「K-1 WORLD GP」7.17(月・祝)両国<インタビュー>龍華「この1年5カ月で基礎から自分を見直した。篠原選手がもう龍華とはやりたくないと思うような勝ち方、ちゃんと“強さ”を見せて勝ちたい」
――龍華選手にとっては約1年5カ月ぶりの試合が決まりました。試合感覚が空いた理由はなんだったのですか?
「前回の負け(2022年2月に里見柚己に判定負け)で、一から自分を作り直したいと思って、自分が強くなるための練習に集中していました」
――里見戦で自分が修正すべき点が見つかったということですか?
「そうですね。里見選手に負けるまで8連勝していたので、自分の良くない部分があまり分からなかったんですね。でも里見選手に負けた時に、自分のここがダメなんだと分かって、初心に帰ることが出来ました」
――どんなことに重点を置いて練習していたのですか?
「自分はずっと『こうやって倒そう』や『どういう技で倒そう』という頭で試合をしていて、自分のことを疎かにしていたんです。なので(練習したのは)基礎ですね。新しいことを覚えるというより、今まで覚えたことを一からやり直そうと思いました」
――どういった部分で伸びていると思いますか?
「シンプルに普通に強くなっています。レベルアップしたところを見せられると思います」
――対戦相手の篠原選手にはどんな印象を持っていますか?
「テクニックがある選手だなと思います」
――復帰戦プラスどんなテーマを持って戦おうと思いますか?
「僕は篠原選手の方が格上だと思うので、前回の負けを払しょくすることは出来ませんが、またトップ戦線に食い込んでいけるような試合にしたいです」
――龍華選手が欠場している間にK-1では朝久泰央選手から与座優貴選手に王座が移り、Krushでは先輩の大沢文也選手と里見選手がタイトルを争ったりと、いろいろな動きがありました。その動向をどういう目で見ていましたか?
「あの場にいないことは悔しかったです。あのまま勝ち続けて、自分もそこに絡んでいくつもりだったんで。ただ里見選手に負けてよかったとは言わないですけど、あの試合で伸びていた鼻をもとに戻せたと思うし、1年前よりも強くなることはできました」
――ここからの目標も聞かせてください。
「またライト級のトップ戦線で戦うことがテーマです。そのためにはペチペチやって上手さを見せて勝つようじゃ意味がないし、勢いだけで打ち合って倒すという試合でもダメだと思うんです。ちゃんと“強さ”を見せて勝つというか。篠原選手がもう龍華とはやりたくないと思うような勝ち方をしたいです」