゃあ何が求められるかっていうと勝ち方・倒し方。そこで前回の戦いはチャンピオンとしてダメだったなと思います」
――倒せそうで倒せない試合が続いていると思いますが、ご自身では何が足りないと思いますか?
「足りないというか、削り過ぎてしまっているせいで、相手が倒しに来てくれなくなって…。守り・ディフェンスに入られちゃって、そうなるとなかなか倒せない(苦笑)。でもそれを倒しているのが(野杁)正明さんとかトップ選手と思っているんで。守りに入った相手を倒すための細かいパンチだったりがまだ足りないと思っているんで、そこを前回の試合が終わってから重点的に直してきたので、その成果を見てもらえたらなと思っていますね」
――削り過ぎないようにして倒すというとですか?
「相手にいけるって思わせたところをカウンター気味にだったり、本当に細かい動きですよね。ただ、自分のスタイルを変え過ぎても良くないと思っているので、削り過ぎたところをピンポイントでトドメを刺したり、プラスアルファの部分で今は修正しています」
――ちなみに与座キックに次ぐ必殺技は用意していますか?
「前回の試合が終わってから本当に細かいところを修正していて、パンチを当てる位置、角度、逆に言うと一番難しいところを修正してきました。試合が終わってからまだ1カ月しか経ってないので、完璧ですとは言えないんですけど、良くなっている実感はあるので、そこは自分自身楽しみでもあるところなので、それが結果に繋がってくるところだと思うので、倒します」
――今回はK-1チャンピオンが6選手並ぶ中でどんなインパクトを残したい?
「今回は僕が第16試合、正明さんが第19試合で、前回は正明さんにKOで僕のタイトルマッチに繋いでもらったので、今回は自分がKOしていいバトンを渡せたらと思っていますね」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「6月の試合は判定勝ちという不甲斐ない結果に終わってしまったので、今回こそはしっかりKOで倒して、ファンの皆さんと喜べたらなと思っています」